頭って、どうすれば良くなるの? その2


つまり、頭を良くするというのは


・スペックを上げる

・メモリーを上げる

・エディショナビリティを上げる

……の、三要素だということなのです。


ちなみにこれらは専門用語(そして、造語的使用)なので、わかりづらいですね。


わかりやすく言い直しましょう。

・頭の回転を良くする……というのが、スペックを上げること。

・記憶力を良くする……というのがメモリーを上げること。

・いろいろ考え方を変えて考え、評価する……というのがエディショナビリティを上げること。

……なのです。

つまり、このいずれか、もしくは、複合が『頭をよくする方法』なのです。

もちろん、その3つの要素をバランス良く発達させることが望ましいわけですね。

あらためて、説明いたします。


つまり、スペックというのは、端的な言い方をするなら「脳の性能」のことなのです。

あなたの脳が働くためには、最低限の栄養が必要ですし、脳内のネットワークが増えるためにも栄養は必要なのです。

スペックとはこの場合、『脳のハード的な要素』をまとめて、表現しているのです。


では、メモリーとは何か?

つまり、メモリーとは記憶です。

データと言い換えてもいいでしょう。

そして、エディショナビリティ(造語。 要するに、編集力と評価力と、そこからのフィードバックを合わせてこう呼ぶことにしたのですが)

データを組み合わせ、そこから生まれる考えを評価し、更に組み合わせ……という繰り返しですね。

これで何らかの結論が出たら、それを評価し、そして有用なものであれば発表する……というようなことになります。


わかりやすくするために例を挙げましょう。

コンテナを載せたトラックが、陸橋に引っかかってにっちもさっちも行かなくなった……という状況(問題、と言いい換えてもいいでしょう)があったとします。

こういう場合、どうすればいいか?

陸橋を壊す……というのも一つのアイデアです。

そして、コンテナを壊す……というのもまた別のアイデアです。

しかし、普通はそんなことはしませんね。 コストも時間も掛かり過ぎるからです。

この解決法を知っている場合は、そのメモリー(記憶)を思い出して、適用してやれば良いのですが……

知らない場合は、知っている知識から考えて……つまり、知っている知識を組み合わせて解決法をいろいろと『編集』してやるのです。

つまり……トラックを構成しているものをいろいろと見直してみるわけです。(これが即ち『分解する・分解して考えてみる』ことです)

で、いろいろ考えるのですが、この場合、「何か減らしたり縮めたりできるものは無いだろうか?」と考えてみるのが有用でしょう。

そして、考えてみると……コンテナはそう簡単には減らせませんし縮められもしません。

荷台も難しいでしょう。

どんどん下に行って……タイヤ……そしてタイヤの中には……空気があります。

タイヤの空気を抜いて……

いや、全部抜く必要はありません。

少し抜いてやって、陸橋とコンテナの間に隙間ができたら、エンジンを掛け、そろそろとトラックを動かしてやればめでたく陸橋から抜け出せます。

そこで、改めてタイヤに空気を入れてやり、コンテナを目的地へ……とすればいい、というアイデアが生まれるわけです。

いかがですか?

知っているデータを組み合わせてやることによって、解決法を見いだすことができました。

こういうことが素早くできる人を俗に『頭がいい』というのはおわかりですね?


続く→その3


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