約1ヶ月半やったコワーキングスペースでの仕事

タイトル通り、引っ越しをして約1ヶ月半の間コワーキングスペースで仕事をしていた。結論から書くと自分には合わなかった

経緯

去年の11月末に引っ越しをした。
5年ほど過ごした賃貸を出て、少し広い部屋に移動した。

すごくいい部屋だったが、仲介業者の説明の悪さと自分の確認の甘さが悲劇をよんだ。
賃貸にインターネットに関する設備が無かった
「インターネットは契約して頂いたら使えますよ」そういう仲介業者の言葉を信じたのだけど実際はなにも無かった。「インターネットの契約」という部分に諸々の工事を含んでいるらしい。日本語ムズカシイというか、向こうももう少し歩み寄ってちゃんと説明してほしかった。

契約してしまっていたのでどうにもならず、プロバイダーを通してネットの工事の手続きをした。
ちなみに工事というのはざっくり3段階くらいある認識をしていて、

  1. 部屋までネットの設備が来ているもしくは機械を持ち込んで、開通日にプロバイダー側で処理をしたら使える状態

    • すぐ使える

  2. 建物へのネットの引き込みや各部屋への分配などできている状態。部屋にONUとルーターをそれぞれ繋いで開通処理

    • 日程調整はあるものの、割とすぐ使える

  3. ネットの設備が無いので、引き込むところからスタート

    • 日程調整が発生し、工事実施まで1,2ヶ月待つこともザラらしい

今回はこれの一番きつい3にあたってしまったということ。

ネットがない事への対応

僕はフルリモート勤務のWebエンジニアであり、10月からエンジニアリングマネージャーになった。
1日の中でコードを書くことよりも、社内外問わずいろんな人と会話をするタイミングが増えた。ネットは必須。

どんな手が打てるだろうと考えたところ以下があがった。

  1. テザリングで頑張る

  2. ポケットWi-Fi

  3. コンセントに差し込むタイプのルーターを契約する

  4. コワーキングスペースに行く

検討した頃は、工事が行われるのがいつか分からない状態だった。また前述の働き方をするというところから、1~3だと回線速度や安定性の不安が拭えなかった。

コワーキングスペースは以下の条件で探した。

  • ドロップインで入れるところ

  • 仮に月額会員を選択する場合でもできれば安い

  • なんとなく仕切られている

  • 会議室が借りられる

  • 家からそこまで遠くない

運良く見つかり、コワーキングスペースでの仕事が始まった。

コワーキングスペースでの仕事

最初はそういってもすぐ日程決まるでしょと思っていたので、ドロップインで数日過ごした。
しかし事前調査や書類作成など一向に決まる気配が無く、ドロップインは借りられる時間が短い事から早々に月額会員に切り替えた。お陰で変な不安やストレスを感じること無く仕事ができるようになって良かった

大学生の頃、ちょくちょく行っていたコワーキングスペースは、利用者間での交流が盛んで楽しい雰囲気があった。
しかしながら、今回のコワーキングスペースはそういう所が無く、各々が黙々と仕事をし、たまに誰かが会議をするという状態で、基本的にはBGMとしてかかっている洋楽が聞こえる状態。

コワーキングスペースに行くまでは、ショルダーハック怖いなとか、なにかセキュリティ上良くないことを口走ってしまわないかといったセキュリティ周りを気にしていたのに、段々とこれって周りの人にとってうるさいんじゃないだろうかという他者への危害が気になり始めた
また、MTGをした際に空調の音が入ったり、PCのマイクが自動調整がかかるのか入力ボリュームを下げてしまい聞き取りづらい状態になったりと社内やチームのメンバーへの迷惑も気になり始めた。
幸い社内の重要なMTGや採用に関わるMTGは会議室が借りられたので良かったが、それ以外はとてもストレスがかかっている状態だった

悪いことばかりでも無かった

そういったストレスがかかる場ではあったものの、すべてが悪というわけでもなかった。

フルリモートでの仕事というのは、意識しないと運動が減る。酷いときは家から一歩も出ないという事もあり得るので、日光を浴びなかったり、新鮮な空気を吸えないみたいな事もある。ただ、この生活になったおかげでもちろん外に出るし、そうなると日光は浴び放題、空気は吸い放題。電車にも乗るけど合間は歩くことになるので負荷はそれほどだけどいい運動でリフレッシュできた

また、コワーキングスペースが家から離れているので、お昼ご飯のレパートリーが変わる。家の近所のごはん屋さんもしくはコンビニのメニューを消化してしまうというのも延期した。
あまり行けなかったけど、フラッと行った先で美味しいご飯を食べられたのはとても良かった

そしてなんといっても「この働き方を続けるのは自分には合わない」という知見を得られたこと。これはとても大きいし、対処法の選択肢を模索できたり、実際に経験できたことで、後にこういう事にあったメンバーの相談に乗ることもできるようになったのはとても大きいかもしれない。
いや、ちょっと無理矢理かもしれないけど。

過ごしてみて

今は無事自宅のネット回線も開通し、これを書けている。
以前はこういう事もできなかったので、あらためてありがたみを感じるし、大事に使おうと思えるようになった。とてもいい経験だった。

大前提として、この状況を救ってくれたコワーキングスペースには感謝なのだけど、何処かネガティブな感情が強い状態なので、しばらくは利用したくない。近くのメンバーと行くとかならもう少し良いのかもしれない。

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