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美容整形カウンセリングツアー(切開リフト、顎プロテ)

20歳で初めて美容外科のお世話になってから、長い、長い年月が経ちました。
現在、ミニ切開リフトと顎プロテーゼのダウンタイム中です。
初めての時とは違って、インターネットでかなり情報が得られるようになりました。しかしながら、クリニック発の情報は多かったのですが、実際の施術を受けた方達のレポートは、そこまでたくさんなかったので、記録に残すことにしました。

今回の施術に至るまで、かなりの時間リサーチをしたり、思いとどまったりを繰り返しました。
コロナ禍も終わりに近づき、日本も、そのうちマスク必須でなくなる時が来ると思います。コロナ禍で大きな仕事がなくなったのも、このタイミングを生かすためだと自分では理解しました。施術もダウンタイムもコロナ禍完全収束の前に終わらせたいと考えて今回踏み切ることにしました。コロナが完全収束したタイミングで、万全を期して一歩踏み出す計画。流れは大切。できるときにやる。

カウンセリングの目的

カウンセリングの予約を取る段階では、どんな施術をしたいのかが具体的に決まっていたわけではありません。額のしわをなんとかしたかったのと、顔立ちがぼんやりしてきたので、輪郭を整えたかったくらいです。何件かのクリニックの症例写真を見て、切開リフトと顎プロテーゼ?などを考えていました。まず、何が必要かを専門家に相談することにしました。

気が進まないもの

ただ、相談前から何となく気が進まないものがありました。ボトックスです。額のしわと言えば、ボトックスなでのすが、ボツリヌス菌という毒を入れて筋肉をマヒさせるというしくみに躊躇しました。筋肉をマヒさせて使えなくして、衰えさせていいのか?という怖さもあり、額のしわを消すのにボトックスの他にどんな選択肢があるのか先生に提案してもらおうと思いました。

クリニック選び

カウンセリングに行くクリニック選びで重視したのは、技術がかなり必要らしい切開リフトに自信がある医師のいること。取りあえず、3つクリニックを選んでカウンセリングを受けることにしました。

Nクリニック
院長が、切開リフトの症例数が多く、その技術に自信があるよう。かなり昔、芸能人が多くいっていたクリニックにいらした方。
最初に電話したのですが、3件予約したうちの最終日。

Vクリニック
最近かなり勢いがある銀座のクリニック。Nクリニックの斜め向かいのビル。動画が多かったので少し興味がわきました。

Sクリニック
必ず複数件カウンセリングに行くことを提唱している六本木のクリニック。誠実そうな感じがしたのでここも予約。

実際のカウンセリング

Vクリニック

ロビーに症例写真のファイルが複数あり、待っている間に閲覧できます。症例も多く、アップデートされているし、問診シートも一番合理的できちんとしていました。患者さんも結構来ています。
名古屋院の院長先生がカウンセリングしてくださいました。優しく、きちんと説明してくださいました。

額のしわについては
目を開けるのに額の筋肉を使っているので、ゆくゆくは、眉下切開もしたほうが楽に目が開くと提案されました。
額のヒアルロン酸は、ボコボコになるので、オーダープロテーゼが良いとのこと。
手術の1か月前に頭蓋骨の模型を作成し、私の額にピッタリにプロテーゼを作成。額を切って、そのプロテーゼを挿入し、チタンのねじ2本で固定するというもの。
「額のプロテーゼの形が浮き出たらどうなりますか?」との質問には、浮き出てきたら、ヒアルロン酸で修正していけばいいとのことでした。
額の切開リフトは、眉毛が上がってびっくり顔になるから薦めないとの事。

輪郭
頬とこめかみのフェイスリフトも提案されました。
Eラインは頭蓋骨模型から顎のオーダープロテーゼを作成してチタンのねじ止め。

総費用
額のオーダープロテーゼ、頬のフェイスリフト、顎オーダープロテーゼ、全身麻酔、フェイスバンデージ、弾性ソックスで合計2,323,200円。追加で、血液検査、レントゲン、CT、造形モデルの費用76,700円。合計2,399,900円。

S クリニック

若くて気さくな先生。Eラインのシュミレーションをしてくださいました。FACESCULPTORというシュミレーションシステムがとても気に入っていらしたよう。若い先生はテクノロジーへの親和性が高いのだなと関係ない感想を持ちました。傷の治り方について、白人の方が傷跡が残りにくく、その次が黄色人種、そして黒人の順でメラニン色素の関係で傷の目立ち方が違うというお話をしてくださいました。

施術の内容
フルフェイスリフト。
額は、プロテーゼだと形が浮き出ることがあるのでPRPという成長因子を注射。
顎は、まず普通の生活では動くことがないのでプロテーゼでスクリューで止めることはしない。

総費用
フルフェイスリフト、1,210,000円、額のPRP、478,500円、および顎プロテーゼ、300,800円。総額1,989,300円。

感想
昔、再生医療で、自分の細胞を培養して、ほうれい線と眉間のしわに注入したけれど、ダウンタイムがあっただけで、150万円強くらい無駄にしてしまった経験があるのであまりPPRに気が進みませんでした。
PRPは年齢があまり上がるとそこまで効果がないとか、人によっては、成長因子が暴走してコブダイになって除去するのにお金がかかるとかも聞いていたので、やめておきました。
カウンセリングありがとうございました。

Nクリニック

まず、4400円でレントゲンを撮るけれど大丈夫かどうかきかれます。断れるらしいですが、カウンセリングは無料なので、カウンセリング代と考えればいいと思い、とりました。

