「Final Fantasy XI」その２ ビシージ：大人数でモンスターと市街戦をした（そしてバタバタ死んだ）
協力プレイの思い出をNoteに綴っています。その楽しさが少しでも広まれば良いな、と。
ＭＭＯＲＰＧ（大規模多人数同時参加型オンラインRPG）のコンテンツは膨大で、ずっと遊び続けられるほどの色んな遊びがあります。
FF11も例外ではなく、ダンジョンや強敵とのバトル、レアアイテムの争奪戦、アイテム合成や販売などがあり、しかも年を追うごとに追加されてきました。
※私がプレイしていたのは2002年～2009年ごろとなります。
その中で、大人数で協力して戦うコンテンツに「ビシージ」がありました。
攻めてくるモンスターを500人以上のプレイヤーが迎え撃つ「ビシージ」の市街戦
2006年の拡張コンテンツで実装されたうちの１つが「ビシージ」でした。
この「ビシージ」はモンスターたちの軍と争うコンテンツです。
その中の要素の「市街戦」では、プレイヤーたちの集まる城の一角「アルザビ」エリアに強敵がわんさか攻めてきて、それを多数の冒険者たちで迎撃するコンテンツでした。
※私が語るのは、ビシージ実装直後から１年間くらいのお話となります。
冒険者（プレイヤー）はアルザビに700人ほど集まり、城内に進入してくる敵モンスターを迎撃して追い返すか、はたまた敵軍が秘宝「魔笛」に到達して奪われてしまうまで、熾烈な戦いを繰り広げます。
追い返すには、５人の将軍ＮＰＣ（超強い）を守りつつ、時間切れを狙うか、敵軍を残り数体にまで倒す必要がありました。
数百人の冒険者とこちらも数十体となる強力な敵モンスターで満たされた城内では、あちこちでバタバタと冒険者が倒される光景が散見。
さらに敵のボスクラスは冒険者の３倍以上もデカくて、範囲攻撃スキルも使いまくる凶悪さです。死体は積み重なります。
戦闘を繰り広げるうちに、気づいたら自分にデバフ（不利な効果）がいっぱい掛かっていたり、周りが冒険者の死体だらけだったりと、とてもカオスなコンテンツでした。
何の攻撃を食らったか、よくわからないうちに死ぬことも日常茶飯事でした。
しかし、数百人の冒険者たちと共闘して戦うというのは、単純にテンションが上がるし、楽しいものでしたよ。
市街戦中は、その場にいた人たちでアライアンス（３パーティの協力システムで18人のチームが組める）を作って、回復やバフ（強化）効果を融通し合って対抗。
しかし、強力な範囲攻撃が飛び交う為、画面の18人分のHPゲージが一斉にグワーッ！と減らされる時もあり、油断はできません。
私も低レベルジョブで参加した際は、前衛の回復を頑張ったりしていましたが、どこかから来た範囲攻撃でバッタリ倒されてしまうのでした。
前衛で積極的にザコ掃討に回ったり、デカイボス級に挑んだりもしました。ボス級は、百人単位で殴ってるのにマジでＨＰが減っていかなくて絶望したものでした。
貢献度によって報酬がありますが、正直報酬はビシージで遊ぶついでのもの、みたいな感じでしたね。みんなでワイワイと戦って追い返すぞー！と遊ぶコンテンツとなっていました。
多人数で成したビシージ防衛伝説
この通り、大人数で市街防衛戦をやるビシージですが、数人のプレイヤー達ではとても成し得ない、防衛に関する伝説を２つ紹介します。
市街戦の襲来は３時間や半日に１回程度のペースで来るはずでしたが、ある日の不具合の発生により、その襲来が「追い返した直後に発生」するようになり、絶え間なく市街戦が続くようになっていました。
多くのサーバのプレイヤーたちはそんな状態では防衛しきれず、秘宝「魔笛」を奪われていきました。
そんな中でディアボロスサーバ（FF11のサーバ名は召喚獣から取られてます）の冒険者たちだけが、10時間を超えて連続での防衛をし続けていました。
最後のほうは強力な味方ＮＰＣの将軍５人も全て倒され、「魔笛」にモンスターが到達したら即敗北となるのを必死で防ぎ続けて、防衛を続けたそうです。
その後、不具合のメンテに入り連続の襲来は止まりました。
実時間で13時間、ゲーム内時間で13日間の連続防衛を、ディアボロスサーバの冒険者たちは成し遂げたのでした。
プレイヤーたちが紡ぎあげた驚異の防衛回数記録
一方で、この「防衛」の連続回数を積み上げ続けてきたプレイヤー達のサーバーが、セイレーンサーバーです。
その数、2006年のビシージの実装から実に3166回。
実に5年もの間、連続防衛を積み重ねていました。
熱心なプレイヤー１人はずっとゲームに居続けられない（・・はず）のですから、１日２４時間、海外のプレイヤーも含めてセイレーンサーバーの冒険者は一丸となって防衛のために集まり続け、地道に防衛回数を積み重ねていったのです。
記録は一度途絶えましたが、その後も再度、防衛回数を積み重ね直しているそうです。
下記記事では4943回を超えたと書かれています。
きっと、この防衛の為だけにFF11を遊び続けてらっしゃる方もいることでしょう。書いていて、私は敬礼したくなる気分です。
FF11はＰＣのネットゲームですが、不特定多数の人たちと一緒に遊ぶゲームならば、「フォートナイト」の50人 VS 50人とか、スマホのソシャゲのレイドイベントで１体のレイドボスのHPを削り切るもの等、色々あります。
私は「ポケモンGO」のレイドで、見知らぬ方たちと共闘してレイドポケモンとバトルをしています。
気軽にネットで知らない人との協力、共闘するゲームも楽しいものですので、遊んでみるのはいかがでしょうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？