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今年トレンドになる猫はミヌエット? 「猫の日」に先駆けて分析してみた

こんにちは、LINEヤフーでコンテンツ編集をしている清作左です。

2月22日は「猫の日」。猫の鳴き声「にゃん」と2をかけて、2が3つ並ぶこの日に制定されました。
今回は猫の日に先駆けて、猫にまつわる検索を分析してみました。

「猫」「犬」検索で人気なのは…
猫といえば、犬と並ぶペットの定番。ペットフード協会の「全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の飼育頭数は2014年に842.5万頭に上り、初めて犬を抜きました。2023年の飼育頭数は、猫は横ばい傾向が続き906.9万頭となっているのに対し、犬は684.4万頭となり、減少傾向が続いています。

SNSで愛猫の姿が投稿されたり、猫カフェや猫駅長が登場したりと「空前の猫ブーム」ともいわれています。
そんな猫と犬、月別の検索推移をみてみると意外な結果に。

飼育頭数では勝る猫ですが、直近一年の検索ボリュームでは犬のほうが注目を集めていました。

検索に地域差があるかもみてみましょう。

昨年1年間の「猫」「犬」の検索の地域別割合をみてみると、猫の検索数が犬を上回るのは鹿児島のみという結果に。検索ボリュームが同数だったのは山形で、45の都道府県で犬が優勢。検索ボリュームに関しては犬派に軍配が上がっていました。

検索で人気の猫種 絶対王者「スコティッシュフォールド」
ペットして人気の猫。ペット保険大手のアニコムによる猫の品種ランキング(2023年版)によると、飼育頭数が一番多いのは雑種を意味する「混血猫」。その後は「スコティッシュフォールド」「アメリカンショートヘア」「マンチカン」と続きました。

では、検索ではどうでしょうか。混血猫やミックスなどを省いた猫種だけでランキングを作成してみました。


1位に輝いたのはスコティッシュフォールド。アニコムのランキングと同じ結果に。
しかも、スコティッシュフォールドは4年間不動の1位の座に輝いていました。
また、マンチカン、ラグドールも検索では人気が根強く、両種が2位と3位を4年間保ち続けていました。
4年間の推移をみると、スコティッシュフォールド、マンチカン、ラグドールが「人気猫の3強」状態。サイベリアンは人気を上げる一方で、ロシアンブルーが下火傾向なのがわかりました。

今年、はやるかもしれない猫は「ミヌエット」?
3強の牙城を崩す猫ちゃんはいるのか?
検索数の上昇割合から次に来るものがわかるDS.INSIGHTのトレンド機能を使って、検索数が伸びている、今後トレンドになりそうな「猫」「ねこ」「ネコ」を含むワードを探ってみました。



昨年はインフルエンザが大流行したことから猫にうつるのかを心配するワード「猫にインフルエンザうつる?」「インフルエンザ猫にうつる?」が検索されたためトレンド入り。
また、猫種にまつわるワードでは「ミヌエット 猫」がトレンドワードに浮上していました。
ミヌエットは「マンチカン」と「ペルシャ猫」をかけあわせた猫種。


ペチャットした鼻と短足なところが可愛らしく、X(旧Twitter)では「うにくん」が人気を博し、写真集が発売されるほど。また、指原莉乃さんが飼っていることでも知られています。


「ミヌエット 猫」は昨年に入ってから右肩上がりに検索ボリュームを伸ばし続け、12月には「ミヌエット」単体の検索ボリュームを上回りました。
このまま注目が続けば、「スコティッシュフォールド」ら3強を追い越す…なんて日もあるかもしれませんね。

もうすぐ「猫の日」。あなたのお気に入りの猫はいますか?
コメント欄にお寄せください。

※ 今回公開したデータを含め、ヤフー・データソリューションは、お客さまのデータを統計データとしたうえでデータの可視化や分析結果をご提供するサービスであり、個人を識別できるデータ (パーソナルデータ) については、お客さまから新たに同意をいただかない限り外部に提供することはありません。


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