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オンラインイベントに初めてサークル参加した話(pictSQUARE webイベレポ)

先日10/2に開催されておりました、こちらのwebオンリーイベントにサークル参加していました。
当日頒布物を手に取っていただいた皆様は誠にありがとうございました!
(頒布作品は、現在鳥小箱のBOOTHで恒常頒布中です。)

同人イベント経験は、昔学生の頃にオフイベの合同サークルで簡単な折本を持って参加させてもらっていた1回のみでした。
それ以降はイベントとは無縁の生活を送っていました。

そのため、webイベント参加どころか個人サークル参加も初という、若葉マークの初心者ではありましたが、実際に参加してみて楽しかったので、色々感じたことを備忘録で書き連ねようと思います。

参加のハードルが低かった

さて今回のwebイベントに参加した動機ですが、

①最推しジャンルのイベント ※2桁年前の作品
②=次があるかわからない(参加するなら今しかない)
③web上で全て完結する→無理なく会場に出入りできる
「データ頒布・展示のみも可」→今から作れば十分間に合う!

などの諸々の条件が嚙み合ったことにより、広報を見た数日後には申し込みを終えていました。
このwebイベントを知ったのが確か7月頃。参加の利点としては④の恩恵が大きかったです。

データ頒布なら印刷所や在庫も気にしなくていいし、前日まで推敲や修正、納品にかなりの余裕が生まれるのも嬉しい点。
そんなこんなの結果、「電子書籍で漫画を1本描こう!」の目標ができ、のびのびと制作していました。

このとき個人同人誌制作は完全に
幸い、過去に電子同人を数冊入手していたので、これらを参考にデータサイズからPDFの作り、通販サイトへの納品形式まで、見よう見真似で手探り制作してました。ありがとう先人の知恵…!
PDF編集ソフトの存在も、この過程で初めて知りました。ありがとう、CubePDF Utility…!

店舗システム・操作が楽しい

画像はテスト出店で設営したもの。
実際の店舗もこれで出していました(スクショ忘れ)。

会場はドットRPGゲーのような画面で行われます。
この中で「自分のスペースもドットや画像で好きに装飾(デコ)っていいよ!」というのがpictSQUARE上の設営です。

自分はドッターではないので、「pictSQUARE(ピクスク)向け店舗メーカー(仮)」をお借りしてささっと作成しました。
頒布する漫画の要素に「夜中の部屋(正しくは廊下)」があったので、それっぽく夜の部屋の配色にして配置完了。便利。
もっと凝るのであれば、BOOTHなどで専用素材が配布されているので、そちらを使う手があったのですが、頒布物に時間を割きたかったので今回は不使用に終わりました。がっつり自作やレイアウトできる方はすごいね…

pictSQUAREの店舗機能で面白かったのが、画像左上にある「書き込みボード」の存在でした。
ここに書き込むと、記入者と記入を受け取った店舗オーナーにしかメッセージが読めないという、個別のメッセージ機能です。
返信が可能なので、お題箱やマシュマロというよりは、DMやメールに近いかな?という印象。

これを利用して、エアスケブ受付をするという方法があるそうで。
自分の頒布物が少ないこともあり、面白そうだったので、お品書きの隅に手順を書いて真似させて頂きました。
当日ご依頼いただいた方々はありがとうございました…!すごく楽しかったです。

エアスケブ以外にも、新刊や展示物の感想がたくさん来ており、まとめての返信だったので閉会1時間前くらいまでお返事してました。ひとつひとつ読みながらの返信もとても楽しかったです…!

会場ですが、PC環境からだと矢印キーorクリックで操作するので、慣れるまで目測誤って店舗に入り損ねていたり、人様の店舗の壁に刺さっていたりと、謎挙動をしていました。たのしいね。

放置防止の為か、10分間動かないと強制退出になるシステムも不便ながらも楽しかったです。ボリュームのある展示物を、外部タグでじっくり眺めに眺めて、読了後戻ったらホーム画面に飛ばされていたのはちょっと笑ってしまいました。

一番笑ったのは、開会直後、閲覧中の人だまりの壁で通路がふさがり、せまい所から脱出できなくなってやむなくページ更新で強制リスポーンしたことでしょうか。多分ここでしかできない体験ですね。アバターに、あたり判定が…存在する…!

