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Illustrator 2023(27.9)アップデート

Adobe MAX直前というのに、Illustrator 2023(27.9)のアップデートが来ました。アドビのサイトでも解説されています。

コンテキストタスクバー

2023年5月からPhotoshopに実装されていた〈コンテキストタスクバー〉がIllustratorにも実装されました。

たとえば、テキストを選択しているときには、次の機能にスピーディにアクセスできます。

  • フォント

  • フォントサイズ

  • エリア内文字/ポイント文字の切り替え

  • アウトライン化

バーの位置を固定

でも、ちょっとジャマなんですよね… 
Photoshopには[バーの位置をピン留め]というオプションがあるのですが、Illustratorには(なぜか)ありません。

位置固定を「ピン留め」と呼んでいます。

その代わり、Illustratorには[プロパティパネルを表示]があります。

フォントサイズの左の[TT]アイコンをクリックしても反応しません。

バーを非表示にする方法(キーボードショートカットは非対応)

コンテキストタスクバーを表示にするには、現時点では、次の方法しかありません。

  • [ウィンドウ]メニューの[コンテキストタスクバー]をクリック

  • [コンテキストタスクバー]の[バーを非表示]をクリック

Photoshopではキーボードショートカットで表示・非表示をコントロールできますが、今のところ、Illustratorでは非対応です。

Keyboard Maestroをお使いであれば、次のようなマクロを組むことでキーボードショートカットを設定できます(末尾にダウンロード)。

活用したい複製ボタン

コンテキストタスクバーでぜひとも活用したいのはオブジェクトを選択時に表示される[オブジェクトを複製]ボタンです。

クリップボードを介さずに同じ場所に複製されます。

Illustrator iPad版をお使いの方は、
ボタンをドラッグして…と思われると思いますが非対応です…

[オリジナルを編集]アイコン…

[オリジナルを編集]アイコンが[アセットの書き出し]のパネルアイコンとややこしいです…

フォントの再編集 (Beta) の候補にローカルフォントが含まれるように

ビットマップデータやアウトライン化されたオブジェクトからフォントの候補をサジェストしてくれる〈フォントの再編集 (Beta)〉 が、2023年6月の27.6.1から実装されています。

27.9からお使いのMac/PCに含まれるフォントも候補になるようにアップデートされています。ただし、まだ、日本語は非対応です。

ローカルフォントの場合、クラウドアイコンでなく、TTアイコンなどが表示されます。

「フォントを調べたい」とよりも「テキストとして復元したい」というユースケースが多いと思うのですが、対象となるビットマップデータやアウトライン化されたオブジェクトの真上にテキストを含めて、同じサイズで復元してくれたらサイコーなんです!

生成再配色

後述します。

ダウンロード

コンテキストタスクバーをON/OFFするマクロです。

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