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最新HIPHOPレビュー #17 「FKD feat.906 & 田中光 / goodthing」

Twitterにて、HIPHOPのレビューを3年以上書き続けている ドラム師匠 です。よく飽きないねなんて言われますが、飽きる暇がありません。

『日刊DiGG』17回目となる今回は、JAZZYで重厚な楽曲を紹介します。

|FKD feat.906 & 田中光 / goodthing|

2021/01/13 公開

ダンス / 音楽 映像を中心とした数々の実験的活動を繰り広げるクリエイティブ集団”VIBEPAK”主宰者でもあるビートメイカー FKD 。2019年のOILWORKS Rec.からのアルバム"EGO TRIP"のリリースしただけあって、JAZZやエレクトロニカの要素を取り入れた重厚なブレイクビーツ。エディットされた音が縦横無尽に行ききするなど型にハマらないサウンドだ。

'21年1月6日に配信されたニューアルバム『Duality - Beige』に収録された「goodthing」は、ぐぐもった声が魅力的な千葉のリリシスト田中光と、JAZZをベースにしつつHIPHOPの要素も取り入れたユニット906のボーカルを担当するHonda Hitoshiを客演に迎える。


▼ビートメーカー FKD によるコンセプトアルバム「Duality」

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2MCともFKDの楽曲に度々フィーチャーされている。特に田中光とは、"FKD & 田中光"名義で「INDIA」「Sodium」という2枚のシングルをリリースするほど旧知の仲だ。

FKDによる力強くて、まばゆい光を放つピアノ。トラックから受けたインスピレーションを一筆書きのように言葉を紡いでいくVerse1の田中光。

Verse2のHonda Hitoshiは、一つ一つの言葉を、時に粘り気を持って、時にささやくようにビートに落とし込んでいく。

今回のアルバムは自身の双対性を表現したコンセプトなだけあって、2MCのビートアプローチの違いが楽しめる。


「俺は心と体を楽に保つ
FKDから送られたビートをラフにやり倒す」



▼さらに深掘り

FKD & 田中光のコラボ曲


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HIPHOPを広めたい一心で執筆しています。とは言え、たまにこれを続ける意味があるのかと虚無感に襲われます。 このまま頑張れ!と思われた方、コーヒー1杯おごる感じでサポートお願いします。自信をつけさせて下さい。