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1. ドレミファソラシドって4つの読み方があります!

友人の博覧強記の強者に「4つの読み方ってなに? あ、連載楽しみにしてる」と言われてしまってちょっとプレッシャーが掛っていましたが、これを書かないと先に進めないのでまぁツッコミ歓迎で書いていきたいと思います。

では。まず4つのうちの一つ目は皆さんお馴染のドレミファソラシドです。なにか断りがない限り片仮名の「ドレミファソラシド」でドレミについては進めていきます。今度以下の書きかたも出てくるかもしれませんので一応これを英字をつかって書くときにはこのように表記します。

Do Re Mi Fa So La Ti Do

これは「ジャズ ソルフェージュ : ジャズ・ミュージシャン ボーカリスト 作曲のための移動ド ソルフェージュ(12音)とイヤー・トレーニング」という本の中で出てくる読み方で、シをティ、と発音しています。ソルフェージュというのは楽譜を読む(歌う)為の訓練の事をいいます。これの効能については後々触れたいと思いますが気になる人は上記の本を見て実際にやってみてもらうといいと思います。で、シをTi の発音で読むのが違和感がある人はドレミファソラシドの通常の読みでも特に問題はありませんし、僕もシと言うことが殆どです

2つ目はこのドレミファソラシドを英語読みする時の読みかたです。上記のドレミに順番的には対応しているのですが

C D E F G A B C

となります。バークリーのシステムは記号化されたシステムで、その一つにコードネームというものがあります。これはそのコードネームを記述するときに使われます。

3つ目は、各音に番号を振る読みかたです。これもドレミファに対応しているのですが、以下のように今回示しています。

1、9または2、3、11または4、5、13または6、7、8または1

です。音程やコードの構成音を考えるときにこの読み方を使うことになります。
ちなみに、なんで 9、11、13となるのか? という話についてはコードの読み方の時にもう一度振り替えりたいと思っていますが、忘れてたら是非指摘してください。

4つ目は、コードと対応してるのですがローマ数字で読む読みかたです。

I, II, III, IV, V, VI, VII, I

となります。このローマ数字で読む方法は実際に楽曲分析を行うときに使うことになりますが、なんでこんな読みかたをすると便利なのか? という話については調やコードの話のところで振り返りたいと思います。

纏めると以下のようになります。

で、そもそも「なんでドレミファソラシド」と呼ぶのか? などは脱線してしまうので触れませんが、興味のある人はこちらのサイトなど見てみてください。こういう話ってあたりまえですが僕が調べた話でも決めた話でも発明したものでもないので今回の話を進めるにあたって、また僕がいままで勉強してきたなりの元ネタの開示もしておきます。

基本的に僕が知っている音楽理論の知識は菊地成孔さんの私塾である「ペンギン音楽大学(通称ペン大)」で学んだものです。で、その大まかな概論的な話は以下の本を読むことである程度知ることもできますので興味のある人は読んでみてください (僕はこの本を読んで菊地さんのところに行くことにしました)。

憂鬱と官能を教えた学校 上---【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史 調律、調性および旋律・和声
憂鬱と官能を教えた学校 下---【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史 旋律・和声および律動

楽典や音楽理論にについては以下の本を参照していきます。

ポピュラー音楽理論 改訂版

バークリーメソッドについては以下の本を参照していきます。

ジャズ・スタンダード・セオリー ~名曲から学ぶジャズ理論の全て

上記の本をガンガン読み進めて行けば充分独習できると思います。器楽やったことない人は鍵盤(鍵盤ハーモニカとかオススメ)用意して実際に音を出してみながらやっていけば充分に進められると思います。ダイアトニックスケールとコードは知ってる、という人は「ジャズ・スタンダード・セオリー」だけで進めて行けばいいと思うので筆が遅いこの連載(がんばりますが、、、)より早く進められると思います。読みものとしてまずは楽しみたい人は「憂鬱と官能を教えた学校」がオススメです。それにしてもほんと先人の知恵に感謝するばかりですね、、、。こちらはその分なるべくわかりやすく進めていこうと思います。

というわけで最後に繰り返しになりますが、今回はドレミの4つの読みかた、、、

これを覚えてしまいましょう。簡単でしょ?

では次回は、、、

2. 音程を知ろう!

です。お楽しみに!!

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