2022年ふりかえり

今日付けで一昨年末からメインで働いていたところを退職する。
ついでに去年のふりかえりをする。

◆2022年
・仕事
去年どんな仕事をしていたかというと
ースマホゲームのカスタマーサポートと監視業務(英語、夜勤)
ー荷揚げ(週1、2)
ーカメラマン(月3、4)
ー小学校の部活動補助(週1、去年の後半)

こんな感じ。フリーターとフリーランスの間くらいをふわふわ漂っていた。


以下に去年の印象的な事柄を記す。


・原チャ
友達から2021年にたしか借り受けたリトルカブ原チャを乗り出した。
夏に名古屋から曽爾村→五條→宇治という長距離旅行をした。

DIYでタイヤを変えたりチェーンを変えたりしておもしろかった。
今年はとりあえず塗装などの外装を春くらいから綺麗にしていきたいと思う。今のオンボロの見た目もそれはそれで悪くはないが、都会を走っているとちょっと恥ずかしい時もある。

ビビリなので、出かける時にこれが最後かもと思いながら子供と嫁にさよならを言うようになった。

死を意識するとパフォーマンスが上がるという研究があるが、それが正しいとするとQOLの増加にも役立っている気がする。

そろそろ車にも乗れる気がしてきた。

・骨伝導イヤフォン
骨しゃぶりというブロガーが紹介しているのをきっかけに2021年の12月に購入。

音楽やYoutubeで音声を聴く時間が格段に増えた。特に動画を見るのが苦手な性格なので、Youtubeで新しい分野を知りたい時には便利。イヤフォンやヘッドフォンは自転車や徒歩の時危ないし、子供と遊んだり家族から喋りかけられたりする時に困るので骨伝導イヤフォンまじ便利。

街でつけている人を見ることはそこまで増えなかった。

仕事中につけてても何にも言われなかったのが個人的に激アツ。

ジムでトレーニングしながらでもいけるし、風呂に入りながらでも聴ける。

SONYのノイキャンヘッドフォンと使い分けている。


・山焼き
友人が移住した曽爾村という、名張から30分の村に曽爾高原という、すすきが生い茂る観光名所がある。

シーズンが終わると翌年のために、雑草や枯れすすきを焼き払うために山焼きという行事が行われている。

前回参加した友達から「急斜面の枯れ草に火をつけながら火から逃げる」というような話を聴き、ハードコアそうな状況に参加してみたいと思ったのがきっかけ。エクストリームスポーツに対するのと同じ憧れだと思う。

年末近くから合計3回にわけて行われ、草刈り、ヤッキリ焼き、山焼きという三工程を住民メインで行うのでそれに参加させてもらった。

かなり傾斜のある山で作業をするので、スパイク付きの足袋長靴と、煙よけのゴーグルを買った。

はじめの2工程はすでに終わっていて、最大イベントの山焼きは2月なので、ワクワクが止まらない。


・ソバキュリアン

Sober(しらふ)とCurious(好奇心)が組み合わされた造語。
「あえて」飲まない生き方。断酒の一種ではあるんだけれども、禁欲的ではなく、「飲まない方が面白い」というスタイル。下記の本で有名になった?


私は酒は弱いほう。ビールいっぱいで顔が赤くなる。とはいえ、飲み方などを調節すれば朝までだらだら飲んだりはできるくらいの酒飲み。
家では基本飲まず、大体外で友達と遊ぶ時などに飲む程度だった。
飲むのは楽しいし、その状態でしか得れない体験、状況、人との距離があるのは知っているが、いかんせん次の日の二日酔い、酒が残ってなくても体や頭が気だるい感じは多くの人と同じく嫌いだった。

僕は定期的にハイパー遊ぶ時があり、その時は2、3日いろんな場所に行ったりたくさんの知っている人、知らない人と会う。酒を飲まなければ、心身がもっと元気に保てて、もっと遊べるんじゃないかと思った。今まで飲み屋やライブハウスで意図的に酒を飲まないということはたまに試してて、悪くはないなと自覚していたが、あえて禁欲を続けるほどの理由(体が悪いとか暴れる)とかがなかったので、特段しっかり止めようともしなかった。

