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「配信DJ」の現状、今求められているもの 〜アニクラ好きとしての観点〜

※こちらは「#DJVJアドベントカレンダー」という企画に参加したnoteになります。詳細は以下のリンクよりご覧ください。

 おはようございます、どれーくです。
 物凄く面白そうな企画を行なっていらっしゃったので、自分も自分なりの考えを文章にまとめたいと思い参加させていただきました。
 とはいえ筆者は人生で一度もブログというものを書いたことが無く、noteというものもgoogleで使い方を調べながらせっせと文章を打ち込んでおりますので多少の見辛さはご容赦いただき、是非最後の一文まで読んでいただければと思います。

 また、この記事では自宅から配信を行う配信アニクラ、あるいはそれに近いオタク向けの配信オールジャンルDJイベントについて述べております。それに該当しないイベントの事は今回は特に考えずに意見を述べますのでご容赦いただくと共に、この記事の中で述べる意見や思いといったものは全て筆者個人の持っているものであり、それが世論やただ1つの正解では無いということをご了承いただければと思います(主観をかなり含んでいるので、苦手な方はお気をつけください)。

・はじめに

 きっとこの文章を読んでいる人の大半がはじめましての方だろうと思いますので、簡単な自己紹介をさせてください。

どれーくと申します。伸ばし棒とひらがな表記はこだわりです。
大分という、交通を除いて九州で1番素晴らしい県に住んでいます。
日常系アニメと女児アニメ、女性声優とアニクラのために日々働き、生きています。

 趣味としてアニクラでDJをさせていただいております。始めてまだ10ヶ月ほどの新参者ですが、トップ画像でも着ているフリー素材Tシャツと共に頑張っております。持ち味はリサーチ力と場の一体感です。twitterとTSUTAYAは家。
 オンライン上では"れいてすと!"という配信アニクラの主催もしております。視聴してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。

 またアニクラが本当に大好きで某ウィルスが流行る前は月3〜4本ほど、県内外のアニクラに遊びに行っていました。叫び、多動するタイプのオタクです。某ウィルス、マジで許されんだろ…

大体同じ毎日 そんなんじゃなんか やるせなくて
(キミのラプソディーより引用)
つまんない毎日なんてマジで無理(NG!)
(めっちゃGoing!!より引用)

早くあの頃の生活に戻りたいです。

これ以上書くと止まらなくなりそうなので、そろそろ本題へ。

・配信DJイベントの現状

 単刀直入に申し上げますと、増えすぎましたね。
 筆者は今年の4月末から配信DJイベントに出演させていただき、以後配信DJイベントシーンを、アニクラ中心にずっと見てきました。
 記憶が正しければ夏頃まではほとんど全てを追い切れる程の数だったのですが、それ以降は二次関数のグラフのように急激にイベントが増え、今では同じ日に配信DJイベントが3つ重なる…なんて事もあるようです。
 筆者も、正直現時点では全ての配信DJイベントは把握できていませんし、視聴する配信DJイベントは以前よりかなり少なくなっています。

 配信DJイベントは様々な面(おそらくありとあらゆる文章に書かれているのでここでは省略します)において箱で行われるDJイベントより簡単に開催出来る一面があり、それは筆者も"れいてすと!"を主催しておりますので大変良く分かります。
 しかしそれ故に爆発的にイベントの数が増えてしまった結果、聞き手側では「飽き」というものが発生してしまっている現実があるのでは無いかと考えてしまいます。
 筆者個人としては身内感というものがあまり得意ではなく、外部を特に巻き込むこと無く身内でワイワイするだけの配信DJイベントを外部配信プラットフォーム上で行う必要性を全く感じないので、そういったイベントには「飽き」を感じています。そんなイベントはdiscord上のgo live機能で開催すれば充分です。やるならば初めましての方も良い意味でしっかりと巻き込める、そんなイベントにすべきでしょう。
皆さんはどう思っているでしょうか。

