頬粘膜がん 525日目 ぶっちゃけどうよ


 頬粘膜癌 525日目。

 血圧 92 - 65 mmHg
 血糖 - mg/dL (朝食前)
 酸素 99 %
 脈拍 72 拍/分
 体温 36.8 ℃
 体重 70.0 kg

 さて、前回の診察から1週間が過ぎた。
 で、今の状況を一応控えておこうかと思う。

 hadesって事で歯が抜けたわけだ。しかし、面白おかしく周囲に「実は歯だったんですよねぇw」みたいに話していると本当にただの笑い話のように思えてくるから不思議だ。
 診察室で”生検します”って言われた時はマジで終わったと思ったから。終わったは大げさだが8割ぐらいは終わったかもしれないと思ったからね。5年生存率が悪いってのは分かっていて、その多くは1年生存率が悪い所からきているってのを知っている。ついでに残りの2年でまたぼろぼろと脱落していく。この生存競争は意外とシビアで初期の段階で多くの仲間が散っていく。2年目って結構シビアな時期に入っていると思うわけだ。
 前回、診察室で大丈夫ってわかってから先生に「ちょっとビビりました」って言ったら先生も「僕もちょっと焦りました」って言ったしね。ここで再発するとあまり良くない予後の可能性がかなり高まる。

 で、実際の所、歯が抜けた部分なんだけれど、普通でも親知らずが抜けた痕はなかなか大変だったりする。僕の場合、無理矢理抜いたわけではないが、抜けた事に違いはない。抜けた部分は多分ぽっかり穴があいてる筈だ。開口障害があるのと今はした全体がビリビリ痺れているので口の中を自在に探れない。舌の奥の方が寝ている間に噛まれたせいで口内炎の酷いのみたいになっていて動かしてもぶつけても痛いのでますます口の中が探れない。

 ただ、口の中でずっと鉄の味っていうか、血の味がしている。だんだんと酷くなってきている気もするのでこれはあまり良くなっている気配がない。

 舌の痛み(痺れまくってその上で痛くなってくる)も少なくなってくると言う感じはなく、調子が悪いと舌先とかピリピリしてどうにもならずオキノームの世話になったりということになる。

 開口は、実はコンマ数mm単位の世界だが良くなった!これはどうなのか、奥歯が抜けて顎関節周りがすこし場所に余裕ができたんだろうか?謎だ。


 今日は、ちょっと出血多め、多分だが血と一緒に膿が出ているんじゃ無いかという気がするがそこは素人には分からない。ただ、口の中は血の味を中心にいやな味がしている。ティッシュを左側の唇に当てると血の色に濡れる。唇の間っていうのかな。舌の痺れも強め。調子が悪くなっている感じである。


 明日は、ちょっと大学病院に電話して相談してみたいと思う。いや、相談します。なんせ内心、様子みようかと思ってしまいがちなのだ。僕はそうなんだが、案外とがんになった人は似たような感覚を味わっているんじゃ無いかともう。こんなことで連絡してくるの?って言われたり思われたりしたくないっていうだけだ。でもこんなことがどれくらい軽いこんなことなのか僕らは分からない。だから、本当はなんでもかんでもちょっと余計目に心配すればいいのだ。

 がんになった人の中には少なからず「どうしてここまで放っておいたんですか?的な事を言われた人もいると思う。だって、わかんなくて大丈夫だと思ったんだもの。そんな人達が先生に”こんなことで”って言われたら・・・・・・と躊躇してしまう。だから、躊躇せずに電話で相談ぐらいすればいいのだ。どうってことなければ様子見ろって言われて次回まで様子みる。その時「どうしてこうなるまで」とか言うなとって奴だ。


 まぁそんなこんなで劇的に悪くなっていることはないんだが少し悪いかなぁ的な感じである。ぶっちゃけ、そんな感じ。



 そうそう、全然関係ない話なんだけれど、最近やたらとあちこちで「情報量が多い」ってのが流行っているらしく感じる。あちこちで聞くのだ。・・・・・・僕が明確に聞いたのは2箇所だからあちこちにしてもいいよね。

 ひとつは模型界隈の方々の会話。「この新しいガンプラの仕上がり、なんと言っても情報量が多い!」みたいな。

 もうひとつは音響界隈の方々の会話。「このスピーカーだとまず音の情報量が違います」的なね。

 細かい所まで表現されている時にそんな感じで言われるんだろうね。もしかしたらマンガのコマでも、この作家は情報量が多いとかって使ったりするんだろうか。いずれにせよ、マニアの方々がそれを使いたがっている印象。


 さて、僕のブログはぶっちゃけ情報量は多い? どうよ?



 今日もいい1日であった。


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