マインドセットってどうやるの? その11


『印契』

つまり、「印で契る」

わかりやすく言うと、「印で契約」

もっと言うと、「契約していなければ使えない印」


これが、初心者がいきなり印を結んでも、ほぼ意味のない理由です。


それなりの訓練がなければ使えないのです。


そう、もうおわかりですね?


瞑想状態になったときにその印を結んでいると、逆にその印を結ぶと瞬間的に瞑想状態になる、ということなのです。
そして更には「座って、その印を結んだ時にだけ瞑想状態になる」というようにします。
もっと進むと、「その印を結んだ時には、その状況にふさわしいように、意識が自動的に調整される」というように暗示しておく、というようにするのです。

「瞬間的に瞑想状態になるように誘導音声を録音して、聞きながら瞑想をする」
というのは、こういうことなのです。

いきなり、思ってもいない時に瞑想に引きこまれてしまわないようにする……そのために『印契』はあんなややこしい指や手の形にするわけなのです。
ああいう印を思ってもいない時に結んでしまうことは、まず絶対に無いですから。


『契約』といいましたが、それはつまり「あなた自身の潜在意識と契約する」ということを意味します。

つまり、「この印を結んだ時には、私はすみやかに瞑想状態になる、と潜在意識と取り決める」わけですね。


関係者の方々に叱られてしまうかもしれませんが……「怪しい」とか「オカルト」とかの謗りを防ぐため、公開したいと思います。


『印契』や『魔法の指輪』に共通する秘密……

その正体は……というと、なんのことはない『条件反射』なんですね。
少なくとも重要な部分はそれです。

だから、訓練しないと意味が無いのです。

かつては、長い訓練期間を必要としました。

いわゆる『修行』ですね。


ところで、現代は録音技術があります。

これにより、同じタイミングで音声を聞くことが出来ます。

つまりプログラムされた音声をたやすく作ることが出来るというわけです。

かくて、昔に比べれば
『短期間で条件反射が成立する≒トレーニング期間が短くて済む』
というわけなのです。


しかし、であるからこそ、安全性には気をつけなければいけません。

以前に紹介した

※「私は、いつでも、マイナスの想念を跳ね返す」

という音声を、瞑想状態のときに必ず聞くことと、

日常生活でもマイナスの言葉、否定的なイメージは避けるようにした方がいいのはそういうわけです。


日常生活でもマイナスの言葉、否定的なイメージは避けるようにした方がいいのです。

大事なことなので繰り返しました。

で、
そのための『ストップ・テクニック』というものがあります。

一つの例として……手首に輪ゴムをはめておいて、否定的なことやマイナスなことが思い浮かんだら、その輪ゴムを弾く……引っ張って離すのです。

すると、痛みを感じますね?

つまり、その考え――マイナスな考え・否定的な考え――を止める、と潜在意識に刷り込まれるのです。

かくて、失敗への道は閉ざされ、成功するしかなくなる、というわけなのです。


続く→その12

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