合宿免許は仮免取得からの入校は可能か

そもそも仮免とは?

仮免の正式名称は仮運転免許です。公道で車の練習をするためには、まず仮免を取る必要があります。仮免を取得した時点で自動車教習の第一段階を完了した証となり、次のステップである公道での技能講習に進むことができるのです。仮免は正式な運転免許を取るための前提条件になります。仮免を取得しない限り、本免許への道は開けません。ちなみに、公道で「仮免許練習中」のプレートをつけた教習車は仮免許をとるために練習しているわけではありません。仮免を持っている人が練習しているのです。仮免の種類は複数あります。普通仮運転免許、中型仮運転免許、大型仮運転免許などさまざまですが、多くの人に関連が深いのは普通仮運転免許になるでしょう。

仮免は一度取ってしまえば、ずっと有効というものではありません。仮免には6カ月間という期限が設けられています。仮免を取れば、本免まであと一歩ですので、安心してしまう人がいますが、油断は禁物です。6カ月間は意外とあっという間に過ぎます。ぎりぎりになってしまうと、焦る状況のなかで教習を受けることになるでしょう。卒業検定には余裕をもって挑むのが望ましいです。

仮免試験の内容って?

仮免試験の内容は大きくわけると、技能検定と学科試験があります。技能検定は修了検定と呼ばれることも多いでしょう。技能検定は路上に出るための運転技術を確認するためのテストです。走るコースは教習所の構内で指定されます。コースはいくつかありますが、どれも教習中に練習したコースのはずですので、ぶっつけ本番ではありません。技能教習をしっかりと受けていれば、問題ないでしょう。採点方法は減点式となっており、100点からスタートして、ミスするたびに減点されます。合格ラインは70点以上です。些細なミスなら大丈夫ですが、信号無視、脱輪、接触など、教員がブレーキをかけるような致命的なミスをすると、一発不合格になる場合もあります。

学科試験は交通ルールや法律に関する知識の習得度を調べるためのテストです。学科試験を受けるためには、まず技能検定に合格しなくてはなりません。また、学科教習の模擬試験にあたる効果測定の合格も条件になります。効果測定の合格ラインは9割です。効果測定はあくまで予行練習ですが、これを突破しなくては学科試験に進むことができません。本番試験で同じように、真剣に取り組むようにしましょう。

仮免ありで合宿免許に参加する場合の注意点

仮免の有効期限は取得してから6カ月間となっています。当然ですが、この期間を過ぎてしまうと仮免は失効です。教習所は入校条件として、仮免許の有効期限に制限を設けています。条件は教習所によって若干違いますが、最短で11日以上、最長で1カ月以上は有効期限の期間がいると考えておきましょう。この条件を満たしていない人は仮免ありの合宿免許に参加することはできないのです。仮免を取得したら、まず初めに有効期限を確認しましょう。有効期限は仮免許証に明記されているので、一目瞭然です。

一般的には6カ月間もあれば、免許を取るには十分な時間でしょう。しかし、仕事をしながらだったり、育児をしながら通ったりしていると、気が付くと期限が間近もしくは切れていた、というケースもありえます。仮免許の有効期限が切れてしまっても、教習期限内であれば、仮免許試験にもう一度合格すれば再交付されます。教習期限は9カ月間です。もし、この9カ月間も過ぎてしまったときは、すべてが無効になり、最初からやり直しとなります。

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※情報引用元 I.S.免許センター 免許の匠

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