宇都宮ブレックス 23-24シーズン 11月バイウィーク以降 雑感まとめ
こんにちは、hiroです。
今回は11月のバイウィーク以降好調だった宇都宮ブレックスについてざっくばらんに書きました。ブレックスファンの方もそうじゃない方も、このnoteを見れば序盤戦のブレックスが大体見えてくると思います。気になるところだけでも読んでいただけたら幸いです。では、いきましょう!
※基本的にバイウィーク=11月バイウィークとして捉えて頂ければと思います。
11月バイウィーク以降を簡単に振り返る
前半戦は上位チームとの対戦が多く、他地区相手とは2試合しか戦うことができないという危機感がチームとしての共通認識があったと語っていた。結果、39試合を戦って連敗していないのはブレックスと全体1位の三遠のみ。怪我人が出ながらここまでの勝率を残せているのは、正直嬉しい誤算かもしれない。ちなみに、ホームでの勝利数は既に昨シーズンを超えております。
課題として上げていたのは主にオフェンスの部分だった。横浜BC戦GAME1の試合後の会見でHCが『オフェンスの強度』という言葉を使っていたが、バイウィーク前と比べてオフェンスはスタッツ的にも向上している(後ほど詳しく)。
ギャビンの肉離れで予定が狂ったはず
バイウィーク明け横浜国際プールで行われる横浜BC戦を見に行っていて、グッズ売り場に行く途中にこのリリースを見た。正直「終わった…」と思った。それが約3時間後覆った。
うん。強い。普通に強すぎワロタ。ディフェンスかてー。ちなみに、GAME1で横浜BCは前半17点しか取れなかったのだが、これは横浜BCの今シーズン最少得点である。
ギャビン抜きでもフルメンバーの川崎に勝ったと思いきや、取りこぼしのような敗戦もあった12月。年末年始あたりは体力的にも厳しい時期だが、徐々にギャビンのいない戦い方も定着。年が明けてからはアウェイ琉球戦GAME1以外を全て勝利し、39試合終了時点の勝率がBリーグ開幕以降クラブ最高勝率で2月のバイウィークを迎えた。特に1月下旬から続いた3週連続の週末ホーム開催は、一筋縄では行かない3チーム相手に課題もありつつも6連勝。昨シーズンだったら3チームとも1勝1敗だったかも。
成績的には申し分ない一方で、ギャビンが19試合欠場とチームケミストリーを構築する時間が減ってしまった点は、予定が狂ったのではないかなと思う。ギャビンは1月下旬に復帰したものの本来の輝きを取り戻せいていないので、リーグ戦が再開する3月どのような状態で戻ってこれるか気になるところだ。
天皇杯は、外国籍ジェレットのみで挑んだ名古屋D戦と、3度目の対決となった横浜BC戦は素晴らしい内容で勝利することができたのだが、準決勝の千葉J戦では最大21点リードを溶かす逆転負け。シーズンが終わった時にこの負けが良いレッスンになったと言えたら良いな。でも悔しい。
個人的12月MVP竹内公輔
ギャビンの怪我でバイウィーク以降プレータイムが20分弱増えた中で、素晴らしいパフォーマンスだったのは言うまでもないが、横浜BC戦や川崎戦に連勝できたことで「ギャビンがいなくても問題無くやれる」という感触を掴めた気がした。
ご覧の通り、開幕前から帰化選手ありきの編成をしているチームは、帰化選手が欠場してしまうと、その間貯金を作れていない。ブレックスはギャビンがIL登録されてモリスが1ヶ月期限付き移籍で加入していたが、ほとんどがガベージタイムでの出場だったので実質15勝4敗.789と言っても過言ではないだろう。ギャビンがいなくてもこれだけの勝率を残せたのは、間違いなく竹内公輔の貢献のお陰。
できることは少ないが、持ち味のディフェンスとリバウンドと遂行力。正直3Pの成功率は高くはないものの、空いていたら打ち続けるメンタルでプレーし続けてくれたことで、チームオフェンスがしっかり回っていた。ファウルトラブルにほとんどならなかったことも地味だが大きかった。