あと参加者のアバターも完全自由なので、コスプレとはまた違った未知との遭遇ができるのが楽しかったです。
今回参加したのはFF:UというFFの派生作品だったこともあり、本作品のキャラクターの他、(記憶違いでなければ)店舗にFFクリスタル(本家シリーズのあれ)がご来店されたときは3度ほど画面を確認してしまいました。素敵な時間をありがとうございました。

広報手段がいっぱい!

自分は広報(宣伝営業)がオンオフ共に苦手派です。
できる範囲でのSNS広報にもやはり限界が来てしまうので、毎度ながら頭を抱えてしまうことがよくありました。

今回のイベントでは、主催様がイベント専用タグの準備と積極的な拡散をしていただいていたこともあり、結果、イベント前後含めて予想よりも多くの方に反応を頂けました。(その節は本当にありがとうございました。)

当日会場内でも、サクカやお品書きの提示以外にできることはあります。

例えば自分が動かすアバターには、プロフィールに自己紹介とwebリンクを3つ掲載できる為、会場を周っている間は
・今何を頒布しているか(自己紹介欄記入)
・頒布物へのリンク
を載せて歩き回っていました。

こんな感じでした。


このように「店舗に直接行かなくても本人のプロフィールから頒布物手に取れるよ」という歩くビラ配りやティッシュ配りのような宣伝方法もできました。
実際に効果あったかは不明ですが、これはこれで楽しかったです。

@を付けて発言すると、操作中のアバターがその場から動かない限りは、発言の吹き出しが頭上に永久的に固定される(アバターも10分経過しても消失しない)といった機能も面白く、「お品書き更新しました」「〇〇やってます」などの発言があるとすごく目を惹きました。

自分もエアスケブ着手でスペースに留まる際、受付できるのがあと1枠あったので「エアスケブ作業中(残り1)」のような発言を固定したところ、すぐにお客様から追加のご依頼を頂いていました。
その後長い間固定していた「作業中」の吹き出しを消し、完成したエアスケブをtwitterに流したところ、なんと会場で完成報告をするよりも早く、RTでご依頼の方2人の元に届いていました。素早い!

依頼、完成時共に「(おそらく)発言を頼りに見に来てくださった」というのがなによりも嬉しかった瞬間でした。
というよりタグも付けていたとはいえ、主催様のサーチ能力もすごい…本当にお疲れ様でした。

反省点といえば、長文を@で打つと人や物に被ったり、場所によっては撮影ポイントに映りこむ可能性があることでしょうか。(気づかずそうなっていたら申し訳ありませんでした…)

タイミングや運諸々もあるとは思いますが、頒布物を見てもらいやすい恵まれた環境なんだなあ…と強く感じました。

感想

店舗巡り+裏参加(エアスケブ・絵チャ)+感想返信であっというまに1日限りのイベントが終わってしまいましたが、これを書いている今も余韻が抜け切れていません。それだけすごく楽しかったイベントでした。

これがオンリーではなく、ジャンル不問などの別のイベントであれば、また違った印象があったかもしれませんが、pictSQUAREの存在すら最初知らなかった自分が、参加報告から終わりまでたくさんの方に受け入れてもらえたのは嬉しかったですし、何より心から「ああ参加してよかったなあ」と思えたのは驚きでした。

同人参加に関しても、実際に作ってみるまで「作ったものを本にして有料頒布する」ことに夢や他人事のような感覚でしかありませんでしたが、気付けば有料頒布どころか、当日の夜明けに追加で頒布物(これは無料配布)を作っている自分がいました。
これが同人ハイというものでしょうか。はまる理由の片鱗が見えた気がします。

今後琴線に引っかかるイベントがこれから来るかどうかも、またご縁の内とは思いますが、「同人参加ってたのしいね!」の学びを得られたので、もしかしたらまた何かの形で参加するかもわかりません。
もしどこかでまた会えたら、よろしくお願いします。

▼鳥小箱のサイト

▼当日頒布したもの
漫画(¥100)と無料配布の展示でした。現在恒常頒布中。

▼この1か月後2回目のwebイベントに申し込み・出撃した話