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#79 マチ工場のオンナ(2017)-最終回のスッキリ感が堪らない女社長奮戦記

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専業主婦・有元光は町工場を経営する父・泰造がガンで余命4日と知らされる。かつて幼くして亡くなった長男の代わりに、光を社長にしようと育ててきた泰造。それに反発して専業主婦になった彼女だったが、町工場を守ろうとする父の思いを知り…。

コロナ前のNHKドラマ10は名作ぞろい

すでに紹介した「これは経費で落ちません」「トクサツガガガ」「昭和元禄落語心中」「透明なゆりかご」をはじめ、「ハムラアキラ」「この声を君に」「聖女」など名作ぞろいなのです。この「マチ工場のオンナ」には、下町ロケットに似た既視感がありましたが、内山理名さんにハマりました。

ドラマの内容は想定内

厳格な父(舘ひろし)の死後、一念発起して工場経営を継ぐも、工員の反発や業界の逆風や仕打ち・裏切りに遭いながらも、疎遠だった夫(永井大)の協力で、土壇場で逆転満塁ホームランを放ち、町工場の伝統を守り抜くという筋書きです。反発する腕のいいベテラン工員(竹中直人)、少しずつ心を開くヤンキー崩れの茶髪工員(吉村界人)、敵対しつつ反省のうえ農家に転身する銀行員(村上淳)など、女社長を取り囲むメンツも個性的でした。

男気溢れる女社長・内山理名

エンディングテーマは松田聖子

ラストはお寺の境内で、亡き父親(舘ひろし)の霊(?)と触れ合うシーンでした。難題をすべて片付けた後の緩やかな雰囲気の中、子どもの頃に父から受けた愛情にふけりながら、父親に語りかけるシーンで流れる「新しい明日」(松田聖子)がいいのですよ。余韻たっぷりな最終回で、しばらくの間、録画を消せませんでした。


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