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ちょいに選ばれるって、こういうことだ


22時過ぎ、渋谷のファミレス。
自分に嘘をつけないちょいがうつくしかった。こうなりたい、と思った。


「誰かのつくる世界で演じることはできるよ、そこにいるのは私じゃないから。でも、自分のつくる世界では自分でいたい、嘘はつけない。」

私はなにも言えなくなって、ちょいと、真っ黒になったノートを見つめていた。感服というか、うっとりというか、そんな気持ちで。

夢の中でも現実を手放せなくて、だからこそ今やるべきことを誠実に、ひたむきに、努力できる。愛情を返したいのに返せない、って泣いて、私を全力で抱きしめてくれる。心配性で荷物が多くて、いつもリュックが開いている。たまにちゃんとずるくなって、共犯みたいにうわーって笑う。

共通言語が増える。

思い出の曲ができる。

一緒にうたう。


背の低いあの子が全身で叫んでいる言葉が届いているから、一緒に夢の中を走っていける。ちょいに選ばれるって、こういうことだ。




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