・今の配信DJイベントに求められるもの

 ズバリ「新鮮味」です。
 食べ物でもそうですよね。ずっと同じものを食べ続けるとそのうち「飽き」がきます。でもそこに何か新しいものを混ぜてみると味が変わって新鮮味が増し、美味しいかは別として「飽き」は消える。もしそれでも「飽き」が来るなら違うものを食べる。そんなものだと思います。

 ……これって当たり前すぎることですよね。そりゃ飽きが来たら新しい取り組みを行う事で飽きを解消させるに尽きます。でもそんな当たり前なことをこうやって文章で書かないといけないくらいには、正直今の配信DJイベントに「新鮮味」を感じられません。
 配信DJイベントが多く存在する中で、ただの何でもありな配信DJイベントを始めて何の意味があるのか。
 オファーする「主催がDJを聴きたい人」は、どこまでお客さんの事を考慮できているのか。ただ主催が聴きたいだけなのなら、それはmixcloudで聴くかイベント関係無しに「DJmixをください」と言えば良いだけの話になってしまいます。
 また縛りがあったとしても、それが既存の配信DJイベントでも使われている縛りならそのイベントとどう違うのか。違わないならそのイベントを開催する意味は果たして何なのか。
 例え配信だろうと、それが自宅から配信するどんなに小規模なものだろうと、ただ音源を垂れ流すだけのものだろうとイベントはイベントです。単なるDJmix発表会でも、お遊戯会でもありません。
 イベントである以上は視聴してくださるお客さん、そして出演してくださるDJさんのことを第一に考え、主催はイベントに対し創意工夫を凝らす必要があると筆者は考えています。

 しかしこうやって意見を述べるだけではあまりにも乱暴すぎるので、例として筆者が主催する"れいてすと!"の開催背景について述べようと思います。

 "れいてすと!"は「今年+過去5年の間にリリースされたアニソンや声優曲などのオタクな曲の原曲オンリー」という曲縛りです。
 元々筆者には大分の箱でアニクラを開きたいという思いがありました。そんな中某ウィルスによって箱でのアニクラがしばらく難しいという時期が続いていたときに「まずはオンライン上で主催のイベントを作って、イベントの認知度を上げてから箱でこのイベントを盛大に開催しよう」という考えのもと作ったのが"れいてすと!"であり、オタクな曲の原曲オンリーなのも大分で以前から開催されているイベントへのリスペクトです(ちなみに大分のアニクラでは原曲以外はほとんど流れません)。
 しかし、ただ原曲オンリーなだけだと新鮮味が足りないと思い、付け足した要素が以下の2つです。

・先述した年代での縛り
・九州のDJさんと九州外のDJさんを必ずどちらもお呼びする

 1つ目の要素は、筆者がアニソンを知ったのはかなり最近でそれ故に聴く曲のほとんどが2015年以降の曲だったということもあり、将来このイベントを続けていく上でモチベーションの維持をするならこの年代縛りにするのが間違い無いという思い、そして配信DJイベントではありそうで無かった縛りで、新鮮味もあるということで即決でした。また後々オフラインで開催することになっても、この縛りであれば九州内では既存の他のイベントとほぼコンセプトが被らないという点も決め手となりました。
 2つ目の要素は、九州で活躍されているDJさんが県内や九州内だけでしか知られていないということや、九州外で活躍されているDJさんが九州で全く知られていないというのが悔しかったために、九州内外で聴いてくださる方に新鮮なDJmixを聴いて欲しいという思いから、表立ったアピールはしなかったものの裏では毎回かなり考えたテーマでした。
 タイムテーブルも九州内外のDJさん(特に九州)を地域では固めずバラバラに配置する事で、途中から聴いてくださる方や途中までしか聴けないという方にも出来る限り色んな地域のDJさんのDJmixを聴いてもらおうという思いがあります。

