大阪旅行①旅行の記録をつけることについて

2023年3月16日〜18日まで。
往復ともに近鉄の鈍行名古屋←→大阪難波
金券ショップで片道1800円くらい。
最近自宅で倦んでいたので、落差のある詰め込み方ができた。

今回行った所

日本橋のパーツ屋
古本センター
喫茶店
焼肉
友人宅
焼き鳥屋
友人宅
天満の台湾モーニング
コロッケの中村
鉄道落とし物屋
喫茶店
大阪土産屋
北浜
実家
谷六
スタジオ
ジュール
Upside Down
田中元子の講演会(名古屋)


旅行をどう書くか

友人とこの前話していて、旅行記を書いているがどのくらいの詳細度で書いたらいいかわからないという話を聞いた。確かにそうだよなと思う。
日常的にはだいたい一日多くて2,3個のイベントを経験するが、旅行となると会った人、経験したこと、考えたことなどの数が圧倒的に増える。
それらを細かく書いていくと、終わりが見えなくなってしまいがちになる。元気や時間が十分あるならそれでいいんだけど、別に旅行記など本来の旅行に行くことからしたら極論なくてもいい話なので、未完の可能性が上がってしまう。未完でも問題ないような気もするが、やっぱりそれだと「書ききれなかったな」という思いが心の奥底に溜まっていって、文章を書くことへの躊躇や苦手感を生み出してしまう可能性ができるのであまり好ましくないと僕は考える。
なので、逆から書いていったり最初にアウトラインを書いてしまうなどの方法は「とりあえず先に一旦完成させる」というやりかたが、何かしらものを作る人には有効であるという話には納得できる。

そもそもなんで書くのか

その友人は個人的なある理由があって旅行記を書いてみることにしたと言っていた。

僕はなぜ書くんだろう。
・体験の言語化
・体験の反芻(何度も楽しめる的な)
・書く練習

・面白い体験、場所があると知り合いに伝えたい
・記憶が薄くなった将来の自分への忘備録として

下の2つは自分的には薄いと思う。日記やアイデア、思考の記録を読み返したりすることは基本ない。習慣としては良いものなんだろうけど、撮った写真も見返すことがない自分には用途としてない。誰かにおすすめしたいものがあれば、直接言ったり

となると、体験の反芻と言語化、それと各練習が主な目的だということになる。

最近の文章の書き方としては
①アウトラインや箇条書きを作る
②書きたいところから飽きるまで膨らませていく
③書いた後、他人にとって読む必要がないと判断した箇所を削る
こんな感じでやっている。
日記の場合はとりとめもなく書き出して、適当に書き終えるというスタイルが多い。

noteに書くのは、他人に向けての文章を書く練習という意識が強い。
なので、良くも悪くも多少の面倒くささとスピードの低下は否めない。
ただ、必要というか、伸ばしていきたい能力ではあるのでそこは自己了承済み。

今回は、旅行日記をどう書くのか、ということを考えながら書いているので、さらにとても書きにくい。自分の中での旅行記のフォーマットが一旦完成すれば楽になるんだろうけど。

旅行日記のサブカテゴリー

①食事
②イベント(見た、聴いた、行った)
③出会い
④旅先での思考

こんな感じ?
上のものを大体時系列に書いていくのが旅行記な気がする。
時系列である必要はないよなと最近思う。
面白かったイベントからどんどん書いていけばいいんじゃないかと。
もちろん、時系列にすることで色々伏線を張ったりできるんだろうけど、瞬間的な面白さを非線形的に積んでいって生まれる印象もあったりすると思う。文章でない場合、人に手短に旅の話をするときとかはそうする人が多いような気がする。文章に書くのと人に話すので違うのは、記憶の掘り起こしかたの違いな気がする。
文章の場合は、締切などがあったとしても、時間配分は自分次第なので、無限とも言えるが、喋りの場合は人の時間が関係してくるので、時間制限がある。

時系列に沿ってとりとめもなく書いてみる

名古屋から鈍行に乗って大阪へ向かう。いつもなら用意している本やKindle、PCの電源を忘れたのでいつもと違う感じだなと思って起こり得る暇な時間にちょっと怯えながら、電車で時間をすごす。幸いM1のMac Book Airなので4時間かからない電車の中ではだいたい十分間に合う。とはいえ、無駄にローカルで使えるStable Diffusionのアプリを使ったりしていたのでいつもより充電は早く減っていき、最後の30分くらいはスマホを見てた気もする。スマホも前使っていたのが壊れてから、スマホを触る時間を減らそうとかなり前に使っていたものを現在使用しているので、ネットサーフィンしているとすぐに充電がなくなる。

