マインドセットってどうやるの? その3

『逆努力』についての話しに戻ります。

その『逆努力』を抑制しなければならないのですが、それこそ意識的には出来ません。

表層意識、つまり普段の意識でやろうと思っても、それはさらに逆効果をもたらしてしまいます。

つまり……よく言われるのが

「水玉模様のゾウを想像しないでください」

と言われると、かえって想像してしまう、というような……

ではどうするか?

『普段』ではなく『不断』の意識、すなわち潜在意識・(集合的)無意識で行わなければならないのです。

表層意識は、眠ったりするとそこで途切れてしまいます。

深い眠りに入らなくても弱くなってしまうのです。

専門用語で言うと『被暗示性が高まる』ということですね。

『被暗示性が高まる』、これは、実は両刃の剣なのです。

悪いことに使われる危険性もあるが、良いことに使っても絶大な効果をもたらす、ということなのです。

その状態を利用して学ぶ方法が、『睡眠学習』というやつです。

ただ、それこそ『意識的にそういう状態になるわけではない』ので、効率が悪かったようです。

もちろん、うまく行った人はいるらしいですが。

しかし、うまく行かない人がどうすればうまく行くか?についての答えがなかったため、ある程度以上は広まりませんでした。

同時期、似たような広告で『Dr.キ○○ポー』というのがありました。

ここでお伝えしようとするのはその方法に近いのです。

ただ、その『Dr.キ○○ポー』というのはGSRという測定技術を使っていました。

それは、皮膚の電気抵抗によって脳波の状態を『間接的に』知る、というものだったのです。

なぜ『間接的』に……だったかというと、要するに安上がりだったからです。

本当に、本格的に、脳波を測定しようとするとかなりおおごとになるのです。

とてもとても一般の中学生高校生に手が出るようなシロモノではなかったのですね。

ともかく、
間接的にせよ、アルファ波が出ている状態を測定して、それを勉強に役立てよう、というのが『Dr.キ○○ポー』の概要でした。

ちなみに、「気が散りやすく、勉強に相応しくない状態』を『勉強に集中できる状態』にする方法も、その『Dr.キ○○ポー』一式の中には含まれていました。

それにヒントを得た――というか……実際に『Dr.キ○○ポー』を購入したわけではないので、推測なのですが――方法が、今回ご紹介しようというやり方なのです。

ここで少し余談になりますが……

誤解されている人が多いようですが、『潜在意識が受け入れてくれる状態』は、いわゆる『アルファ波』が出ている状態ではありません。(『Dr.キ○○ポー』の広告ではそう書かれていましたが)

そもそも、『アルファ波』が出ているかどうかはあまり関係ありません。

意識がお願い(つまり暗示)を受け入れやすい状態か否か、が大切なのであって、『アルファ波』が出ているか否か、は、その状態を確認するための指標に過ぎないのです。

ここを勘違いしやすいんですよね。

更にいうなら、『アルファ波』が出ているのと『シータ波』が出ているのとの中間くらいが一番いいらしいのです。

しかし、そこを厳密にしようと思うと、それこそ高価な測定機械を必要とします。

頭に電極とか取り付けなきゃいけませんし。






びっくりしましたか?

ご安心の程を。

そこまでの厳密さは要りません。

皆さんがお持ちの……少なくとも今の日本人の8割以上の人が持っている『あるもの』を使えばいいのです。

昔に比べてかなり簡単に、先程から申し上げているその『状態』になれる、そういう研究結果があります。

その、『あるもの』とは……

察しの良いあなたならお気づきのことでしょう。

そう。 それはスマホです。

続く→その4

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