持病を持っている子に対する     生インフルエンザワクチンの使用経験

背景

基礎疾患のある子供は、毎年インフルエンザワクチン(IV)を接種する必要があります。依然として、十分にIVが接種されていない現状があります。この研究は、基礎疾患のある子供たちのために、三次医療機関のインフルエンザ予防接種クリニックでの経験を共有することにあります。

方法

2012年、2013年、2014年の各年の10月から12月に、モントリオール小児病院でインフルエンザ予防接種クリニックを設営しました。注射IV(IIV)と弱毒化された生IV(LAIV)の両方が、患者とその家族に無料で提供すると連絡しました。ワクチン接種時に、両親に事前にパイロットアンケートを記入するように求めました。

結果

3年間のインフルエンザワクチン接種シーズン中に、合計2640人のハイリスクな子供と1912人の家族にワクチンを接種しました。 

ワクチン接種された慢性疾患小児数は以下のとおり
    慢性疾患    LAIV    LAIV禁忌でないがIIVを選択
2012年 631人    69%    
2013年 630人    55%    12/101(11.8%)
2014年 1379人   47%    16/272(5.9%)


保護者が、

●LAIVを選択した         主な理由は、
 針が無いから         49.0%
 痛みが少ないと感じられたため 46.9%

●LAIVを選択しなかった      主な理由は、
 LAIVが禁忌であったため

●LAIVに禁忌でないが、IIVを選択した主な理由は、
 前年度にいやな経験をしたため 11/16

でした。

結論

慢性疾患を患っている子供が、定期的に来院する三次医療機関にインフルエンザ予防接種クリニックを設営すると、慢性疾患の子供のインフルエンザ予防接種が容易になります。 LAIVは、禁忌でない場合、保護者と患者に好まれました。

参考文献

Merckx J, McCormack D, Quach C: Improving influenza vaccination in chronically ill children using a tertiary-care based vaccination clinic: Is there a role for the live-attenuated influenza vaccine (LAIV)?. Vaccine. 2016 Feb 3;34(6):750-6.

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ドクター もっきー

医療の現場に現れる解決困難な家族/社会問題をどのようにしたら解決できるのか考える小児科医

医療

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