生きていきやすい環境を
こんにちは。
DREAM-Hack、スタッフの谷口です。
椿プロジェクト、クラウドファンティング始めました!
椿プロジェクトとは ネパールは、宗教・ジェンダー・カースト・地理的環境などが原因で、女性の人権が尊重 されていない地域がたくさんあります。その中で女性が主役になれる『TEEJ』(ティー ジ)と呼ばれるお祭りが毎年 9 月に開催されます。そこで、性暴力被害に遭い、保護されているネパール人女性達に伝統衣装『サリー』を提供し、ファッションショーを行います。
一人一人が輝ける舞台を作り、彼女たちの人生を華やかに彩るプロジェクトです。
そして、このプロジェクトの目的はサリー提供することはもちろんですが、ネパールの性的被害の現状を知ってもらう事を目的としています。
プロジェクトはこちらです。
https://camp-fire.jp/projects/view/174588
そして、今回のnoteでは、このプロジェクトに対する、私の想いを書かせていただきます。
ご一読頂けると幸いです。
6月21日から、DREAM-Hackネパール現地調査のため、ネパールに渡航していました。
私のわがままもあり、この時期の渡航の予定を組んでくださった、代表、ゴクールさんには感謝しかありません。
この時期に私がネパールを渡航したかったのも、この「椿プロジェクト」を成功させたいと思っていたからです。
私は、今まで漠然と「ファッションを通してより多くの人を笑顔にしたい」という想いがありました。
だけど、服を作るというよりは、たくさんの人と関わることが好きなので、販売員になりたい。と思っていました。
なので、就活も迷わずアパレル業界の販売員という職種を選びました。
そして、国際協力における私の目標も、「ファッションを通してより多くの人を笑顔にしたい」でした。
だけど、ネパールに行くまでに、DREAM-Hackを通じて多くの人と出会い、多くの人の意見を聞くようになりました。
たくさんの人の意見を聞いているうちに、「途上国に住む人たちはファッションよりもっと必要なものがある。」と思うようになりました。
この考えが一般的に多いかもしれません。ですが、私にとってファッションとは生活の一部で、生き甲斐でもあり、自信の1つとなっています。だから、みんなおしゃれは楽しいものだし、必要としているものだと思っていました。
ですが、「ファッションよりもっと必要なものがあるのではないか」と思うようになってからは、自分自身の信念がわからなくなっていました。
そんな思いの中、ネパールに行きました。
いくつかのシェルターに訪問しました。インドとネパールの国境にも行きました。国境付近の緊急シェルターにも行きました。
そして被害に遭った、女性たちにも会いました。
彼女たちは、私達に笑顔を見せてくれました。
わたしには決して、つらい過去を持っているようには見えませんでした。
7歳から15歳の比較的小さな少女がいたシェルターを訪れました。
そして、その子たちはピンクが好きと言ってピンクの服を着ていました。ネイルもしたいと。
彼女たちは彼女たちの方法でおしゃれを楽しんでおり、彼女たちにとってもファッションは必要なものだと私は思いました。
「サリーを着たい?」
という質問に、みんなひとつ返事で「着たい」
と答えました。
この時、この「椿プロジェクト」を、サリーを提供し、ファッションショーをする意味を私自身もしっかり理解する事が出来ました。
誰だって着飾って、可愛くなった自分は嫌いではないはずです。彼女たちもそうだと思います。
着たい服を着て、普段つけないアクセサリーを付けて、またその姿を多くの人に見てもらえる日は、彼女たちにとって忘れられない1日になるに違いありません。
そして、そのセンター長の女性はここ言いました。「これから、何かを成し遂げて行くためには強くならなければならない。」
この1日が彼女たちのひとつの自信に、そしてこれから強く生きてきく為のひとつのキッカケになればと思います。
そして、このプロジェクトを通して、楽しそうな彼女たちの姿をより多くの人に見てもらい、「性的被害」=「かわいそう、心に傷がある」というイメージを払拭する事が出来ればと思っています。
確かに彼女たちは、わたしには理解できないほど心に傷を負っているかもしれません。ですが、彼女たちは強く生きていこうと、学校に通ったり、職業訓練を受けたりと努力しています。
私達が彼女たちに出来る事は、「同情すること」ではなく、「彼女たちが生きていきやすい環境を作っていくこと」だと思います。
自分自身と戦いながら、強く生きていく彼女たちを、より多くの人に知ってもらい、彼女たちが笑顔で生きていける環境を作っていけたらと私は思っています。
椿プロジェクトがその環境を作るきっかけになれば。そう強く願います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
何か感じられた方、どうかこの「椿プロジェクト」の拡散、ご協力お願い致します。
https://camp-fire.jp/projects/view/174588
私達と一緒に彼女たちが生きていきやすい環境を作っていきましょう。
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