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フォント管理 2022

MORISAWA PASSPORT、フォントワークスLETSなどを使っている方、フォントを多く入れている人はフォント管理が必須です。

フォント管理ツールを使わないと…

  • アプリケーションの起動に時間がかかる

  • フォントの選択に時間がかかる

  • MS Officeなど、フォントのインストール数が多いと起動しないなどのトラブルが生じることが’ある

なお、Macを前提とした話で、Windows環境はよくわからないです。

2020年に書いたこちらの記事では、次のように結論づけていますが、事情が変わってきました。

  • フォント数が多い場合、Font Book.appは使いものにならない

  • FontExplorer X Pro、Suitcase Fusionがオススメ

FontExplorer X Pro終了

2022年6月末で販売終了とアナウンスされました。

FontExplorer X Proの後継は?

次のようにアナウンスされていますが、その後の情報はありません。

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エキサイティングな新製品を開発中です ニュースレターに登録すると、リリースされたときにいち早くお知らせします。

Will Monotype offer a replacement for FontExplorer X Client?

なお、「Sign up」をクリックしても単純にお問い合わせフォームに飛ばされます。

Suitcase Fusionも終了

Suitcase Fusionも2022年5月に販売終了しています。

開発元のExtensisからは後継ツールとして、「Extensis Connect Fonts」がリリースされています。15,000円/年のサブスクです。


RightFontという選択肢

Mac限定であれば「RightFont」があります。

  • 59ドル/買い切り

  • 295ドル(5ユーザー)/買い切り

RightFontのアイコンフォントの検索機能を重宝しているのですが、フォント管理ツールとしては微妙な印象。自分が使い込んでいないだけかもしれません。

RightFontsの特長のひとつが「クラウドでの同期」ですが、多くのフォントはクラウドにフォントファイルを置くことはNGとしています。

Google Fontsの管理などには便利ですね。

Morisawa Fontsは別管理…


アドビにも考えて欲しい

たとえば、Illustratorを開くと、多くの多言語フォントが表示されますが、不要な方は多いでしょう。

  • 「/System/Library/Font」および「/System/Library/Fonts/Supplemental」は制御できない

  • 「/System/Library/AssetsV2/com_apple_MobileAsset_Font7」にあるフォントは制御できるが必要なフォントもあるため、慎重に

Morisawa Fontsやフォントワークスは独自の管理ツールを出していますが、Adobe Fontsを含めて管理しつつ、IllustratorやPhotoshop、InDesignにて案件ベースで管理できるツールが欲しいですよね。

まとめ

使える限り、FontExplorer X Proを使いつつ、FontExplorer X Proの後継を待ちつつ、Extensis Connect Fontsも試してみたいなと思いつつなんですが、使い勝手などの情報があれば共有くださいますと助かります!

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