▼琉球戦GAME2の活躍は素晴らしすぎた
ターニングポイントだった川崎戦
12月の川崎戦で鵤が欠場したことによりPGをニュービルが務め、遠藤が今シーズン初スタメンになった。そして、川崎戦を境に遠藤がスタメンに定着し、鵤のベンチ起用が固まった。個人的には「思った以上にニュービルがハンドルする時間(ボール運びも含めて)が長いので、スタート鵤じゃなくて高島or遠藤でも良いのではと開幕から3試合見て思う」とA東京戦GAME1が終わった段階から感じていたので待望のスタメン変更だった。序盤戦のスタメンだと、ベンチにプレーメイクを安心して任せる事ができるハンドラーがおらず、役割の被る遠藤と高島をベンチに同時にいる状態が勿体ないと感じていた。以前CS優勝を牽引した実力のある鵤が戦況を見てベンチから出てくる安心感たるや。
ベンチ起用に戸惑いがあったと語っていた遠藤のパフォーマンスも上昇しているのも嬉しい。遠藤がスタメンで出た約7割の試合で1Qのうちに3Pを決めていた。
そして、バイウィーク以降の25試合では3P成功率がリーグ4位と好調。今シーズンのブレックスのオフェンスは3Pが生命線なので、ニュービルや比江島といった圧倒的な個の横に、リーグ屈指のシューターがいるのは本当に頼もしい。
個人的1月,2月MVPグラント・ジェレット
年が明けたら昨シーズン終盤のジェレットが帰ってきた。オフェンス面はバイウィーク前後で比較すると2P%が約15%上昇。3P成功率に関してはそれほど変化が無いが、年が明け以降のスタッツを見てみるとこんな感じ。
ジェレット最強。開始19秒で負傷交代したFE名古屋戦を含めてこのスタッツ。3Pも4本近い試投数ながら44.44%で決めているのは素晴らしすぎる。身体能力を活かしたディフェンスは、ブロック数にも現れているし彼がいるだけで簡単にインサイドで得点させないという抑止力にもなっているように感じる。このプレーを継続して欲しいだけでなく、もっとジェレットの良さを活かせると思えるのもすごくポジティブ。
スタッツから見るバイウィーク明け好調だった理由
11月のバイウィーク以降の25試合をリーグ2位の成績で戦えていたので、軒並みスタッツが良かった。特徴的なものをいくつか紹介。
ブレックスがOFFRTG上位だと…
CSに出ていた時代のブレックスは、ディフェンスは良いけどオフェンスは並という守備型のチームで、今シーズン序盤もそうだった。バイウィーク以降を見てみると、ペースが遅いので得点自体は中の上だが、レーティング的にはトップ5でオフェンスの質が高いという算出。長くブレックスを見てきたファンからすると信じがたいかもしれないが、ディフェンスだけでなくオフェンスが良いからこれだけ勝てていると言えるだろう。
3Pチームに変貌したブレックス
良くも悪くも3Pに振り切ったオフェンスと言えるブレックス。バイウィーク以降は、FG試投数の半分以上が3Pになるくらいに振り切っている、FGにおける3Pの試投割合が2番目に高い信州が45.90%という数値を見ても明らかだ。
シーズン序盤でHCが「入らないですねぇ笑」と苦笑いしていた成功率も無事上昇し6位に位置している。11月のバイウィーク以降の25試合の3P成功率ランキングでトップ20にランクインしている43.66%の遠藤、40.83%の比江島、37.02%のニュービルを中心に、フォトゥと村岸も数は少ないながらも2人とも37.50%で決めているし、ジェレットは前述の通り年明け好調。誰がどこからでも躊躇無くシュートを打てているのが数字にも現れているということだろう。
3Pが多いことによる副産物