 このように配信でDJイベントを開催するにあたって活かせる事はなるべく全て活かしたいという思いで行った結果、大分の皆さんをはじめあまり配信DJイベントを聴いた事がないという方にまで"れいてすと!"の存在を知っていただけて、かつ住んでいる地域とは違う幅広い地域のDJさんのDJmixを聴いていただけたので、個人的には開催して良かったと思っています。
(勿論、れいてすと!は出演してくださるDJさんがいらっしゃるからこそ成り立つイベントです。出演してくださったDJさんにはこの場を借りて改めて厚く御礼申し上げます。)

 個人で自宅から配信DJイベントを主催していらっしゃる方は、今一度自分の主催するイベントの事を考え直してみるのも良いかもしれません。
 少なくともあなたの周りには見せていないだけで筆者のような、あるいはそれ以上の努力をしたり考えを持ったりしている主催さんがいます。

・配信イベントでDJを始めたあなたへ

 筆者が始めて出演した配信DJイベントの時と比べても、今の配信DJイベントに出演しているDJさんが明らかに増えている印象を受けます。
 これは以前より箱で活躍されているDJさんが配信でも出演されるようになったという事も理由の1つとして考えられますが、それよりも昨今の配信DJイベントブームによってDJに興味を持った人がDJ活動を始めたといったケースの方が多いでしょう。筆者の知る限りでも数十人規模で居ます。
 これは素直に考えればDJイベント界隈のさらなる発展や盛り上がりに直結するため、非常に素晴らしいことであると考えています。そして筆者もそういった人たちの熱気に負けてはいられないという気持ちでいっぱいです。

 しかし配信イベントでDJを始めた人に対し、おや?と思う場面が最近多々見受けられます。悩まなくても良いことでものすごく悩んでいたり、逆によく考えるべきところで雑な振る舞いをしてしまっていたり…
 そこで、そういった人に対して個人的に是非して欲しいこと、またして欲しくないなと思っている事を以下に挙げておきます。ただ本当に個人的に思っているだけの事なので、本気で捉えるというよりは「こんな考えの人も居るんだなぁ」くらいの感じで見てもらえればと思います。

して欲しい事
①箱で行われる既存のイベントにたくさん行って欲しい!
 ちゃんとしたクラブでも小箱でも良いので、自分や配信で始めたDJさんでは無く、元々自分の住んでいる地域で活躍されているDJさんが主催したり出演したりしているイベントに何度も遊びに行ってください。さらに可能ならばそのイベントに出演しているDJさんと挨拶をしたり、好きな曲についての話をしたりしてみてください。アニクラのDJさんは皆さん優しいので、自分から「DJでかけてくれたあの曲、最高でした!ありがとうございます!」と話しかけに行って無視するような人はいません。そうやって外の世界を知れば、きっと多分見えるものが変わります。

②こだわりや愛を見せて欲しい!
 「好きだなぁ」と思えるDJさんのセトリにはこだわりや愛を感じます。
 繋ぎが上手い、エフェクトをかけるのが上手い、グルーヴ感の演出が上手い…などといわゆる「上手い」の種類はたくさんあるわけですが「とりあえず相性良いから」で選んだ曲でそれらの「上手い」を表現されても、筆者は上手いという気持ち以上に物寂しさを感じます。
 別に1つのコンテンツやジャンルでしか自らの持つこだわりや愛を表現できないわけでは無いと思います。表現方法も無限大です。だからこそ、飽くなき探究心ってやつをここに費やしてみませんか?