なんで知ったかはもう忘れたが、とりあえず上記の本を読んでみた。すると、そこに書いていたのは「飲まない方が世界は面白い」というスタンスで、一般的に想像される断酒とは真反対のイメージや体験がそこには広がっていた。

僕は好奇心が多い方で、それならちょっとやってみようということで、やり出した。途中で町田康が酒を辞めることになった経緯や経過を書いた「しらふで生きる 大酒飲みの決断」という本を読んだり、

近畿大学の教授が書いた「脱アルコールの哲学―理屈でデザインする酒のない人生」という本を読んだりした。

僕自身はアルコールによって自他にあまり害はなしていない(と思っている)。しかし、僕の周りには酒の悪影響を受けているなと思うアルコール依存&予備軍の家族、友人が多少いる。その人たちのことを理解して、害を少しでも減らせれたらいいなというのも根底にあったりする。

ということで、実験好きな僕は自分で実験をしてみることにした。すると、想像通り問題はなく実行できて、なおかつ逆に楽しいくらいだった。
クラブやライブハウスで酒を飲まずに音楽を楽しんだり踊ったり、飲み会で飲まなかったりしても、とくに問題がなかったのである。
まあ個人的には酒よりよっぽど強く結びついているタバコというものがあるので、それとの付き合いかたの下調べとしてはうまくいった。それに酒を飲むと喫煙量がかなり増えるので、間接的に喫煙量も減っている。
飲まずに楽しい時に飲んだり、はじめの一杯だけ飲んだり、いろいろと試してみたが、ほとんどの場合酒は僕の場合いらなかったのだ。
わかりやすい問題というか障壁としては、どのイベントに対しても、はじめの30分ほどが若干めんどくさいと思う。クラブで身体が音や空間に馴染むまでの30分〜1時間であったり、知っているひとや知らない人と喋る時の雰囲気に馴染むまでのはじめの段階。
もともと人と喋るのは基本的に苦手では無く好きだし、ヨガや瞑想で心身の観察も好きなので、いつもと違う状況を楽しめ、かつ対応できていったのはあると思う。

そんな折、FFKTという、遠方で夜通しの音楽イベントに参加した。こういうイベントは初めてではないはずなんだけど、酒を飲まずに参加した初めての音楽イベントということもあったのか、なんだか去年の中で強く印象に残っている。
到着してしばらくしたらKid Fresinoが始まったので前の方に行った。音楽はかっこいいんだけれども、まだ明るいしなんだか周りの存在が気になるから音楽に没頭できない。いつもなら酒飲んでゆるやかに自意識を薄めるんだけど今回はそれができない。どこが緊張しているのかなと身体を探ってみるとお腹周りの筋肉がこわばっていたので呼吸などでそれを解消してみたらなんだかいけて、それに伴ってかどうかはわからないが、めっちゃいい感じにイベントを酒なしで過ごせた。

ソバキュリアンをしてみて、クラブやライブに行った時の「とりあえずの一杯」がなくなったのが一番嬉しい。飲みたい時は飲むんだけれど、デフォルトを飲まないという再設定ができたのは、酒をより楽しめることにもなったんじゃないかと思う。

飲まなくなって面白くなくなったというような話は今のところ誰からも聞いていないので、とりあえず続けてみようと思う。

・トレイルラン
ハイキングで無く、山を走るってやつ。めちゃ楽しい。山歩きとは完全別物。やってみたいなと前からふんわり思っていて、職場の友達に行ってみたらやってみたいということで、愛知の簡単そうな山で試してみた。走り出したら全身で感じる情報のスピードが歩いている時や街を走っている時と種類が全然違って、身体が目覚めている、的な感覚を得ることができた。

まだ二回かやってないが、はじめの一回というハードルを超えたのが一番大きい。心身が鈍った時の解決策として一つゲットした。

・物件探し
店とかそういう、なんかしらの開かれた場所をやってみようと思い、名古屋の家の近所で物件を探し始めた。
これが2022年での一番大きな変化だったと思う。
きっかけとしては内面的な要因と外部からのアドバイスがあった。

