オープナー制はドラゴンズでも可能か。

2018年のMLBで話題となったのがベーブ・ルース以来の二刀流をとして、活躍した大谷翔平と「オープナー制」だと思う。

オープナー制」は本来リリーフ起用される投手が先発登板し、1,2回の短いイニングを投げたのち本来の先発投手をロングリリーフとして継投する起用法、及びこの際先発したリリーフ投手指す。この戦術は2018年のMLBでタンパベイ・レイズにより採用され、他のチームにも広まっていった。(Wikipedia参照)

このオープナー制を積極的に行った、Tampa Bay Raysのオープナー制を導入する前の防御率は2017年は3.97で オープナー制を導入した2018年の防御率は3.74と改善した。Tampa Bay Raysがオープナー制を導入するとなった経緯は先発陣の層の薄さをカバーするためにという、厳しい台所事情だったからだった。Tampa Bay Raysで計算できるのは右腕クリス・アーチャーら3人だけのみで、この3人が先発で投げない試合に限り、状況に応じてこのオープナー制を導入した。ちなみに中日ドラゴンズは2017年の防御率は4.05で、2018年の防御率は4.36(リーグ最下位)である。Tampa Bay Raysがオープナー制を行うときに、初回はリリーフの剛腕投手に託していた。中日ドラゴンズにも150km/hを超えるストレートを投げる投手は、福谷、木下雄、ロドリゲス、鈴木博などなど、他の球団に比べたら、揃っている。しかし、オープナー制については批判的な声もある。エンゼルスの内野手コザートは「3打席を使った(先発との)駆け引きがなくなるし、球界をだめにする」と批判する。(https://globe.asahi.com/article/11736845)
確かに、このオープナー制は今までの固定的観念を打ち壊す継投策であり、批判的な声が上がることも予測できることである。特に日本では先発投手は最低限QSが出来るぐらいが求められ、このようなオープナー制が歓迎されることは昔ながらの野球ファンだけなく、今のファンでも少ないだろう。しかし、私は中日ドラゴンズこそこのオープナー制を導入してもいいのではないかと思う。 

この表は2018年の12球団の初回失点をまとめたものですが、ドラゴンズは失点は90と多いですが、初回に打たれるホームランの数が最も多く、失点以上に被本塁打の数が気になります。初回はコントロールが安定せず、甘く入った球をスタンドにされることが多く、ホームランが出にくいナゴヤドームだとしても、甘く入った球は簡単にスタンドインしてしまうでしょう。先ほども書きましたが、レイズはオープナー制をする際に初回は剛腕投手に託していたので、ドラゴンズも初回は剛腕投手に託し、2回からはローテの投手を登板させたらどうでしょうか。

終わりに
今回はオープナー制をドラゴンズでも導入したらどうかということを書きましたが、あくまでこうなったらいいなと理想を書いたものです。本当に理想を書いたものです。そこはご了承ください。それでは、また。


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