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2016.6.17cakes ウラ話〜読まれるタイトルのつけ方〜

--この記事は「途中から有料記事」です--

こんにちは、外科医の雨月メッツェンバウム次郎です。

ここのところ東京は、走り梅雨といった毎日を過ごしています。東京はうわーっと雨が降ったかと思うと、からりと晴れたりしてなんだか雨季の気分がしないのですが。

今回のcakes連載では、こんな記事を書きました。

「学歴コンプは捨ててはいけないが出すとモテない話 〜ホワイトビッグタワー地下二階より愛を込めて〜」

長い。タイトルが長い。圧倒的に長い。

編集者さんからは「〜ホワイトビッグタワー地下二階より愛を込めて〜」ってなんですか?手術室が地下二階なのですか?と聞かれましたが、これはホワイトビッグタワー、つまり「白い巨塔」のまあ地下二階くらいの低いところに私がいますよ、という意味です。

cakesあるいはnote読者の方がかの山崎豊子さんの名作小説「白い巨塔」(詳しくはこのwikipedia)をご存知か否かは難しいところでしたが、おそらく8割くらいの方はご存知だろうとあえて長い長い副題を付けました。

そこで、今回は「読まれるタイトルのつけ方」についてお話を致しましょう。ただの私のコツなので、無料記事にします。

私はcakesで連載を初めて1年半、はや80本ほどの記事を書きました。結構長くなったな、と思いつつも、今でもタイトルをつけるのにはなかなか悩みます。だって、驚くべきことに、記事の内容が同じでもタイトルによっては読まれ方が2倍、3倍となるのですよ。ネットの記事は常にタイトルだけでクリックされるか否かの勝負ですから、もちろんタイトルは大切です。

記事、特に私が書いているようなエッセイやコラムって不思議で、脳みその中のイメージを文章にして、それをお金に換えるのです。タイトルはその記事の「顔」。化粧品だったら化粧品売り場でメイクをして試すことが出来ますし、レストランだったら今では口コミサイトで味や雰囲気などかなりの部分がわかりますよね。ですが、記事に関しては試すことが出来ません。私が有名人だったらそれだけで読まれますが(例えば「清原の獄中日記」だったらそれだけですごく読まれますよね)、私はそうではないので名前で読まれることもありません。

ですから、その記事が読まれるかどうかはタイトル次第というところなのです。しかもcakesは有料コンテンツなので、読んだ後に「面白かった!」と思っていただけてもtwitterやfbなどのsnsでの拡散もあまり期待が出来ないのです。

では、どんな風に私がタイトルをつけているのか。こういうの、ウラ話っぽいですよね!他の書き手の皆さんのもとても気になりますが・・・

ちなみに、連載のはじめのうちは編集者さんと話し合って決めていましたが、ここ1年ほど、60本ほどは私がすべて決めています。


タイトルを決めるとき、私はこんな風にしています。

1、タイトルだけで結論がわかるように

2、キラーワードorキラーフレーズを入れる

3、決してカブらないオリジナリティを

この3原則は忘れないようにします。タイトルを見て、「なにこれ気になる!」と思われるようなタイトルにします。では順にお話しましょうか。


以前は投げ銭記事だったのですが、加筆したためここから有料とさせていただきます。お弁当1個分、500円くらいの栄養があります。この下にはあまり公開したくない、「これは失敗だったタイトル」も入れています。

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