見出し画像

「不倫」物語の編集者

皆さんお久しぶりです。最近留学先から帰ってきました。約4カ月間の留学でしたが、私にとってとても貴重な体験になりました。留学についてはなどはまた別のnoteで書きたいと思います。今回は留学先から帰ってきて最初のnoteとなります。久しぶりのnoteとなりますが、よろしくお願いします。

さて、

ここ最近のタイムラインを見ているとある話題がタイムラインを騒がせています。

それは某地方局の女子アナウンサーが同局の女子アナウンサーの旦那と不倫していたというのが話題になっています。どうやらあるツイッターアカウントにてそれについての告発するようなツイートを連発し、例えば音声や手紙などをツイートするなどをしていたということです。また、不倫をしていると疑われている女子アナウンサーの出演が急遽変更となったり、中日ドラゴンズの選手もなぜかその話題に関連したりと話題になっています。私としては赤の他人の不倫とかどうでもいいのですが、私はこの話題についてツイートしている方達を見て思うことがあり、それを書いていきたいと思います。


1.ソース源

この話題は不確定な情報が多く、この話題のソースの多くがツイートであること。7月1日時点ではネット以外のメディアではスポーツ報知しか記事を出していません。https://hochi.news/amp/articles/20190630-OHT1T50195.html
(スポーツ報知は読売新聞グループのスポーツ新聞であり、ライバルである中日新聞のお膝元である放送局のアナウンサーのスキャンダルを報じるところは色々と思うところがあります。)

2.この話題についてツイートしている人達について

この話題についてツイートをしている人達をタイムライン上で多く見かけましたが、多くはその告発ツイートやスクリーンショットを見てツイートをしています。しかし、その情報は正確な情報が分からないにも関わらず、まるで事実かのように受け取り、大抵は「〇〇と〇〇が不倫しているとの情報が」とツイートし、不倫をした人達をボロクソに叩いています。ここでの疑問はなぜ情報が不確定なものが多いこの話題についてツイートしている人達はまるでこの話題を事実かのように受け取り、ツイートしていることです。日本の現代社会において社会やテレビに出ている人が不倫し、メディアにてそれを取り上げられると世間からボロクソに叩かれて炎上します。(男性の不倫はあまり叩かれず、女性の不倫は叩かれやすいということをいう人もいますがここではそのことは触れません。) このように炎上するのは皆が不倫をしたという正確な情報を元にこの人はこういう社会的に悪いことをしたと決めつけ、叩かれても仕方がないのだと思い、正義的な思いで叩いています。しかし、今回は不確定な情報を元に皆がよく分からないが、自分自身でこの不倫物語を作り出し納得したくて、ツイートしているようにしか見えません。ネットリテラシーやメディアリテラシーなどの授業が学校で行われたりとしているにも関わらず、なぜこのように不確定な情報を信じてしまうのか。それは先ほども述べましたが、これは叩いても大丈夫なんだと自分の物差しで判断して、不確定な情報でもそれを信じて叩いているのだと思います。そして、自分の思うまま正義を振りかざし、満足した後はまた別の悪を叩くということを繰り返している人が多くいます。

3.編集者になるのを避けるにはどうすれば良いのか

SNS全盛期である現代では誰もが語る機会が与えられ、あえて語らないことは難しい。語らないことは罪のようになっている。そこで私はあえて語らないことを進めていくべきではないかと思います。(ここであえて語らないというのは全ての物事に一切語らないということではないです。)
意見を語ることは大事だと思う、しかし何事にも意見を語ることはいいことなのかと日々感じる。何事にも意見を語るのは自らが物語の編集者となり、自らが納得するまで物語を編集し続けて、納得する意見には賛同し、納得しない意見には徹底的に反対していく人への近道になると思う。そして編集者になったものは自らが編集者になったことに気づくことは人に指摘されるまで気づくことはないだろう。


4.まとめ

・不正確な情報を見ると人々は自らが納得するような物語を作り出ている。
・自分の物差しで判断して、不確定な情報でもそれを信じて叩きそして、自分の思うまま正義を振りかざし、満足した後はまた別の悪を叩くということを繰り返している人がいる。
・あえて意見を語らないことを進めていくべき。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?