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イヌ派?ネコ派?それともヨウム派??~検索データから見えた今どきペット候補とは

こんにちは、データアナリストの小川知紘です。
皆さんはペットと聞くとどんな動物を思い浮かべますか?

恐らく犬か猫を思い浮かべる方が多いのではないかと思いますが、
最近ではうさぎやトカゲなど、犬猫以外のペットを街中やテレビ等で見ることも増えた気がしています。

そこで今回は、世の中が今どんなペットに興味を持っているのか検索データから見てみたいと思います。

今回のデータは弊社ツールDS.INSIGHT を使って出しています。
もし興味をお持ちいただけた方はこちらもご覧ください。7日間の無料トライアルもやってます!
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今年はうさぎ年!ということで、まずは「うさぎ」と一緒に検索された2022年のキーワードランキングを見てみました。

すると、3位に「うさぎ 寿命」というキーワードが見られます。
この「寿命」というキーワードを用いることで、
・飼う前に死んでしまうのが悲しいので寿命を調べておきたい
・飼っていて寿命がいつまでか気になる
のように、”ペットとして関心がある”動物を探せるかもしれません。

早速「寿命」と一緒に検索された動物ランキングを見てみたところ、こんな結果になりました。

見てみると、「ハムスター」「うさぎ」といった人気のペットから、「チンチラ」など意外なものまで広く拾えていそうです。

一方で、犬・猫が1-2位ではないことが気になります。
これは恐らく犬・猫のように経験から寿命の予測がつく動物や、犬種・猫種など品種名で調べられやすいものは分かれてしまうため、単純な人気順とは違うという点には注意が必要そうです。

その前提にはなりますが、犬猫以外では「ハムスター」「うさぎ」「メダカ」「チンチラ」「ハリネズミ」「インコ」と色々な動物名が出てきており、広く関心のあるペットを見るには良いキーワードの1つと言えそうです。

チンチラ(ネズミ目チンチラ科チンチラ属)


では最近関心が高まっているのはどんな動物なのか、同じく「寿命」と一緒に検索されたキーワードから見ていきましょう。

2022年に「寿命」と一緒に検索された上位200キーワードに出てきた動物を対象に、2022年の検索人数を2021年、2019年と比較した結果がこちらです。

2021年と比較して伸びているもののうち先ほどの結果になかったものを見ると、「ヨウム」「フェレット」「モモンガ」「マイクロブタ」などが出てきていました。
中でも「ヨウム」「マイクロブタ」は、2019年と比べて他より大きく伸びていることが分かります。

ヨウム(オウム目インコ科。5歳児並みの知能を持つといわれるほど頭が良いそう。)


マイクロブタ(成長した時の体重が40kgまでの小さなサイズのブタ)


「ヨウム」「マイクロブタ」が伸びた理由を探るため、一緒に検索されたキーワードを見てみましょう。

「ヨウム」と一緒に検索されたキーワードランキング

まずは2位に「値段」3位に「寿命」が出てきていることから、やはりペット検討も一定増えていると想像されます。

また結果を見ていると、「ケイちゃん」「ずうちゃん」「アレックス」と名前が多く出ていることが気になります。
調べてみると、
・「ケイちゃん」「ずうちゃん」:YouTubeのチャンネル名(『ヨウムのケイちゃん』『ずぅちゃんねる』
・「アレックス」:2022年に『奇跡体験!アンビリバボー』で天才ヨウムとして紹介された
という理由から多く検索されているようでした。

このように、ヨウムは様々なチャネル経由で少しずつ知る人が増え、ペットとしても関心が高まっているのかもしれません。


では「マイクロブタ」はどうでしょうか。

「マイクロブタ」と一緒に検索されたキーワードランキング

マイクロブタでも「値段」「里親」「後悔」など実際にペットとして飼う検討をしているキーワードが伸びており、こちらもペットとして一般的になってきている様子が見られました。
特徴的なキーワードとしては「マイクロブタカフェ」が上位に来ています。
マイクロブタはヨウムとは異なり、カフェなど触れ合う場が増える中で認知が広がり、ペットとしても関心が高まっているのかもしれません。


最後に、「ヨウム」「マイクロブタ」で興味がある方に違いはあるのか比較してみました。
「ヨウム」「マイクロブタ」は「値段」と一緒の検索が寿命よりも多かったため、こちらのキーワードで属性を見ていきます。

まず性別を見ると、マイクロブタはやや男性、ヨウムは女性が関心を高く持っていることが見て取れました。

次に年代を見ると、ともに40代が中心にはなっていますが、
マイクロブタと比べて、ヨウムの方が50-60代の割合も高く、より年齢が高めの方が興味を持っているようです。


今回はペットとして今興味を持たれている動物を検索から出せないか試してみました。
また試していく中で、ペットごとに興味を持つ属性にも違いが出ることも見えてきました。

今回は検索人数が多い動物に絞ってご紹介しましたが、結果を見ているとまだまだご紹介しきれなかったペット候補がたくさん出てきていました。
今後どんな属性の方にどんなペットが人気になってくるのか、街中でも気にしながら楽しみに見ていきたいと思います!

筆者プロフィール
小川 知紘(おがわ ともひろ)
2018年よりヤフー・データソリューションの立ち上げに従事。
現在はDS.ANALYSIS(オーダーメイドの課題解決サービス)にて、クライアントに対する分析企画・アナリスト業務を担当。
副業として、幼児教室の先生 と 事業会社でのデータ分析 を行う。
データ分析が身近に感じられるネタでnoteを投稿中。

twitterもやっています。ご連絡はこちらまで→@tomohogawa
他note記事→アナリストの分析日誌

※今回公開したデータを含め、ヤフー・データソリューションは、お客さまのデータを統計データとしたうえでデータの可視化や分析結果をご提供するサービスであり、個人を識別できるデータ (パーソナルデータ) については、お客さまから新たに同意をいただかない限り外部に提供することはありません

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提供:アフロ


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