ペイント内のシュート成功率はなんとリーグ2位。効率の良いシュートを打ててはいるのだが、試投数も試投割合もリーグで1番少なくなってしまった。インサイドで得点が取れないわけではないけど流石に極端過ぎない?とは思ってしまう。
ペイント内に攻める機会が減っているので、必然的にフリースローの数も減少傾向。唯一フリースロー成功率は上がっている。ニュービルがももう少し決めてくれると更に上がるでしょう。
ディフェンスは鉄壁
ディフェンスは序盤戦から引き続きリーグトップ。バイウィーク後25試合で公式DFFRTGが100を下回っているのはブレックスのみ。冷静に考えると、ギャビンが負傷離脱してしまったので、ニュービル以外は昨シーズンとほぼ同じメンバーで戦ってきたことになるんですよね。こんなに変わるのかってくらい変わるから不思議。
気の毒になる相手のシュート成功率
シンプルにすごくない?鉄壁のディフェンス過ぎる。シーズン序盤は、対戦相手のペイント内のシュート成功率があまり良くなかったものの、ペイント内でシュートを打たせて無かったのだが、バイウィーク以降はペイント内でシュートを打たれる割合は増えたがリーグ1の低確率に抑えている。
尚且つFTも与えない
ペイント内に入れさせないのだから必然的にフリースローも与えていなかったが、バイウィーク以降はやや増えているもののリーグの中でも少ない方だし、対戦相手のフリースロー成功率も6番目に低い。相手からしたらつくづく嫌なチームだと思う。
11月バイウィーク前後と比較して変わったところ
ギャビンが離脱したことで懸念されていた部分がリバウンドの部分だと思う。オフェンスリバウンドで見てみると、数も獲得率も落ちているが悪目立ちはしていなかった印象。その理由は、シュート成功率が高くてシュートを決めきれていたことが大きかったと思う。セカンドチャンスからの得点を見てもオフェンスリバウンドが減っているにも関わらずほとんど変わっていないので、効率良くオフェンスができていたと言えるだろう。ただ、負けた天皇杯千葉J戦で感じたのは、オフェンスが停滞した時にオフェンスリバウンドで繋げなかったのは苦しかったので、ここの数値は上がっていって欲しい。
逆に相手のオフェンスリバウンドの数も獲得率もそれほどバイウィーク前とは変わりなく取らせていなかった。ディフェンスはリバウンドを取るまでがディフェンスなので、相手にオフェンスリバウンドを取らせないことに力を入れていた気がする。
もう一点変わっていて気になったのが、速攻からの得点が大幅に減っている点。序盤戦はペースを上げていくような意識を感じられていて個人的に良いと思ったのだが…ギャビンいるいないで影響しているのか、それとも敢えてスローダウンさせていたのかは聞いてみないとわからないが、終盤戦で変化が見られるか注目したい。
▼こういうのがたくさん見たいです
CSに向けて後半戦で気になるところ
2月終了時点32勝7敗.821。あと4勝すれば仮想CS進出ラインである勝率6割以上が確定する。とはいえ、全体1位で東地区優勝の可能性もあるし、負けられない戦いが続く。
「ビッグランを作らせてしまう」について
1月下旬頃からHCが口にするようになった内容。今シーズン平均で見てもバイウィーク以降の25試合で見ても、ブレックスは相手にビッグランをやらせていないチームなのは先にお伝えしたい。
しかし、2月の5試合では平均で二桁ランを食らっているという数値が出ている。また、今シーズンの負け試合での相手に許したビッグランを見てみると平均11.9とシーズン平均に比べて3点高く、負け試合で食らった平均ビッグランの中ではリーグで2番目に悪い数値になっている。ちなみに、昨シーズンの負け試合で食らった平均ビッグランは10.3なので、今シーズンの成績の方が良いにも関わらず悪いということだ。
