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中日ドラゴンズの2024開幕オーダーをセイバーメトリクスっぽく考える

はじめに

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2024年に入り、来季の開幕メンバーがおおむね固まってきました。中田翔選手やアレックス・ディッカーソン選手など期待感のある新戦力も続々と発表され、開幕オーダーがどうなるか楽しみにしているファンの方も多いのではないでしょうか。

というわけで、私も2024中日ドラゴンズの開幕オーダーを予想していこうと思います。ただし、個人の主観で予想しても面白味がないので、本記事ではセイバーメトリクスっぽい視点でオーダーを組んでみようと思います。

まあ正直ドラゴンズの首脳陣がこんなオーダーの組み方を実行する可能性はほぼ0だとは思いますが、一つの考え方としてシステマチックにオーダーを組んだ時にどうなるか興味があったので記事にしてみました。ぜひ最後まで読んで頂けると嬉しいです。

過去の記事で、2023シーズンのドラゴンズの各種データを分析しています。こちらも興味があったらぜひ読んでみて下さい!



オーダーを組む際のルール

オーダーは次のルールに従って組むことにします。

  • 2023年シーズンの成績を使用する

  • 2023年シーズン50打席以上の選手を対象とする

  • 1番打者は最も出塁率の高い選手とする

  • 以降、OPSの高い順に2番→4番→3番→5番以下と配置する

本当は150打席以上に設定したかったのですが、それだと対象選手が13人ぐらいしかいなかったので、かなりラインを下げて50打席以上としています。昨シーズン限られた打席で結果を残した若手選手たちを候補に入れたかったという意図もあります。

まずは守備位置を無視して組んでみる

まずは上記ルールに完全にしたがって、守備位置を無視した形でオーダーを組んでみます。コンバートも含めて柔軟に対応できるのであればその方が好ましい可能性があるためです。とりあえず守備位置は無理やり当てはめています。最終的にできあがったオーダーは以下の通りです。

打順. 守備位置 名前 | 打率 / 出塁率 / 長打率 / OPS

  1.  三 宇佐見 真吾 | .282 / .339 / .354 / .693

  2.  右 細川 成也  | .253 / .326 / .454 / .780

  3.  左 石橋 康太  | .257 / .268 / .429 / .697

  4.  一 中田 翔   | .255 / .306 / .464 / .770

  5.  遊 岡林 勇希  | .279 / .324 / .365 / .689

  6.  二 石川 昂弥  | .242 / .282 / .394 / .676

  7.  捕 木下 拓哉  | .237 / .313 / .345 / .658

  8.  中 大島 洋平  | .289 / .316 / .334 / .650

想像以上にポジションが偏ってしまったため、ショート・岡林勇希が爆誕してしまいました。(ただし筆者はけっこう真面目にショート岡林アリでは?と思っています。が、叩かれそうなので言いません。)

対象打席数を50打席とかなり低いラインに設定したため、3番に石橋選手が入ってきました!限られた出場機会の中でHRや二塁打をバンバン打っていたので、来季の飛躍を大いに期待したいですね!
そしてその石橋選手のおかげで本職キャッチャーの選手が3人もオーダーに入ってしまいました。現実路線、石橋選手は第二捕手として運用したいでしょうし、宇佐見選手はコンバートの可能性が高いのかなと思います。とはいえ、一般的に打力が低くなりがちなキャッチャーというポジションで、これだけ打力のある選手が集まっているのはかなりポジティブな要素です。

全体的に見ると、1番から8番までOPSの数値を大きく落とすことなく(守備位置以外は)バランスの良いオーダーが組めているのかなと感じます。1番宇佐見真吾、現代野球っぽくて私は好きです。

守備位置含めて現実的なオーダーを考える

さて、遊びはこの辺にして、守備位置もできるだけ無理のない形にして組んでみたオーダーが以下です。

打順. 守備位置 名前 | 打率 / 出塁率 / 長打率 / OPS

  1.  左 宇佐見 真吾 | .282 / .339 / .354 / .693

  2.  右 細川 成也  | .253 / .326 / .454 / .780

  3.  中 岡林 勇希  | .279 / .324 / .365 / .689

  4.  一 中田 翔   | .255 / .306 / .464 / .770

  5.  三 石川 昂弥  | .242 / .282 / .394 / .676

  6.  捕 木下 拓哉  | .237 / .313 / .345 / .658

  7.  遊 カリステ   | .233 / .265 / .374 / .639

  8.  二 福永 裕基  | .241 / .289 / .323 / .612

非常に残念ですが石橋選手は控え捕手にまわってもらいました。システマチックに組んだわりに、現実味もありつつかなり面白いオーダーになったんじゃないかと思っています。

宇佐見選手以外はほぼ本職のポジションでオーダーが組めています。木下選手を休ませる場合は宇佐見選手がキャッチャー、レフトに大島選手やブライト選手が入ってくる形が自然かと思います。

実際はここに加えてディッカーソン選手や津田選手などの新戦力もありますし、キャンプやオープン戦で台頭してくる選手もいるでしょう。実際のオーダーが今から楽しみですね。

さいごに

ここまで読んで頂きありがとうございました!本記事は以上になりますが、もしこの記事が面白かった!という方やドラスタを応援してくださる方は、お気に入り等して頂けるとすごく励みになります。また、良ければSNSなどでも拡散して頂けると嬉しいです。多くのファンの方の議論のタネになればいいなと思っています。

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