片付けられないの魔法
「人生がときめく片づけの魔法」を読んでも片付けられない私は、もはや別の魔法にかかってんじゃないかと思います。
近藤麻理恵さんの提唱する片付けメソッドのコアは、”本当に残しておくべきモノにはときめきを感じるはずだから、実際に触ってみてときめきを感じるものを残す”と理解しています。
…何を触ってもすっげぇときめくんだけどどうしましょう。
で、”出会ったすべての人が、親友になったり、恋人になったりするわけではない”といった言及がございます。モノだって勝手に疎遠になるわけではないので、自分から手放さない限り相手(モノ)との関係に変化は起こらないのだと。
…ええ、親友にも恋人にもなりません。カネにしたかったんです。ほら、何年か経ったら、”あのヒトがこんなシゴトを!!”とかいう”お宝ブーム”ってあったじゃないですか!アレに影響されたんです。こんな自分、どうしましょう。
”場所別ではなく、モノのカテゴリー別に片付ける”、”モノの定位置を決めることによって、一時的に散らかっても手間なく片付くようになる”、こういった着想は案外と盲点でした。すぐさま取り入れて実践しようと思ったんです。そして、”とにかく畳む、とにかく立てる、そして収納は極限までシンプルに"。
…片付けているのはほぼ100%、本だと気づきました。こいつら既に本棚という定位置に立っております。本を畳もうなんざ考えようもありません、どうしましょう。
そして、”本を判別するときは、中を見てはいけない”らしいですね。
…表紙も見てはいけないと思います。ぶわーっと中身を思い出すんです。ほら、”一年間使わないものは、大概、この後も使うことはない” とか言いますでしょ。使っちゃいましたよ。んで、見てしまうと ”なぜとっておいたのか” 納得してしまうんです、どうしましょう。
”たくさんのモノを抱え込んで捨てずに持っているからといって、モノを大事にしているわけではない”。
…ねぇ、ほんとどうしましょう。
いや、言い訳も大概に、なのですが、どうしても”捨てる理由を探す”などと理屈が先立つところ、片づけられない原因なのかなと考えています。…ほら、また考えちゃった。げに、感情に身を委ねられないと片付けの魔法にはかからないのかもしれません。
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