相手にビッグランを食らってしまうということは、得点ができず失点を許し続けるということ。二桁ランを食らった試合が11試合あったのだが、どのQでやられていたのか気になったのでデータを出してみた。すると圧倒的に3Qが多かった。もっと広く見れば後半でやられている傾向がある。
バイウィーク後25試合は1Qと2Qの得点数がリーグトップレベルだが、前後半比較して後半に失速する傾向。4Qは勝敗が決まってガベージタイムになるケースが多かった影響もあって得点が減っている試合もあったが、3Qの得点が伸びていないことが問題かなと。
今シーズンブレックスは2ポゼッション差(6点差)以内で決着した試合は7勝4敗なのだが、この11試合の3Qの平均得点は17.4と各Qの中で一番得点が少ないQになっており、3Qの平均得失点は-2.0と勝ち越しているにも関わらずマイナスだったりする。
前半良かった部分を対応されて、ペイントに侵入できずに外回りのスリーを連発して軽いオフェンスが増える印象がある。いずれにせよ3Qのパフォーマンス向上は、ブレックスが優勝を狙う上で重要になると思う。ブレックスの試合を見る人は、特に3Qのオフェンスに注目してみるのも面白いかもしれない。
ビッグマンがインサイドで得点する形を増やしたい
3P一辺倒でオフェンスが停滞しないようにインサイドで得点する形をもっと見たい。特にビッグマンで得点する形は優勝するためにはもっと必要だと思う。そう思う理由が3つある。
理由①勝率6割以上が相手だと3P成功率がめちゃくちゃ低い
今シーズンのブレックスの3P成功率は33.82%でリーグ6位なのだが、CSに出るレベルの勝率6割以上が相手になると、27.00%にまで精度が落ちてしまう。これは現状リーグワースト2位の数値である。
理由②勝率6割以上が相手だとそもそも3Pを打たせてもらえてない
2Pと3Pの試投数を並べてみたが、CSに出るレベルの勝率6割以上が相手になると3Pの試投数が減り、2Pが大きく増えている。3Pを30本近く打てているという評価もできるが、前述の通り打てていても成功率が低いのが気になる。
個人的には、バイウィーク以降の25試合で紹介した3Pの試投割合が半分を超えるのは流石に偏り過ぎだと思っていて、普段の試合からPnRからビッグマンがアタックする形が増えた方が良いと思っている。今シーズンはスリップを使うことが多い印象があるが、ガッツリヒットさせてビッグマンダイブからスコアをする形が増えていけば、HCが言っている「相手にビッグランを作られてしまう」という課題の解決にも繋がるかなと。
ちなみに勝率6割以上の相手の場合、ペイント内のシュート成功率は55.02%でリーグ11位だ。3Pを打たせないような守り方をしてくるチームもあるので、強豪相手にも通用するようにオフェンスの質を上げていきたい。
▼今シーズンよく使ってるインサイドを狙うセット
ゴール下のビッグマンに入らなかったら、スクリナーの選手がハイポストからミドル、そこも狙えなかったらハンドオフに移行など応用もある。
ギャビンの完全復活
11月のバイウィーク中の負傷から1月末に帰ってきたギャビンだが、試合勘も無くなっているし、コンディションも上がりきっておらず彼の良さも出ていない。ギャビンがいない戦いの中で3Pに振り切った影響もあってか、復帰後のシュート試投数は2Pよりも3Pが多い点も勿体ないと感じる。
これは千葉J時代のハイライトだが、ギャビンの良い(敵として怖かった)部分はリングに向かって勢いよく飛び込んでくる部分。それはブレックスに来てからも変わらないし、終盤戦からCSに向けてギャビンの良さを出させてあげれるかはブレックスが更にステップアップしていく上で鍵になると思う。
ニュービルの凄さと負担
