2016.5.20 cakes「40までにバツをつけないとモテなくなるらしいが結婚はしたくない」ウラ話 〜新しい趣味「書くこと」を始めるコツ〜
--この記事は「途中から有料記事」です--
こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。
今回は「40までにバツをつけないとモテなくなるらしいが結婚はしたくない」という、かなりしょうもないタイトルでお話を書きました。
ま、実際これ私の周りのこじらせ男子たちが良く言っている発言なのですが、実にしょうもない。あまりにしょうもないのですが、その中に一筋の真実が含まれているのではないか。そんなことを考えて書いてみました。
今回はウラ話と言いつつ、あんまり関係のないお話を。
私は「もの書きのススメ」、つまりブログなどを書くことをお勧めしています。書くこととは、自分を切り売りすることと思っている人がいますが違います。書くこととは、自分を省みて、自分がどんな人間かを再確認し、自問自答をする作業。「あの時なんで私はあんなことを言ったんだろう?」「そうか、本当は嫌だったんだ」という具合です。
この作業は精神衛生上もとてもいい。書くだけでストレス発散になるという点はあまり言われてこなかった気がしますし、今はブログにしてアップすれば人が見てくれてコメントもくれますから、承認欲求も満たされさらにいい。ここnoteに書けばおこづかいになることもあるし、同じ「書く人」との交流も生まれます。
ハードルが高い?そんなことありません、誰にでも書けますよ。私も最初はブログを書いていてそれがcakes連載につながったのです。
時間がない?発掘すればありますよ、私だって書いているんですから。歩きながら、通勤しながら書いています。
じゃあ書いてみよう。でも何を??という方のために、今回は書きます。
今回は有料記事にさせていただき、「私がどんな風にして連載を続けられているか」についてお話しましょう。一応私は多忙な外科医の生活をしながら、一度も落とさず毎週連載を続けてはや76回になりました。一年半は経ったでしょうかねえ。今では完全に生活の一部になった連載執筆です。そしてこっそり他でも書いています。私の趣味はもはや「書くこと」と言っているくらいです。
本記事では具体的な書き方や記事の構成より、「どうやったら面白い記事が書けるのか」「どうやったらそれを続けられるのか」についてのヒントをまとめました。簡単なんですよ、面白いことを書くのって。しかもね、楽しいんです、面白い記事を書くことは。もっといろんな人に、楽しく書いて欲しいという気持ちでこの記事をまとめました。
ブログを書いている方、これから書こうと思っている方、そして連載などしている方にも参考になるかと思います。これから書きものをしたいと思っている人にも役立つでしょう。
面白いものを書き続けるヒント、こんな目次です。具体例を示しながら説明します。
1、ネタ集め 〜とにかく人に会え〜
2、ネタの調理法 〜どうやったら自分にしかない視点で切れるか〜
3、読者にお土産を 〜どうやったら読んだ人がひとつでもためになることを書けるか〜
お昼のお弁当1個分くらいの栄養はあると思い、500円に設定しました。2016/8/8現在、23人の方にご購入いただいております。ありがとうございます。
まず一つ目です。
1、ネタ集め 〜とにかく人に会え〜
文章を書くためにはネタが必要です。料理をするのに具材が必要なことと同じです。手術するのには患者さんがいないと出来ません。
ではどうやってネタを集めるか。もしあなたが波瀾万丈な人生を送っていて、昨日は強盗にさらわれたし今日は異国の姫と恋に落ちて明日は大間でマグロを釣った、ということであれば困りませんが、そんな人はいません。
であれば、自分で集めに行くしかない。私は病院に勤めていますから、毎日いのちのドラマだらけですからネタに困らないと思われがちですが、実際のところ病院の話はほとんど書けません。我々医師は「守秘義務」というものを持っていて、診療上知り得た個人の情報を漏らしてはいけないのです。例えば覚せい剤を使っている患者さんが来ても、勝手に通報すると守秘義務違反でこれは刑法に罰せられます。それくらい厳しい。
ではどうやって集めるか。映画、雑誌、本、ネット記事、なんでも良いのですが、これはずばり「いろんな人に会う」ことが最も効率がよく最もエッヂの効いたネタ集めになります。世界は変な人で満ちていますよ、気付いていないかもしれませんが。実は腹違いの弟がいたと親に最近聞かされた、と普通の美人OLさんから聞いたこともあります。実は親が日本で10本の指に入る金持ちで、常に自分の口座に2億円入っている、という人もいました。家族で旅行に行った部屋で仕事の会議をしたので経費に計上した、という人(というか都知事)もいました。
まず、なんでもいいので飲み会などで初めてあった人にもう一度会う。飲み会が苦手なら、SNSでもいいと思います。平成生まれの人はweb上のみで知りあった人とリアルに会うのに抵抗がない人が多いですね。私の知人でもfacebook上で「あの人に会いたい!」と男性をナンパして、友達になった男性もいます。
誘い文句は簡単、こう言えばほとんどの人は会ってくれました。
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