到着して、どこに行こうかと思って、なんとなく行き先を日本橋に決めた。最近ちょっと初めた電子工作の部品を見に行くため。シリコンハウス共立という有名なところは何度か行ったことがあるので、そこに行くことにした。近くにもう一つ電子パーツ屋があるので2軒はしご。
大須のショップよりはるかに多くのパーツがそこに並んでおり、知らないものだらけなので情報量がものすごく多い。楽しいが、知らなさすぎて「これ何に使うんだろ」みたいなものが多く、それはそれで楽しいが、逐一説明してくれる友人がいればめちゃくちゃ最高だなと思った。
今回は一応「ブレッドボード」と呼ばれる、はんだ付け不要で回路を組める電子回路に使えそうなパーツ探しという仮テーマがあったので、なんとなく見るよりは情報への感度が高かったと思う。電子部品に興味があるのは、①楽器として②アイソレーションタンクを自作するために使えそうな制御やモニターを自作する、という2つのメインテーマがある。Aruduinoやラズパイを実際買うことになるんだろうけど、その前段階で、電子工作をミニマムに初めてみようということでブレッドボードの制作キットを先日買ってみた。
実際いろいろなパーツを見ていると、ブレッドボードにそのまま使えるものはあんまりないように感じた。大きな理由として、差し込みには0.7~1cmくらいの電線の長さがいるんだけど、その長さに足りてないものが多い。多分なんかしらのやりようはあるんだけど、今の僕の知識では「はんだ付け学習したほうが早そうだな」という印象が強まった。はんだ付け器具を色々見て、用途でいろいろなW数のものがあるのを知り、充電式のものなども選択肢としてあることが知れた。
結果として購入したのは電車の音が4種類入ったICと、ICを差し込むためのソケット、圧電ブザーの3つ。
電子パーツはもちろんネットでも買えるし種類も豊富だが、現物が並べられている売り場を練り歩くのはカテゴリー分けや記憶の方法として適していると感じた。これはネットの本屋と実店舗に関しても同じことが言える。記憶の宮殿的な、場所記憶法だ。

その後旅の間読む本があればいいなと日本橋の古本センターに行き、本を一冊購入。喫茶店に行き本を読んだり電子パーツのデータシートを読んだりした後長堀橋と松屋町の間にある華苑という焼肉屋に行った。美味しかった。

以前働いていた職場の社長に誘われ、その職場の人達と焼き肉。比較的仲の良い人たちは来なかったのと、僕含め酒を飲む人もほぼいないので若干盛り上がりにくい感じの会だった。焼き肉だと食べたり焼いたり気を使いながらなので、話が難しい。やることがあるというのは食事会において楽なこともあるんだけど、僕はどっちかというと話すると焼いたりとかがおろそかになるので、バランスが難しい。

酒を飲まないと、場へのチューニングがゆっくりになるのはソバキュリアンを初めてからよく感じることだ。その一点においては酒は便利だなと思う。僕は無くても徐々に馴染むことがわかったので酒を飲む頻度が減ったが、個人差が大きだろうから3,4時間立たないと場に馴染めない人もいるだろうから、その場合は酒は有効だと思う。当初は馴染みの時間は段々と早くなったりしないかなと思ってたけど、別にそうでもない感じはする。徐々にその場に馴染んでいくというのは、必要な時間なので無理に省く必要もない気がする。
会の終わりの方から喋るギアが入って来たので、店の外に出てから色々と喋る。固定された席というシステムがよく考えると僕は好きではないんだろうな。その時々で喋りたい人の近くに行って喋ったり、一人でのんびりしたいときには場所を離れたり、立食パーティが良いのだろう。立食パーティが苦手な人も多いので、好みではあるんだろうけど。
自分の調子が良ければ僕は逆に誰と一緒の席でもおしゃべりできるので、今後こういうタイプの食事会の前には、事前に0.5次会として誰かと話せる店行ったり、友人と茶でもしばいてでウォーミングアップを済ませるのが良いかなと感じた。夜だったら飲み屋はたくさんあるが、夕方だとそういう店があまりないのが難点。行きつけの個人経営の喫茶店的なところがあればいいのだろう。

