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アサイーボウルが10年ぶりの大流行中? データトレンド分析がとらえたその中身

こんにちは、ヤフー・データソリューションです。

ヤフー・データソリューションが提供しているデータ分析ツール「DS.INSIGHT」に、Yahoo!検索のデータからトレンドの予兆などを捉えることができる「トレンドマップ」という機能があるのをご存じですか?
 
その機能をチェックしていると、気になるキーワードを発見。今日はそのキーワードについて分析していきたいと思います。
 
「トレンドマップ」がとらえた、気になるキーワードとは
 
「トレンドマップ」には、これから流行るものがわかるエリアなど、いくつかの分類されたエリアが存在します。その中の一つで、すでに流行りつつあるものを示す「ブレイクエリア」に挙がっていたキーワードがこちらです。
 
「トレンドマップ」のブレイクエリアに現れた「アサイーボウル」

使用ツール:DS.INSIGHT

このキーワードを聞いて、あれ?と思った人もいることでしょう。そうです、アサイーボウルは今回初めてブームになったわけではありません。
Yahoo!検索で「アサイーボウル」の検索数の推移を2014年から見てみましょう。

このグラフを見ると、2014年に検索数が著しく増加して、大きなブームの波があったことが確認できます。しかしその後、2015年に入ると検索数はその勢いを失い、そこから2023年までは、いくつかの小さな検索数の急上昇は確認できますが、2014年ほどの関心量には遠く及ばない推移となっていました。
 
しかし、2023年の中ごろから再び検索数が増加しています。いったい何があったのでしょうか? もう少し詳しく見てみましょう。
次のデータは2023年1月1日から2024年4月13日までの「アサイーボウル」の日別検索数推移です。

どうやら2023年5月頃よりまず最初の関心の高まりが発生しています。この期間中にはテレビ番組「孤独のグルメ」においてもアサイーボウル回が放送されています。
その後徐々に毎日検索数が増加傾向にありましたが、次に大きく関心が高まったのは2023年9月終わり頃です。そこからしばらく高い関心が続きます。
そして、この2回の大きな関心の高まりを経て、2023年12月頃から急激に増加のスピードが増している様子がわかると思います。その後毎週のように検索数が増えて伸びていっており、完全に関心の伝播のサイクルが回っている状態へと移ってきたと考えられます。
 
また、波形の面白い特徴としては土日に検索数が上昇する傾向があるようです。これは家で健康的にアサイーを食べるというよりも、「アサイーボウル」という商品を外食でたべるということが目的になっているためと考えられます。
 
それを示すもう一つのデータがあります。それは「アサイー」の検索数です。「アサイーボウル」の検索数と異なり、「アサイー」の検索数自体は2014年の時ほど増えていません。

少しずつ検索数が増えてきていますが、やはりアサイーボウルのほうが伸びの勢いはすごく、今のトレンドは「アサイー」というよりも「アサイーボウル」のほうであるということがわかります。なお、検索数自体も直近1カ月では「アサイー」より「アサイーボウル」のほうが多いです。
 
次は何が来る? 「アサイーボウル」検索者が関心を持つトレンドアイテム
 
アサイーボウルを検索している人がほかに検索しているキーワードを見てみると、世の中の流行りの最先端を行っているようなものが多く見られます。
そこで、前述のトレンドマップと、「アサイーボウル」を検索している人たちが関心を持つキーワードを組みあわせて、ネクストアサイーボウルを探してみました。
そこで見つかったキーワードはこちら。

アサイーボウル検索者が良く検索していて、トレンドスコアが高い食べ物としてデータからピックアップされてきたのが韓国のヨーグルト「ビヨット」でした。
 
実はこのビヨット、2023年にヤフー・データソリューションで発表した「2024年のヒット予測レポート」の一つでもあります。

あれから半年近くがたちましたが、いまだに検索数を伸ばし、アサイーボウルを検索する人達からも高い関心がもたれているようです。この後も果たして勢いは続くのでしょうか? 今後の経過に注目です。

※今回公開したデータを含め、ヤフー・データソリューションは、お客さまのデータを統計データとしたうえでデータの可視化や分析結果をご提供するサービスであり、個人を識別できるデータ(パーソナルデータ)については、お客さまから新たに同意をいただかない限り外部に提供することはありません。


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