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極めるとは?

「よし、もうできるようになった(覚えた)!」という【ファーストフェーズ】を経て、その後「あれ?できるようになったはずだがミスってもうた…」という【セカンドフェーズ】をくらう。この【セカンドフェーズ】を種類を変えて概ね3回くらい経験し、その3回をロジカルに理解して改善で来た時【極めのスタンダードレベル】となる。

例えば「1つの英単語を覚えた!」となっても長文中の使い方で「文字の配列は覚えたけど意味が通らない…(読めない…)」みたいなことである。ゴルフのスイングなんかは勉強という2次元の世界ではなく、知識と身体操作を連動させないといけない3D立体操作なので難易度はもっと上がる。

❶知らない
❷知る(覚える)
❸分かる
❹できる
❺極める

❶❷❸はサクっとクリアできても❸と❹の乖離は大きく、❹と❺の距離はメチャクチャに長い。

つまり、極めるとは「できた!」と感じた後の「エラー回数×リカバリー回数」に乗じてレベルが上がっていくということ。これは天才でもバカでも地球人の脳なら同じルートである。

いわゆるセンスがあり、才能ある人は「できた!」と感じた後のエラーがでそうな状況変化を前もって数多く想定し、いざ対峙できた時に柔軟に対応できる人のことをいう。いわゆる、シナリオ思考(想定のチカラ)である。例えば1億円を手にした時、破産するパターンや10億円まで伸ばせるルートを脳内で考える。

もっとセンスがある人は「あえてチョット失敗してみる」という感覚を持っている。ゴルフ練習でシャンクが出た時、多くの人たちは焦って治そうとするがセンスある人は、もう1回、故意にシャンクをだして「ああ、こういう動きしたらシャンクになるんだな」と、ミスという結果ではなく、ミスのプロセスを丁寧に理解して改善して上達の種にしていく。そして、時と場合によって自由にかつ、再現性高く繰り出せるようになると極みのプロフェッショナルレベルに到達する。

まとめ:できた!と感じたファーストフェーズの後、何度か「あれ?できるはずなのに!?」というミス(セカンドフェーズ)を複数回、体験し改善すると極めのルートに入っていく。このクオリティを上げるには「あえてミスをしてみる」という、意図的なセカンドフェーズ体験をするといい。これは何かに似ていないか? そう。システム開発、アプリやソフト開発の手順と全く同じである。出来上がったモノを使いまくってバグを発見、修正したり、パッチを当てて製品の質を高めていく。別の例でいえば本を作る時の校正作業ともいえる。日本人はモノや製品には、こういう考えができるのに「自分の能力伸ばし」となると、楽してしまう不思議がある。年収600-1500万くらいのショボイ安定で進化(開発)を拒否してしまうのである。その安定にしがみつく以上、同調圧力をベースに他人の悪いところを探しながら生きていく【日本の揚げ足取り社会の構成員】となっていく。お前のバグを炙り出して修正をかけ極める人生でいったほうが楽しいし、寿命までのトータルのライフスパンでみると得することが多いのに…。

合掌。




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