公輔の活躍もあり、問題無く試合に出続けることができたニュービル。シーズンが進むにつれてアジャストしてやりたいことをやれるようになってきたと思う。1on1で抜いて違いを作り高確率でシュートを沈め、キックアウトで仲間の3Pを演出。逆にキックアウトからC&Sの3Pを沈め、スティールからトランジションでそのまま一人で決めきることも。まだ発表されていないが、Bリーグ公式の2月の月間MVPに選ばれるのもニュービルだと思うくらい。とりあえずニュービルに任せれば何とかなるという感覚はあった(フリースロー以外は…)
その一方で、ニュービルがボールを持ちすぎてオフェンスが停滞してしまうこともあったのも事実で、これを修正できないとブレックスの負けパターンに陥ってしまう課題も出ている(比江島と交代して流れを変えてくれることが多い)。勝率6割以上のチームとの対戦では3Pが1.6/6.7 23.33%と成功率が低く、ステップバックのタフショットも多い印象がある。抜けてしまえばペイント内で4.3/6.2 69.64%という高確率で決めているのだが、先日の千葉J戦のようにチームオフェンスのリズムが良くないと感じることもあるし、ジェレットとフォトゥの同時起用の時間を増やして日本人選手にプレーメイクをもう少し任せてもいいのにと感じた試合もあった。ニュービルが凄すぎるが故に頼りすぎて起こる事象とも言えるかもしれない。仮に昨シーズンのマブンガが本調子だった場合でも同じ課題に直面してたかも。
1on1でも抜けるし、PnRでも優位を作れるのは結果で示しているが、PnRからビッグマンのダイブを演出したり、ウィング経由で展開することも増えるとニュービルの負担も減らすことができると思う。オフェンスのバリエーションということで言うと、ガードの選手のポストプレーを使ってもいいだろうし、スイッチされたらスピードのミスマッチだけでなくサイズのミスマッチでビッグマンにボールを託すのもいいだろう。いろんなオフェンスの選択肢を見せることで大事な時にニュービルが力を発揮することができるんじゃないかなと。もっと良くなる可能性を秘めていると思う。
▼ベンチも拍手を送るニュービルに無理させてないオフェンス3選
終盤戦の展望
早いもので23-24シーズンも残り21試合でレギュラーシーズンが終わる。そして、その後にはCSが待っている。昨シーズンの悔しさがあるから、今シーズンの成績を有り難く思う。
CS進出は目の前
ブレックスは2月のバイウィークを終わった段階で32勝7敗。既に昨シーズンの勝利数に並んだ。ワタシが毎年言っているCS進出ラインの勝率6割以上になるのが最低36勝なので、残り4勝でそれを達成する。正式にCS進出が決まるのは4月上旬辺りだと予想しているが、事実上CS進出が決まるのは3月中になるのかなと。苦慮していた去年の今頃とは大違いだ。ブレックスのここからの戦いは、①CSをどの位置で迎えるか?②CSに向けてコンディションのピークをそこに持っていけるか?だと思う。
CSをどの位置で迎えるか?
ブレックスは東地区2位に付けているが、東地区優勝だけでなく全体1位の可能性も一応残している。ここから動向を気にしたいチームはA東京、千葉J、三遠、琉球の4チーム。現状のCSトーナメント表を見てみると、右の山よりは左の山の方が経験のあるチームがいないので4戦先勝できそうな気がしなくもないけど、全体2位以上になってSFまでホームコートアドバンテージを獲得したいとも思う。でも、アウェイでも連勝して勝ち進めるだけの経験も自信もある。
意気込み的にはホーム最終戦でA東京に連勝して東地区優勝を獲りたい。ただ、CSでやる可能性を考えても1勝1敗で希望と宿題があった方が良いのかなとも思ってしまう。なので2ゲーム差リードしてホーム最終戦を迎えられたらベスト。仮に直接対決で2勝2敗だった場合、現状-14で得失点差A東京アドバンテージなので。あと個人的には三河戦が楽しみ。どうなる!?
