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エタノールと消毒剤のはなし【新型コロナ対策】

こんにちは、エタノール消毒より手洗い派のケイタです。



いやー、エタノール商材は置いた瞬間からバンバン売れますね。



皆さんもエタノール持ってますか?



今日はエタノール商材についてお話します。



どうせ使うなら効果のある物を使わないとね。



消毒用エタノールって?


まず、この話ですね。



そもそもこんな商品があります。


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無水エタノール。




ほぼ純粋なエタノールです。



これを薄めたのが消毒用エタノールですね。




元々は化粧水を作ったり機器の清掃に使ったりな商品ですが、これを薄めて使う事も可能。




薄める際は水道水で!



精製水を使っちゃダメですよー、意味ないから。

あと、必要な人に行き渡らないからダメゼッタイ。

僕の店でも生命維持系の機器を清掃できなくて困り果てている方がいますので、どうかお願いします。

精製水はエタノール希釈に使わないでください



話を戻して。


薄める濃度は80%です。



濃くても薄くてもウイルスへの効果が悪くなります。




少し薄めた方が殺菌力が上がるんですよ。




不思議でしょ?




問題点は高いこと。




500mlで1500円くらい。




最適は消毒用エタノール


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結論から言えば、消毒用エタノールがベストです。



薄めずに使えるし、殺菌力もバツグン。



手に取る量は『15秒で乾かない量』です。



結構多めですよ、ケチったら意味ないですからたっぷり使いましょう。




ちょっと話題になった『IP』って?

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少し前に話題になったので知っている方も多いかも。




『消毒用エタノールIP』や『消毒用エタノールIPA』というという名称の消毒用エタノールより安いものもあります。




実はエタノールってアルコールなので、消毒用エタノールも酒税法が適用されちゃうんですね。



だから消毒用エタノールって高いんです。



IPAって何かって言うと、「イソプロパノール」っていうアルコールの一種です。



イソプロパノールの特徴を簡単に言うと



・エタノールより殺菌力が弱い
・エタノールより毒性が高い
・エタノールより肌に悪い


イソプロパノール完敗、良いとこねぇや。



何でこんなもん入れるの?って話ですが、早い話、イソプロパノールって質の悪いアルコールなので、入れると法律上の酒じゃなくなるんですね。




まあ、ビールじゃないビールのようなものと同じです。

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酔えたら同じやねん!



あ、僕は本○麟派です。



ちょっとだけIPA入りの消毒用エタノールの方が荒れやすいですね。




でも、どちらにしてもエタノールはアルコールなので手が荒れます。




そりゃそうだ、手の水分を奪って揮発しますからね。




手指消毒の後は必ずハンドクリームでケアしてください。




色々あるエタノール商材


消毒商材がたくさんありますが、結論としては


どのメーカーでもエタノール80%(76.9~81.4vol%)のものを選べばOK

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ステマではないですけど、健栄さんの商品は消費者を騙すようなものはないので、オススメです。



上の消毒用エタノールの画像も健栄さんの商品です。



手ピカシリーズは全て消毒用エタノールと同じ濃度+手肌をケアする成分入り、信頼できます。




衛生用品のナンバーワンメーカーですからね。




ウイルスに効かない消毒用商品たち


とは言え、元々ウイルスに効果がなかった商品まで売れてしまっているのが事実。




なぜこんな商品があるかと言えば、「手肌に優しい」から。



エタノールの欠点は




『手肌が荒れる』に尽きます。




小さいお子さまでも手肌を荒らすことなく使用できる消毒剤があるんです。




それが、『ベンザルコニウム塩化物』



特徴は


・手肌が荒れない
・細菌は殺菌できるがウイルスには効果なし



の2点です。



通常だったら良いんですけどね、この新型コロナウイルスには残念ながら効かない。



濃くしても効かない。



メタルスライムにはメラでもメラゾーマでも効かないのと一緒です。




disっているみたいなので画像はイメージですが

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※画像はイメージです




これらはコロナ後に使ってください。




細菌は殺菌できるので無意味ではないですよ、食中毒予防に食事前の殺菌には使えますので。



でも、新型コロナウイルス対策だったら、これらを使うより、手洗いで物理的にウイルスを洗い流した方が効果的です。





他にもエタノール濃度が50〜60%の商品がうじゃうじゃありますが、それらも新型コロナウイルスに対しての殺菌力は不明です。




手洗い推奨です。



殺菌力について


では話ついでに軽く他の成分の話でも。



エタノールの他にも殺菌するものはあります。




入手しやすいものを紹介しておきましょう。



ベンザルコニウム

細菌は殺菌できるがウイルスは不可
手に優しいのが利点


ポビドンヨード(ヨウ素)

細菌、ウイルスの殺菌ができる
匂う上に着色するため手指消毒には不向き
口腔内に使う(うがい、のどスプレー)


エタノール

細菌、ウイルスの殺菌ができる
アルコールなので手指消毒や器具の消毒に最適
手が荒れやすいのが欠点


次亜塩素酸ナトリウム

細菌、ウイルスの殺菌ができる
エタノールでも殺菌できないノロウイルスも殺菌可能
手が荒れるので手指消毒には不向き
揮発するので作り置きができない
そして

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酸性のもの(洗剤など)と混ぜると、Go to heaven。




マジで死にます。




これが最大リスクかも。




間違ってもスプレーにして噴射しないようにしてください、吸い込んでも安全性が確立されてないので。





まとめ


利便性、安全性、効果、費用、入手経路(売り切れちゃってるけど…)、全てから見てもエタノールは優れています。




消毒剤を購入する時は、必ず




成分と濃度(76.9~81.4vol%)




この2つを見てください。




書いてない場合(添加物の欄にエタノールと記載されていても)はウイルスは殺菌力に期待しないでくださいね。



手洗いできる場合は手洗い優先ですよ!



皆さん、良い消毒ライフを。


ではまた。

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