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2016.12.2 cakesウラ話〜大金持ちになる方法を真面目に考える〜

---この記事は投げ銭記事です---

こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。
さて、今週のケイクスにはこんなお話を載せました。
「すべての医者がやる「アルバイト」のお話をちょっと」

あまり知られていないようなのですが、医師ってみんな「バイト」をするんですね。なかなかネット上でもそんな記事に出会ったことが無かったので、cakes限定でかなりぶっちゃけた話を書いてみました。


そこで今回はウラ話として、「仕事とお金」について考えてみたいと思います。

医者のやるバイトって、cakesにも書きましたが要するにoffの時間を使ってお金を稼ぐ訳です。医者によってはバイトばっかりやっていて、ロクにoffもないなんて人はたくさんいます。そうですね、月の休日、土曜日と日曜として8日のうち半分も休んでいる医者はほぼ皆無ではないかと。場合によってはゼロなんてドクターもたくさんいるんです。そしてバイトが年収の50%を超えるなんていう人もたくさんいます。


これ、どうなんでしょう。私は若いころに、「どれだけお金をもらってもoffには働きたくない」と決めました。ですから必要最低限のバイト以外はしないようにしています。

ここでちょっと仕事とお金について考えたいのです。

世の中のほとんどの人は「働いた時間に比例して賃金をもらう」という、従量制で仕事をしています。これは医者も同じです。ですから医者は(比較的時給は高いものの)超長時間労働をすることで高給を得るという方法をとっているのです。

「時間」 x  「時給」 = 「お給料」

です。

これをお読みのかた、ちょっと考えてみてください。仕事は平日で土日休みのあなたは、土日に例えば別の仕事やバイトをして月に数万円をさらに稼ごうと思いますか?

あんまり「やってみよう」って思う人はいないと思うんですよね。なぜならそれは、「労働時間を伸ばすことで収入を増やす」という単純な図式が、いかにも消耗戦のように思えてしまうからなんだと思います。もちろん必要に迫られた人はやっているでしょうが。

多くの医者にも言いたいのですが、この消耗戦っていつかはもたなくなると思うのです。また、給料を増やすには限界がありますね。人間が健康な状態で働ける時間ってきっと1日14時間くらいまででしょうから(個人差がかなりあります)。

だとすると、

「時間」 x 「時給」 = 「お給料」

この式でどこを増やせばお給料は増えるのか。そう、「時給」ですよね。

そう簡単に言いますが、さてさて、この「時給」を増やすのがとても難しい。多くの場合、この時給は職業や会社で規定され、生涯それほど変わることがありません。景気で左右はされますが、結局のところ相対比をとったらいつも社会の中では同じくらいのインパクトの時給になるわけです。

雇われ人であったらどんなに稼いでも年収3000万円くらいがいいところです。(あ、美容外科の医師だけは雇われでも年収5000万円〜億に行く人もいますけど)

もし高校生くらいの時にこんな授業をやったら面白いのですがねえ。まあ学校の先生の時給はそれほど高くないので、したくないですよね。

つまり、この「時間」 x 「時給」 = 「お給料」の中にいる限りは、どれほど頑張っても年収の上限はあるし、小金持ちにはなれても大金持ちにはなれないのです。
うーん。3000万円なら十分な気もしますけどね。


このシステムから抜け出す方法はいくつかあります。

一つ目は、独立し起業をするということ。

まあ起業して失敗した人はたくさんいますし、かのトランプ大統領も4回破産しているということですから、成功率はかなり低いでしょう。成功率は1万分の1もないとか言われています。成功した人の話はたくさん聞きますが、失敗した人の話って滅多に聞きません。きっと本にしてもあまり売れないのでしょうねえ。私はむしろそちらが読みたいのですが、そういう人たちは良くて一家離散、悪くて…とかなり厳しい末路を辿っているでしょうから、読むのも怖い気がしますが。

この起業という超ハイリスク、ハイリターンを取るか、あのかけ算の仕組みの中でちょこちょこ年収を増やしていくか。この歳になって、ようやくその構図に気がつきました。もちろんどちらでもいいんでしょうけど、どうせならなにも知らなかった頃にトライしたいですね。高校生くらいで知っていたら、大学生とかで起業したかもしれません。

もっともシンプルな億単位の稼ぎ方は、起業しその会社を上場させるという方法です。それが簡単にできれば誰でもやっているのですけれど。

もう一つの方法、それは、芸術家となり類まれな作品を作り世に出すという方法。これは全然現実的ではありませんね。絵でも歌でも、小説でも映画でも漫画でもいいのですが、これで歴史に残るような名作や「誰でも読んだことのあるもの」などを作れば億単位が稼げることもあるようです。でもこれはちょっとなあ。これなら宝クジを買ったほうが確率は高そうですね。


で、問題はその次のフェーズ。起業よりもはるかにローリスクで、しかし幸せを手にいれる方法があります。それは、

「お金にこだわらない」

という生き方。稼ごうと思えば稼げるが、稼げる仕事よりも楽しい仕事をする。そういう一次元上の考え方もあるのです。まあ実践している人は本当にごく少数ですし、それがどこまで本心なのか(ただのひがみではないかという意味です)はわかりませんから。

この考え方って、自分一人の時は持っている人は結構いますけど、配偶者とか子供を持つと急に変わることが多いですね。「守る」とか「責任」とかいうキーワードとともに、「お金にこだわらない」生き方を放棄してしまいさっさとお金のドレイになってしまう人が多い。

もしかしたら起業より芸術家より、この道がもっとも難しいのかもしれませんね。ちなみに私は以前この境地に達していましたが、いまは再びドレイの世界に戻りつつあります(笑)。妻も子もいないのにね。

ま、100年経ったら誰もいないんですから、好きにやればいいんですよ。好きに。

この記事は「200円投げ銭記事」とさせていただきます。投げ銭して下さった方のために少し、「最近の医者の収入事情」をお話ししましょ。

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2016.12.2 cakesウラ話〜大金持ちになる方法を真面目に考える〜

雨月メッツェンバウム次郎

200円

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雨月メッツェンバウム次郎

うげつ、ミドサー外科医。cakes「それでも僕は外科医をやめない」連載していました。恋や医者のおはなしを綴ります。

cakes連載記事、あそこには書けない週刊ウラ話

cakesで毎週金曜の連載「それでも僕は、外科医をやめない」のウラ話や続きを書いています。ここだけでもお楽しみ戴けます。
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