見出し画像

僕がノマドワークをするようになった経緯とノマドで大事にしていること

僕自身、家のなかで大体の仕事ができますが、とはいっても気分転換も兼ねて一日一度は必ず外出して仕事をするようにしています。
カフェをいくつも回っているのですが、一般的にこうした働き方を「ノマドワーク」と呼びます。
今回はノマドワークを実践している僕の日常についてお話しします。

ノマドワーカーとは

ノマドワーカーとはオフィスをもたず、場所をとわずにインターネット環境で仕事をする人たちのことを指します。

多くのノマドワーカーは、フリーランスか一人会社の社長(自営業)などの種類の人だと思います。

基本的にはこんな感じの職業の人たちです。

・ライター、ブロガー(人ともあまり合わない、取材時も執筆時もカフェ)

・エンジニア(クライアントとの打ち合わせ以外はカフェでコーディング)

・投資家(出資先と打ち合わせ以外はカフェで情報収拾)

・コンサルタント(オフィスでクライアントと会う以外はカフェ)

・不動産管理(物件を見回る以外の時間はカフェで仕事)

・カメラマン(撮影時以外はカフェで写真の作業。機材車のないスチールカメラマンなど)

・カウンセラー(人と会うのが仕事。カフェで準備から仕事まで)

・士業(資料などを置く事務所は別にありながらも基本的には出先で仕事)

・講師(学校や塾の時間以外にカフェで過ごす)

平たくいえば「特定のオフィスにいないフリーランス」でしょう。

ノマドワーカーだからといってオフィスがまったくないわけではなく、郵便物受け取り用に月1万円程度でコワーキングオフィスと契約している人もいます。

ノマドワークが必要になる、僕のオフィス事情

ノマドワーク、ノマドワーカーという言葉が注目されはじめたのは、ここ5、6年くらいのことです。
僕が社会人になった2012年ごろからちょうど「ノマドワーク」という言葉が注目されはじめました。

会社員のぼくからみて、当初は「カフェ代もかかるし、印刷とかできないし、不便そうだなあ」と思っていました。

それから6年が経ち、僕自身もフリーランスを2年経験しました。
「ノマドワーカーになろう」と思って起業したわけではないのですが、結果的にノマドワーカーになってしまった状態です

というのも僕自身、起業当初はオフィスを借りていたからです。
起業してすぐは、オフィスをどうしようか迷っていました。
当初は家の近くにオフィスを借りようと、1万円以内で格安コワーキングをさがしました。

起業当初は池袋に住んでいたこともあり、徒歩圏内にあった大塚の格安コワーキングスペースと契約していました。
たしか価格が月間5400円だった気がします。
値段は安く、24時間オープンしていましたし、清潔でした。
「ここでずっと作業しよう!」と意気込んだものです。

ただ、いざ作業をがんばろうとおもって座って2時間ほど経過すると、どうしても気分転換したくなります。
しかし、カフェにいくと勿体無いため、動くにうごけません。

でも、作業していると窮屈。
コワーキングはよくもわるくも周りが誰かわからない「他人」のため、同僚と休憩所でカジュアルな会話を交わすことができません。
そもそも休憩所自体ないのです。

次第に、居心地が悪くなっていきました。

その後、起業から4ヶ月で自由が丘に引っ越し、格安こワーキングも解約したこともあって、固定オフィス生活は幕を閉じました。

自由が丘では1LDKの部屋をがんばって借りました。
2部屋あり、うち半分は作業場ですから、自宅から出ずに作業することも可能です。

引っ越し当初は真冬でしたから「よし、これで自宅にこもるぞ」と決意していました。
ただ、最初の問題と同様で、やはり自宅に長時間いると気分転換をしたくなります。

また文章を書いている仕事だとどうしても移動したくなります。

いろいろな場所に移動しながらのほうが発想を得られる(ような気がする)ためです。
次第に自由が丘駅前のカフェに行くようになり、次第に自由が丘だけでは飽き足らなくなりました。
「その日行きたい駅にいく」と、近隣の駅などに移動して作業するようになりました。
僕自身、基本的には自分の直感に従って移動するので、たとえ用がなくてもどこかの駅や街まで移動します。

「今日は渋谷でカフェをめぐろう」「今日は吉祥寺で公園を歩いてみよう」
という自らの直感にしたがって、特に予定もないのに移動することも多いです。

交通費はかかりますが、場所を選ばずに働けるのはフリーランスの何よりの権利ですから、行使しない手はありません。
結果的にいまは自由が丘を中心に、自宅で作業して、気分転換したくなったら外出する生活を続けています。

カフェで仕事をするとわかること

出先でカフェに迷ったら、とりあえずスターバックスに入ります。
スタバがないときはタリーズ、エクセルシオール、ドトールなど数々のチェーンをまわるため、当然カフェには詳しくなりました。

カフェで仕事をするようになると、時間や集中力に対して敏感になりました。
カフェにいると、400円のコーヒーと90分の滞在時間でそれ相応の仕事の成果を出さなくてはいけません。
毎回店を出るたびに「自分は今、この店で値段以上の成果を出せたか」を反省できれば、成果は高められます。

僕自身は1日3つ、多ければ5つほどカフェをはしごするので、その数だけ日々反省できています。

オフィスを借りるよりもカフェで成果を出す

オフィスではなくカフェで作業するぶん、僕自身は
もしオフィスで作業していたら、これはどうなるか
を常に念頭において行動するようにしています。

カフェで作業するからには、固定のオフィスに一日中いる以上の成果を出さないといけないからです。

固定のオフィスにいるぶんのコストをまず考えると、専用オフィスを借りるとしたら都内であれば最低でも5万円程度するでしょう。
日割りで、1日1500円以上するわけです。
またオフィスの電気代や冷暖房代、固定電話があればそれもかかりますから、自分が仕事をしようとするだけでかなりのお金を要します。
これには、飲み物代は含まれていません。

会社員時代、オフィスにいるとそこでの電気代や家賃などは考えたこともありませんでしたが、フリーランスになるとそこも考えなくてはいけません。
僕は財布や封筒にたまったカフェのレシートをみるにつけ、「オフィスを借りるよりメリットが出せているのか」を自問自答します。

そうした見えないお金を考えると、働く時間に対して、カフェをはしごするほうが得ですから、いまの動き方のほうが得だといえます。

カフェで仕事をしていると、だらけるのも自由です。
スマホでYahoo!ニュースの芸能ゴシップばかり見て過ごしたりすると、あっという間に時間が過ぎていきます。
そのため、できるだけカフェの時間を有効活用するべく、ある程度自分で習慣をつけるようになりました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?