ブレックスの日程
他地区との戦いは3月最初のホームSR渋谷戦と3月最後のアウェイ三河戦のみ。対戦相手的に東地区上位3つの中で一番楽なのがブレックスだと思う。とりあえず12月負けた秋田相手にはリベンジしたい。注目したいのがラスト3節。ホーム最終戦でA東京と首位攻防戦をやった後、アウェイで千葉Jと対戦、最終節は残留争いをしているアウェイ茨城戦。A東京と千葉J、シーズン終盤ホームとアウェイでCSレベルの強度で戦えることをポジティブに捉えたい。最終節の茨城戦はタイムシェアしつつコンディション重視でCSの準備をしたいところ。
千葉Jの日程
結構厳しい日程。3月頭アウェイ広島×2→群馬という勝率5割以上のCS進出を狙える2チームと対戦後、EASLのFINAL4でセブに行き翌週天皇杯決勝を戦う。3月下旬からはアウェイA東京×2→ホーム宇都宮→ホーム川崎×2→アウェイ琉球×2→アウェイ秋田→ホーム群馬×2→アウェイA東京。東西首位チームを含む勝率5割以上との連戦が続く過酷な日程。更に言うならば富樫勇樹、原修太、金近廉は日本代表に呼ばれているのでバイウィークも休み無し。EASLと天皇杯の2つタイトルを獲得するチャンスがあるので、どちらかでも取れたら勢いに乗りそうな気がする。だけど、CSに向けて勝ち続けるために無理してしまうと怪我人の危険性は他のチームよりも大きいと思うし、仮にコンディション調整で選手を休ませる試合も出てくると取りこぼす可能性も無きにしもあらず。なので、ブレックスは東地区2位以上を確保できると思う。ただし、全体2位になった場合は、ワイルドカード上位の千葉JとQFで相見えることになるだろう。。。
A東京の日程
他地区との対戦は3月一発目にホームで島根とのビッグゲームが控えている。三河戦も残っているがホームでの対戦で、今シーズン良くない横浜BCとはアウェイでの対戦になる。千葉Jとも3試合残っているが全てホームゲームで、アウェイで戦う強い相手はブレックスくらい。今シーズンここまで大きな怪我人無く戦えていることが好成績の理由の一つだと思うが、昨シーズンは終盤戦で怪我人が続出している。そこのマネジメントの部分はこれから気になるところ。ブレックスとの直接対決で地区優勝の行方が決まるだろう。チケット争奪戦頑張ろう!
三遠の日程
こちらも3月バイウィーク明け一発目にホームで琉球とのビッグゲームが控えている。同地区対決ではSR渋谷戦4試合、三河3試合を残してはいるものの中地区優勝は堅い気がする。千葉J、名古屋D、島根などの強豪相手にも佐々木と細川抜きでもここまで勝ち続けているので、外国籍選手の怪我が無ければ大崩れすることなく中地区優勝と全体1位を勝ち取りそうな予感。仮に外国籍選手の怪我が出てしまうと全体1位争いが混沌としてきそう。
琉球の日程
カーク帰化で手探り状態の琉球は残り数ヶ月でハマる形を見つけることができるのかは見ものであり、天皇杯決勝で一つ形が見れるだろう。小寺さんがいた時もビッグラインナップをやっていたので、その経験は活きそう。日程的に西地区上位対決が多く残っていて、三遠や千葉Jとの対戦も残っているので、ここから確実に強くなると思うけど1位チームの中で3地区間2位以上になるのは厳しい気がしている。
おわりに
これはとある試合の開始5分くらい前のベンチの写真。ボードを使って選手に指示をするブラスウェルAC。その裏ではPCを操作していた荒川ACの元に行き話し込む佐々HCの姿。個人的にはこのシーンがすごく印象的で。HCが試合後の会見などで「選手たち同士で(プレーについて)よく話している」という話を耳にするが、選手たちだけでなくコーチ陣もよく話をしてお互いを尊重する関係性ができているんじゃないかなと感じる。
今のブレックスは選手だけでなくコーチ陣それぞれの役割や責任が明確化していて、これまで優勝を争っていたシーズンのような良い状態なのかもしれない。天皇杯の痛すぎる敗戦から残りの21試合+CSで成長し強くなっていく過程を楽しみましょう!優勝できるかは時の運もあるのでわからない。でも、このメンバーで戦える試合も少なくなってきているという事実。推しは推せる時に推せ!チケット争奪戦頑張ろう!
ここまでお読み頂きありがとうございました!
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P.S.
比江島のバイウィークは2週間後(泣)
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