院長先生は60代くらい。自分でもフェイスリフトを受けていて、顎プロテーゼをしているとおっしゃいました。顎プロテーゼを触ってみるようにおっしゃって、自分の顎を触らせてくれました。違和感なし。肌は、若く見えます。髪質で60代なのだろうなという感じです。もっと上かもしれないですが、髪質は大切だと改めて普段の自分の雑な手入れを反省。上手そうなので、お値段によってはここにするかもと心が動く。

施術の内容
「フェイスリフトは、ミドルとこめかみ少しと顎プロテで10年前のあなたに戻りますよ。すごくよくなりますよ。」とおっしゃいました。
そして、フェイスリフトが終わったら眉下リフトもやるとよくなるとのこと。これは若い女医さんが代わりに入って、院長先生はいなくなりました。

気になった事
症例写真がいつも同じ女性だったこと。確かに格段に良くなっていて、この写真で、カウンセリングツアー開始前に顎プロテも併用する必要があるなと思ったのは事実です。けれど十数年前のもので、いつでもどこでも同じ人なのが少し気になりました。フォルダも症例が古いのが気になりました。

総費用
カウンセリングの後、受付の女性から見積もりを頂きました。フェイスリフトとネックリフトで1,980,000円(ネックはいらなかったと思うんだけれど)こめかみリフトで660,000円、肌の状態を良くする成長因子308,000円。顎プロテ330,000円。お薬12,100円。合計で3,290,100円。

感想
税金入れたら3,619,110円。額までやってくれるVクリニックより100万円高いので、ここは選択肢から消えました。ただ顎プロテを触らせてもらえたのは、後々安心感につながりました。

クリニックの絞り込み

懸念事項の解消
気持ちはほぼVクリニックでしたが、一つ躊躇するのは、額プロテーゼ。浮き出るのが怖いこと。経験者の動画によると、施術後のダウンタイムはかなり痛いらしいい、人によっては頭痛に悩むらしい。
やはり、前額リフトをやってくれそうなところをもう一軒だけ探してみてから決めることにしました。なぜ前額リフトかというと、2回り上の友人が経験し、術後20年たった今でも皴もなく自然に綺麗にたもっているからでした。施術も、術後すぐにステープルのある頭を見せてくれましたが、見た目は衝撃的でしたが、頭部切開は、「こそばい感じがしただけ」だったらしい。正直、もうカウンセリング行くのも気持ち的に疲れていたのですが、最後の1つだけ、前額リフトをやってくれそうなクリニックを探すことにしました。

Tクリニック

銀座に移転した有名クリニックです。
前額リフトができる先生は、決まっているらしく名古屋院のベテランの先生のカウンセリングでした。
先生はとても優しくて、開口一番。「傷がきれいに消えるタイプの肌質だね。」とおっしゃいました。

額の施術について
友人の額を見て前額リフトをしたいと思ったお話をすると、友人は白人なのでそもそも額の形状が違うので、私は額リフトの適用にはならないとのことでした。確かに額と目の段差は彼女とは全く違います。自分の額の高さの無さを初めて自覚しました。やっぱりテルマエロマエの「平らな顔族」でした。
額のプロテーゼに関しては、「やめなさい。」とのこと。「額は動くところだし、水が溜まりやすく、形も浮き出るし。光ってきたりする。」昔はこのクリニックでも額のプロテーゼはやっていたことがあるそうですが、もう現在はやっていないとのこと。
額にセメントを入れる施術はそこのクリニックでもやってはいるけど、「修正は、現実にはほぼしてくれるところがないし、大変なので薦めない。」とのことでした。
脂肪注入も「柔らかくて、押さえると跡がつくし、そこだけ先に太ることもある。」らしい。
ちゃんと後のことも考えて教えてくださったので良かったです。

施術の内容
「リフトはミニリフトだけで大丈夫。顎プロテやって、眉間のボットックスくらいでいい。」とおっしゃいました。顎プロテのサイズも「1㎝で行こう。」と言われました。

総費用
お値段も一番安くて110万円。ボトックスは5万円で他より高いけど、質が担保されるならいいのかも。でもボットクスは後で考える。

感想
時間が経ってからのことも考えて、施術についてお話してくださるのでお願いするならこの先生だと思いました。

時間を置く
ということで、お願いしたいクリニックも先生も決定したのですが、実際に手術をするかどうかはいったん時間をおくことにしました。見積もりの有効期間は3か月だったので、いったんアメリカに戻って、フェイスリフト先輩の親友と会って相談してから心の準備をして決めることにしました。
カウンセリングから1ヵ月くらいして、日本に戻ってから手術に臨みました。

手術を終えて
信頼できるいい先生に会えて本当によかったと思っています。不安なまま手術をすると長いダウンタイムがつらくなると思います。
クリニックによっては、できるだけ患者の望む顔にするという方針のところ、自然に、後々大丈夫なようにしてくれるところ等、方針もかなり違うということが今回のカウンセリングツアーでよくわかりました。もし、しっくりくるところが見つからなかったら、まだ機が熟してないのかもしれないので待ったっていいと思います。15年ほど前、1度Tクリニックにはカウンセリングだけ行って、院長先生のお話を聞いて、楽しかったのですが、施術が怖すぎて、結局、何もしなかったことがあります。あの時はあれで何もしなくてよかったのだと今は思います。

余談ですが、銀座の美容外科の多さにびっくりしました。隣のビルにも、下の階にもっていう感じで、銀座に限って言えば、スターバックスより美容整形のクリニックのほうが断然多い気がします。そして、最後に行った某有名クリニックの診察室前は大量の大学生らしき男子が受診を待っていました。夏休みだから?妹曰く、「日本にも男女平等が浸透してきたね。」
施術の前にカウンセリングは複数件行きましょう。
長い記事を読んでくださってありがとうございます。
また、ダウンタイムについては書いていきたいと思います。

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