私が大学で「教職」を取らなかった理由

私は、早稲田大学や東工大の大学院で教鞭を執る経験をし、博士号を取得していたので大学院教授も長く勤めましたが、実は小学校・中学校で教える資格、すなわち「教員免許」を持っていないので、小・中学校の教諭にはなれないのです。なぜか?大学で、「教職科目」を取っていなかったので。

昨日は「教育は天職」と言いながら、矛盾するのでは?という読者の皆さまの『?』が聞こえてきそうですが・・理由は簡単。教室にいる児童・生徒を40人、平等に愛し、対応するのは無理だと思ったからです(勿論、教育学部が遠いとか、1限,6限に教職科目がある、というのも否定できませんが)。

学校教育では、「えこ贔屓」はご法度です。皆さまご存知のように、教室での授業中、特定の生徒をあからさまに可愛がる先生っていませんでしたか?ああゆうの、不愉快ですよね?まあ、教師も人間なので、そうなってしまうのでしょうが。

しかし!大学・大学院の美子研や学習政策研究所(ドクター美子塾)に集まるゼミ生・院生、生徒様は違います!私のことを慕ってくれ、指導を仰ぎたいと尊敬してくれる方々を愛さない訳ないでしょう!彼らは、誠心誠意尽くし、その成長ぶりが嬉しくて堪らず、彼らもホームページに掲載された写真のように、ゼミでは厳しくても、苦労を共にした仲間達の笑顔は最高です!

受験を迎える生徒さまも、迷ってカウンセリングを受けにいらっしゃる保護者の方にも親身になって、思い切り「えこ贔屓」し、彼らの人生に少しでも良い方向に関わることができたら、こんなに嬉しいことはありません。

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