して欲しく無い事
・自分のことをネガティブに捉えないで欲しい!
 マジで最近のtwitterを見てるとこれが多いです。勘弁してください。
 DJに限らず、自分のことをネガティブに捉えることしかできない人間が物事上手くいく訳が無いじゃないですか。受験の時、就活の時、その他何か大一番の時、あなたはどうやって乗り越えてきたんですか。「自分なんて…」のまま乗り越えてきたんですか?ほとんどの人はそうじゃ無いはずです。もしそうなら、今から変えましょう。
 何かミスをしてしまい一時的に反省したり落ち込んだりすることは決して悪いことではありません。大事な時間です。筆者もたまにそういう時があります。ただそこからの切り返しをいかに上手く出来るかの方が何倍も大事です。心の持ちようって意外と大事だし、本当に行動や作品に現れるんですよね。

 多分この記事を読んでくださるDJさんのほとんどが、趣味としてDJをしているはずです。趣味なのに暗い気持ちを引きずりながらDJする必要はありません。
 ましてや「自分はDJ下手だ…」なんてネガティブにばっかり捉えていると、その人のDJを聴いて「凄い!」と思っている人が「そんな事ないのにな…」と暗い気持ちになってしまいます。
 DJは、セトリやmixでお客さんに楽しい時間や空間を提供する、いわばエンターテイナーです。しかし人のことを暗い気持ちにさせるような人はエンターテイナーとは言えません。もし言えるのだとしても、筆者はそんな人をエンターテイナーとは言いたくありません。他の人に楽しんでもらうには、まずは自分が明るく、楽しくあるべきです。
 以上が筆者の持論です。これをどう捉えるかは読者にお任せします。

 そして余談ですが、自分のことをポジティブに捉えているという人はそれに加えてもっと自信とやる気を持ちましょう。
 これは例えばの話なんですが「出たい」と「興味がある」は似たような言葉に聞こえても、受け取り手からは全く違う捉えられ方をされるかもしれませんよ。

・最後に

 DJを始めてまだ1年も経っていない新参者がよく分からない文章を書き殴っただけの記事を読んでいただきありがとうございます。途中少し乱暴な文章になっていたのはアレですが、概ね筆者が述べたかった事は全部述べられました。参考になる部分があったという方は、是非参考にしてもらえると本記事を書いた意味があったのかなと思います。もし参考になることなんて無かったという人は、以下のライフハックを読んで是非参考にしてください。

(以下ライフハック)
暖房が恋しくなる季節、窓を全部閉めて家でDJ練習をしながらまるで箱のフロア上に立つ時のように激しく動き回ったりオタ芸を打ったりすると暖房が無くとも部屋が暖まり、さらに自身の身体も温まるので暖房を使う時よりも電気代の節約につながります。
 筆者は11月以降気温1桁の時にもこれをしたことにより、未だ暖房を2回、累計1時間ほどしか付けていません。下手すりゃ扇風機を使った時間の方が長いです。

 主催をしております"れいてすと!"も是非よろしくお願いします。まだオフラインでやるには情勢が厳しいので、多分1月からもまたオンライン上で開催すると思います。1月以降は5時間あった開催時間を少し短め(3時間くらい)にして、より気軽に聴いてもらえるようにしようかなと考えています(筆者のPCが弱すぎて連続配信4時間半くらいでダメになってしまうという背景もあったりします)。

 あと「CUE!」というコンテンツと超A&G+で毎週月曜〜木曜の20:00から放送されている「A&G NEXT ICON 超!CUE!&A」を何卒よろしくお願いします。
 今筆者が一番推してるコンテンツとそのコンテンツラジオです。鹿野志穂推し、ラジオは火曜日の安齋由香里さんに無限の可能性を感じています。アニメも制作が決まっています。ライブも今まで見てきたコンテンツの中で1番世界観を守り抜いたライブをしていて、コンテンツのライブとして素晴らしい輝きを見せています。マジで後はコンテンツの認知度とゲームのやり辛さ(マジで初心者に優しく無いです)さえどうにかなれば、今ある大人気コンテンツに全く引けを取らないと筆者は確信しています。

 CUE!に少しでも興味があるというそこのあなた、おすすめの曲やキャラ、ラジオやゲームの攻略法などCUE!についていくらでもダイマ致しますのでtwitterのDMやオフラインのイベントで会った時なんかにご連絡ください。

 本文は以上です。twitter上だけでなく、どこかの箱にて是非お会いしましょう。
それでは。