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作品紹介:ドロッセルマイヤーさんのなぞなぞ気分
「ゆるゲー」シリーズ第二作。もともとは『法廷気分』のオマケゲームでしたが、人気に推され、とうとう単体版も発売してしまいました。
『法廷気分』初版のオマケだった『なぞなぞ気分 青本』と、第二版のオマケ『なぞなぞ気分 赤本』の2種類があります。(ゲームシステムはどちらも同じで、収録されているお題がまるごと異なります。)
「ランダム生成なぞなぞゲーム」と銘打ったこの小冊子型のゲーム。前半50ページには「上の句」、後半50ページには「下の句」が書いてあり、それらを適当に開いて
「大人の」「弱点って、な~んだ?」
「昼に眠って」「震えるもの、な~んだ?」
みたいな、ヘンテコなぞなぞを作って、参加者は自由に答えます。回答権とか順番とかのルールは一切ありません。
しかも、もともと正解の無いなぞなぞなので、「なにが正解なのか」も出題者が自由に決めます。点数もジレンマも、最終的な勝敗すらありませんが、これが不思議と楽しい!
机も全くいらないので、飲食店どころか車内だろうと野外だろうと、本当に場所を選ばずに遊ぶことができます。人数も何人でもOK、遊ぶ時間も何分でもOKと、とことん自由。
「ゆるゲー」の可能性を感じさせてくれる、まさに突き抜けた一作です。まあ好みの別れるゲームではありますし、そもそも「これはゲームじゃない!」と考える人もいるとは思いますが、僕は大好きです。
※『ドロッセルマイヤーさんのなぞなぞ気分 青本/赤本』はドロマイショップでもご購入いただけます。→こちら