見出し画像

幻想に引っ張られた日

今日は生活保護受給の日で、市役所に受け取りに行った。

私は何度も書いているけれど、どうしても市役所が苦手だ。

私に寄り添ってくれない冷たい場所だと、強く強く思い込んでいる。

先月はスムーズに受け取れたので、今回もきっと大丈夫だと、自分に言い聞かせながら 階段で2階に上がった。

受け渡し場所は狭い一室で、数人の職員さんが忙しそうに対応している。

そこに私の地区担当の職員さんもいたのだ、先月はいなくてホッとしたのに、今回はちゃんといる!とても嫌な予感がした。

私の番が来て、直ぐに担当の職員さんは気づき、挨拶してくださった。

私は愛想良く挨拶して、お金を受け取ろうと印鑑とカードを差し出したが、職員さんはそれを遮り、私に話があると言ってきた。

ほらね!やっぱり!!と内心でムカついた。

どうして私は簡単にお金を受け取れなくするのだろう?もういいやん!!これまで苦しんでやっと幸せを許せる自分になってきたのに!まだしぶとく阻んでくるの!?もういい加減に止めてよ!!と内心で叫んでいた。

職員さんと私は、その受け渡し部屋から移動して、私が最も苦手な場所に行き、椅子に座って話をすることになった。

私の心の叫びは止まらない!嫌だ!嫌だ!と騒いでいる、職員さんは娘が電話に出ないことを指摘して、規則に従ってもらわないと困るとか、私が借金のことを法律相談に行っているのかとか、この3月中には就労できるかとか、不快な話題を続けている。

私は娘を守りたかった。

やっと笑顔が増えた娘を、もう二度と落胆させたくない!その一心で、この職員さんを納得させる言葉を探していた。

生活保護を受けるとはどういうことかを、説明されても、私には理解できない。

凄く違和感がある、何かがおかしい!と感じる。

私は宇宙の法則を信頼すると決めた。

だからもう惑わされたりしない。

この目の前で冷たく説明する若い女性の職員さんも、私を映す鏡なのだ。

この職員さんも任務に従って、説明しているだけで、特に私たち親子を追い詰めようと、意地悪をしている訳ではない。

それは分かっていても、この職員さんの冷めた表情とか話し方が、私を責めているように感じてしまう。

つまりまだ私は存在給を受け取る自分を許せていないということなのか。

娘に相談員の女性から電話があったら、私が応対することで、なんとか今回は承諾してもらい、再び受け渡し場所に戻り、無事受給額を受け取れた。

この見えている映像は、全て私の思い込みの幻想だ、だからそこまで落ち込まなくても大丈夫だ、でも私は今物凄く落ち込んでいる、それを認め自分に寄り添ってあげようと思った。

憂鬱な気分で真っ直ぐ帰宅した。

そして市役所で味わった不快な出来事を、娘に正直に話した。

娘は良いも悪いもジャッジせずに、淡々と話を聞いてくれる、そして的確な言葉を言ってくれる、私はそんな娘に今まで何度も救われてきた。

娘は話終えた私に「いいやん!何を言われようと、今楽しいことをしていればいいやん!ここまできたら ジタバタしても どうしようもないんやから、楽しもう!私は自分が嫌なことは絶対しない!それだけは決めてるから」

キッパリと言い切る娘が尊く感じた。

私は社会のルールに従わない自分は罰を与えられても当然だと思い込んできた。

でも理不尽なルールには、従う方がもっと不幸になることを知った。

残っていた罪悪感をしっかり感じて、そして感謝して手放す。

私は幸せになっていいんだ。

正々堂々とお金を受け取り、そのお金を幸せになる為に使っていいんだ。

左脳は私を守る為に、社会の厳しいルールに従わせようとしてくる。

今日はまんまとその手口にはまり、すっかり意気消沈した私だった。

でも私は真実を知っている。

全部が一人芝居だということも知っている。

思い切り落ち込んで、また希望を見出だし立ち上がる。

noteに正直にありのままの私を記せて、モヤモヤしていた自分から、今ここに戻り安心することができた。

するとベランダに突然 白黒模様の猫が現れた。

その猫が、大丈夫!気にしないで楽しんでねと言ってくれた気がした。

私の世界は優しくなってきている。


ここまで読んでくださって感謝します。

幸せをありがとうございます✴️













この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?