個人的な理由として、今のままじゃなんだか大して面白い未来がやってこないなと思ったことがある。大きな理由の一つとして、大きな怠惰を性質として抱えているということがある。趣味は多いし没頭している時や遊びにでかていてる時は問題ないんだけど、9割は家でTwitterを見たりネットサーフィンに時間が取られていて、自分が本当に好きなこと、やりたいことに時間を避けていないという状況がデフォルトになっていた。本を読んだり鍛錬をしたりする時間は、僕のようないろいろなことに挑戦するタイプには欠かせないがそれができない。となると、今後の人生の成長曲線がゆるやかすぎる。

去年の初めごろだったか、西洋占星術をする友達に見てもらったところ、2022年は何か新しいことにチャレンジすると言われた。何かしら新しいことは毎年しているが、趣味を増やしたりするのとは違う、新しい違う種類のことをするのかなとふんわり頭の片隅にあった。

去年の前半に、荷揚げの仕事で行った現場先で、変な人に「あなたは起業した方がいい」と言われた。その大柄の人は大工仕事をしていたんだけど、髪の毛はピンクでモンペみたいな格好で性別も不明な感じで、こういう人もいるんだなと思いながら午前中仕事をしていたら昼休憩の時に話しかけられた。あんまり覚えてないけど「仕事を見ていたけれど理解が早いし、他の人とは違う感じを持っている」みたいなことを言われた。その人自身が自分で現場関係の会社をやっていたりして、いろいろ話を聞いた。その時は起業や自分で商売をする柄ではないなと思っていたので半分聞き流していたが、その人の変わった風貌、雰囲気も相まって、今では僕に助言をくれた妖精的な存在だったんじゃないかと思うに至る。

前働いていた会社から写真の仕事をもらったり、ライターの仕事をちょっとしたり、ヨガの先生をやったり、昔やりたいと思っていたフリーランス的なことは実現した。しかし、上に書いた通り僕はめちゃくちゃ怠惰なので、それに流されてしまう。

なので、自分の仕事場兼なおかつ知らない人が来るようなセミパブリックな空間を作れば、もしかして状況は変わるんじゃないかと思って物件を探し始めた。いい感じの古民家を見つけたり、移住計画を立ててみたり、苦手だけど貯金を始めてみたり、何かしら今年に小規模に始められると思う。

目標はアイソレーションタンクが置いている施設を作ることなので、同時進行的に進める。

・キックボクシング
2021年くらいから確か始めたクラヴマガという軍隊格闘。とても楽しかったが、クラヴマガでは試合などがないので、近所の格闘ジムに行って試合に出ることを目指して鍛錬していた。
いろいろ省いて、去年の10月くらいに練習試合に出て、ボコボコにしばかれて負けた。貯金しようとその時くらいから思い出したので負けたままジムを休会しているので、タイミングで再開して一勝してみたい。


・その他
ー即身仏を見に行った
なんでかは忘れたけど即身仏に非常に興味が出て、岐阜の揖斐郡にある横倉寺に見に行った。見に行ったからなんだというわけではないが、関連図書を読んだり即身仏カードゲームを借り受けてそれをきっかけにイベントバーエデン名古屋で初めて一日店長をやったり、即身仏を見に行く前後の熱中度合いが高くてとても良い期間を過ごせた。

ーブラインアンイーノ展
めっちゃくちゃよかった。1Fにあった、大きな多スクリーンに映る絵がアンビエントに変化し続ける作品は本当最高だった。


ーテクノを聴き出した
前からダンス音楽はなんとなく聴いていたけど、FFKTで見たKangding Rayや徳島のTKCがきっかけでテクノの面白さががっつりわかった。
年末にベリンガーのRD-6を買って、自分でしょぼテクノをDIYできるようになったので更にテクノを楽しめるようになった。

ー家族
娘は3歳に。大分と人間らしくなってきたので面白い。
嫁はまあ元気にやっている。酒との付き合いかたに若干変化があったので嬉しい。奢ると言ってもアイソレーションタンクには全然入ってくれない。


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