↑を書いてたら家人が帰ってきたので小休止。
↓の文章は2日後のもの。

ご飯を食べてから、以前働いていた会社の近くまで歩いて、コーヒーを奢ってもらってもう少し話していると、ちょっと会いたかった会社の人と遭遇したのでしばらく喋る。

喋り終えたのでアメ村のよく行くBarに行く。
数少なくここでは酒を飲もうとなる場所。とてつもなく暗いのと、店主の特徴的なある種サイケデリックな喋りもあってバドワイザー一杯でいつもフニャフニャとした酔い方ができる。パーティ的なお酒の酔い方は興味が薄くなったが、このような、緩んで沈み込んでいくような酔い方はお酒の呑み方で好きな感じ。

2駅分くらい歩いて友人宅へ。いろいろと喋る。
美味しい燻製ココナッツがあるという情報と、台湾モーニングが天満にあると聞いたで翌朝の友人とのモーニングは天満に行くことにする。

日付が変わった後、別の友人から連絡があり再び東心斎橋へ向かう。
初めはソフトドリンクを頼んだが、3人の酔っぱらい感にシラフではやってられんなと思い一杯飲む。結果としてはあんまりどっちでも良かった気がする。

友人と会って話していると、思ったより自分のTwitterは見られているんだなと言うことがわかり、個人的な備忘録ではない、友人への近況報告的なTwitterの側面を実感する。

友人宅へタクシーで向かい、音楽聴いたりしながらダラダラ。
眠気もあり、最終的にはNOFXを聴きながらBPM60くらいのメトロノームみたいなヘッドバンギングをしていた。

多分4時頃から7時過ぎまでソファーで寝て、友人にバイクで迎えに来てもらい天満へ。

wanna mannaという台湾モーニングが食べれる店へ。金曜日というのもあるのか、そんなに混んでなくて問題なく座れた。
友人はおにぎりセットと、僕はなんかサンド的なやつを頼む。
紅茶豆乳が美味しかった。

味が変わっていて、外国旅行感をすごく感じた。
本場っぽい味がするので楽しいが、総合的に美味しいかと言うとそこまで美味しいとは感じなかったので、価格的にも日常使いするとかはなさそうな感じ。

台湾人だとまた違った感想を持ちそうだけど。

近くに9時オープンの有名なコロッケ屋があるらしく、ちょうど9時前だったので近くに行って時間を潰し購入。店の名前はたしか『中村屋』。
スタンダードなおいしいコロッケだった。

その後近くの『ぷららてんま』という市場へ行く。
地下から2階くらいまである場所で、魚をメインとした生鮮食品や野菜屋が昔ながらの感じで軒を連ねていた。地下は業務系スーパー。
食べ歩きとかそういう感じではなく、普通に仕入れとか買い物に来る感じの場所。活気がすごい。
香港に行ったとき似たような市場に行ったんだけど、エレベーターの感じとか、建物の雰囲気レイアウトがまるっと一緒の感じで楽しかった。
生牡蠣が売っていたので、その場で食べたいと頼んでみると割って売ってくれたので美味しく食べた。
魚を捌いたことが多分一度もないので、今年は魚を調理できるように練習していこうと思った。

友人と別れ、燻製ココナッツが売っている店が11時オープンみたいなので、天一に向かって歩きながら鉄道落とし物販売店や大阪天満宮に寄ったりしながら近くで見つけた喫茶店に入る。濃いアイスコーヒーで眠気が薄れる。

土産屋がオープンする頃に店を出て、無事燻製ココナッツを購入。
難波付近の実家に帰ろうと駅に向かう途中で、Barゆとりちゃんで間借りしてる『temae coffee』空いてないかなと北浜に向かいながらSNSをチェックするがやってなさそうな感じ。もしかしたらやってるかもしれんしその時は淀屋橋で乗ろうと、歩いて向かっているとさっきの喫茶店にさっき買った古本をトートバッグごと忘れているのに気づいて、裁判所の近くからまた歩いて戻る。

裁判所近くの古本屋で古本を買い、ゆとりちゃんの前を通るがコーヒー屋さんはいなさそうだったので、淀屋橋から地下鉄に乗り家に帰る。

だらだらしてもいいから一記事に全部書こうと思ったけど、なんかだれてきたのと、一番書きたかったテクノについてがこれからなので、一旦ここで切ろう。実際気分的にはここまでが一日目だからちょうど良いかも知れない。

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