ドロッセルマイヤーズが関わる初のマーダーミステリー作品が発表されました。マーダーミステリーとは「シナリオ付の人狼ゲーム」のようなもので、ここ数年で流行ってきた新しいアナログゲームのジャンルです。基本的には殺人事件の犯人などを推理するゲームなので、ネタバレしたら二度と遊べない…つまり「一生に一度だけ」の体験が新鮮なミステリーゲームです。

プレイヤー全員が殺人鬼！？

極限環境マーダーミステリー
『キルタイムキラーズ　絶泉館の殺人』

シナリオ/設定：斜線堂有紀
キャラクターデザイン/イラスト/マンガ：TSCR
ゲームデザイン：渡辺範明（ドロッセルマイヤーズ）、篠田築（グーニーカフェ）
グラフィックデザイン：吉田昌乘（タンサン）
協力：集英社

→７月発売予定！ご予約はこちら

このゲームのすごい所を自分なりに整理しますと、以下の７点になります。

①斜線堂さんの脚本がすごい
②TSCRさんのキャラがかっこかわいい
③全員が殺人鬼ロールプレイを楽しめる
④ゲームの最後に殺戮フェイズがある
⑤GMキャラで何度もプレイできる
⑥タンサン吉田さんのグラフィックが最高
⑦WaMiさんの歌も最高

キルキラのすごいところ①斜線堂さんの脚本がすごい
シナリオ/設定をミステリー作家　斜線堂有紀さんに担当していただきました。 プレイヤー全員が殺人鬼で、しかも全員記憶を失った状態でスタート！というトリッキーすぎる物語は唯一無二の面白さだと思います。未体験の方はゲームの発売前に 斜線堂作品を読んでみて、その独特の魅力を予習してみるのもオススメです。

キルキラのすごいところ②TSCRさんのキャラがかっこかわいい
カラフルでかわいいのにパンキッシュな強さもある世界観が魅力のイラストレーター＆マンガ家、TSCRさんにキャラクターデザイン、イラスト、そしてさらに物語冒頭のコミック化まで担当していただきました。 全員がハンドアウト（各プレイヤーに配られる専用冊子）でこのマンガを読むことで、スムーズに物語世界に入っていけるとという構成も新しい試みです。

キルキラのすごいところ③全員が殺人鬼ロールプレイを楽しめる
プレイヤーキャラ6人はGMも含め全員が殺人鬼。しかし今回の「屋敷の主人殺し」の犯人はこの中の1人だけ…！ 「この殺し方は俺じゃない」「あっちは殺したけどこれは殺してない」など、独特のひどい論戦が繰り広げられます。

キルキラのすごいところ④ゲームの最後に殺戮フェイズがある
ゲームのラスト、プレイヤー全員の投票で「館の主人殺し」の犯人と思しき1人が拘束された後、それ以外の全員に殺人チャンスが到来します！ この殺人の優先度を上げ、有利に立ち回るためにはそれまでのゲーム中で「キラーポイント」を稼いでおく事が重要。さらに「自分が殺害すべきターゲットは誰なのか？」を推理するためには、失った記憶の復活も必要不可欠です。

キルキラのすごいところ⑤GMキャラで何度もプレイできる
屋敷の執事「常喰十哉（トコバミジュウヤ）」はGM（進行）役であると同時に、独自の秘密目的をもつプレイヤーキャラでもあります。 マーダーミステリーは基本的には一度しか遊べないものですが、このキャラだけはなんと再プレイが可能！１つのパッケージを購入すれば、それを使っていろんなメンバーと遊ぶことが可能です。
【補足】 GMキャラの常喰十哉はいてもいなくても大丈夫な役割なので、5人プレイの場合は常喰以外の5キャラをプレイする誰かがGM役を兼ねることになります。 6人プレイの場合は6人目が必ず常喰になります。常喰の勝利条件はかなり特殊で、経験者が遊んでもゲームが破綻しないように工夫されています。

ちなみに本作のゲームデザインはドロッセルマイヤーズ渡辺範明が全体のディレクションとゲームシステムの設計を行い、グーニーカフェ篠田築さんが斜線堂先生のシナリオをゲーム用に再構築するという役割分担で制作しました。 「記憶システム」や「キラーポイント」を用いたオークション的な要素など、ボードゲームに近い感覚でも楽しめるマダミスになってます。

キルキラのすごいところ⑥タンサン吉田さんのグラフィックが最高
本作のグラフィックデザインはタンサン吉田昌乘さんにご担当いただきました。吉田さんはグループSNEさんのマダミスシリーズも手掛けていて、マダミス作品のグラフィックデザイナーとしては日本随一の経験豊富さ。世界観と遊びやすさの両立もさすがのクオリティです。冒頭でプレイヤーに配る「地元新聞のコピー」までこの作り込み…すご。

さらに物語の舞台となる洋館「絶泉館」の設計は現役の一級建築士にお願いしました。なんという贅沢な…

キルキラのすごいところ⑥WaMiさん@wami_songs の歌も最高
『そして惨劇は灰⾊に踊る』 キルタイム・キラーズMV -Vocalist by WaMi

歌唱：WaMi
作詞：烏屋茶房
作編曲：篠崎あやと
映像：亡霊工房
の最強チームによるMV…期待感も高まらざるを得ません！

というわけで、マーダーミステリー好きor興味ある方には全員遊んでほしい『キルタイム・キラーズ　絶泉館の殺人』ですが、７月発売予定でなんと早くも【予約受付中】です。

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さらにこちら↑では開発者ロングインタビューも。購入検討のご参考にどうぞ！続報などあればまたお伝えします。