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【前編】地獄と噂の27時間バス体験記〜ルアンパバーン🇱🇦→ハノイ🇻🇳〜

バンコク〜ハノイ陸路旅の終盤で地獄と噂の27時間バスに乗ったので
記事にしてみます。


出発前日

お金が無い大学生なので、とりあえず世界遺産の街ルアンパバーン
闊歩していました。

フランス植民地だったこともあり、ヨーロッパ風のかわいらしい街並みでした。

ルアンパバーンのメインストリート
西洋と東洋の様式が混ざったお寺
メコン川沿い

川沿いをテキトーにぷらぷら歩いていると、旅行代理店みたいな店を発見。
看板にハノイバスと書かれていたので、ちょうどいいと思い入店。

とりあえず値段を聞くだけにしようと思って入ったのですが、
色々聞いてみると、明後日から旧正月で運休になるらしい。
だから、明日のチケットもそろそろ売り切れになると言ってました。

売り切れたら帰りの便(ハノイ発)に乗れなくなるやん、、

値段を見ると約7000円。相場くらいの値段だったので即決しました。
飛行機で行くと2万円ほどするので、やっぱり安い。

明日の17時にホテルに迎えに来て、18時発のバスに乗ることになりました。

出発前日のディナー

無事にチケットも抑え、ホテルでゆっくりしていたらお腹が空きました。

日本食を食べたい。味噌汁を吸いたい。

そんな衝動に駆られました。
というのも、バンコクから旅を始めて12日目。
タイとラオスの料理は似ていて、流石に飽きが来てしまいました、、

ということで

豚カツ定食

ででーん。まさかルアンパバーンで豚カツにありつけるとは。
日本人夫婦がオーナーをされていて、色々お話ししました!

ルアンパバーンに店を開いた理由は、ラオスで一番ビジネスがしやすいかららしいです。観光客が多く、需要が見込めるらしいです。
首都ビエンチャンよりホテルが割高なのも合点がつきました。

サービスでご飯のおかわりを無料でさせてもらいました。
ありがとうございました!!!

美味しい日本食に満足して、この日はそのままホテルに帰って寝ました。

出発当日

ルアンパバーンでは早朝に僧侶の托鉢が見れるらしいので、
頑張って6時半に起きました。

メインストリート沿いへ行くと大量の観光客が。

ルアンパバーンの托鉢

近距離で僧侶を撮影している観光客がいっぱいいて、少し残念でした。
(撮影は3メートル以上離れた場所でやりましょう)
厳かな雰囲気はなく、完全に観光スポット化してました

というわけで、15分ほどでホテルに帰って二度寝。
12時にチェックアウトだったので、それまではホテルで過ごしました。

あてもなく彷徨う

お昼にチェックアウトして、とりあえずランチタイム。
観光客が少ないローカルのお店を探しにレッツゴー。
ぶらぶら歩いていたらお目当てのカオソーイを発見。

カオソーイはタイ北部及びラオスの麺料理です。
タイ北部ではスープがココナッツカレー風味らしいのですが、
ラオスのは全くの別物でした。

タイのカオソーイ(タイ国政府観光庁サイトより)
ローカルのお店のカオソーイ

一言でいうとミートソース肉うどんという感じでしょうか。
平たい米麺にトマトっぽい酸味のあるひき肉が合います。
スープは出汁の旨味を感じる優しい味
野菜プレートには、大量のもやし、パクチー、ミント、レタスがありました。
お好みで野菜をぶち込むシステムっぽい(?)

その後、お土産を見たり、丘に登ったりしていたらあっという間に
ピックアップの時間に。

ピックアップ時間の10分前にトゥクトゥクのおっちゃんが来て
ターミナルへ出発。
まさか定刻の10分前に出発するとは。
不安になりおっちゃんに何回も確認するが、合っているっぽい。
無事にバスターミナルに到着。

ラオスーベトナム国際バス

受付でバスチケットを受け取り、時間があるので売店に入ることに。
小学2年生くらいの男の子がレジをやってました。
英語が上手でびっくりしました。
授業で習ってるわけではないらしい。

まだ時間があったので、ベンチでボーっとしていたら、
体がでかいアフリカ系の人に

あなたは日本人ですね?!

と日本語で話しかけられました。
突然の出来事でびっくり仰天。
色々話を聞いていると、ナイジェリア人のジョンという人で、
今から同じバスに乗るそう。
今はラオスに住んでいて、これから1ヶ月間ベトナムを旅するらしい。

アジアの文化が好きで、カンボジア、ラオス、中国に住んだことがあるそう。
ナイジェリアの家では、彼だけ箸を使ってご飯を食べていたらしいです笑

アジアのことを良く知っているからなのか、
見た目だけで僕が日本人だとわかったらしい
韓国人にタイ語で話しかけられたことがある僕としては驚きしかない。
日本語はNHKラジオを聞いて、勉強したらしい。

そんな感じで話していたら、出発の時刻になりました。
僕のチケットは1番だったので、運転席のすぐ後ろの席に座りました。
すると、バスのスタッフが高圧的に

お前は1番後ろに行け!!

みたいな感じのジェスチャーをしてきました。

????????

全く意味不明なまま、泣く泣く1番後ろの荷物置きみたいなところで
寝そべることになりました。
しばらくすると、ジョンもなぜか1番後ろに追いやられて同じ場所に来ました笑
不幸中の幸いでしょうか笑

バスの中はネオン蛍光色で光ってて派手でした。

謎の内装のバス(1番後ろからの眺め)

僕たちの最後尾エリアは意外と広く、
僕、ジョン、ノルウェー人のおっさんの3人でも快適でした。
(この後、更に人が乗ってくることを知らなかった、、)
ノルウェー人のおっさんは体型が
プーさんみたいで可愛らしい人でした。(ちょっと失礼か)

27時間のバス旅がスタート

いよいよ地獄と噂のバスが走り始めました。
寝そべられるので、体勢的にはかなり楽。
縦幅は185cmくらいあったのではないでしょうか。

他の人のブログで、出発から2,3時間後にご飯休憩があると
書いてあったので夜飯は食べていない状態です。
1時間ちょっとで首都からだいぶ離れ、どんどん険しい山道に
なっていきました。

2,3時間後には休憩があるから余裕だ!

そう思っていたのですが、バスの進みがまあ遅い。
ぐらぐら揺れながらゆっくり進みます。
たまに宙に浮くぐらい揺れます
タイヤが良くスタックするので、スタッフが一旦降りて
誘導しての繰り返し。

進まないGoogle Mapの現在地、時計はもう23時を指していました。

この時、初めてこれは相当過酷なやつだと悟りました。


さくっと体験を1記事にまとめたかったのですが、
思った以上の文量になってしまったので、
前編と後編に分けます笑
ここまで読んでくださりありがとうございました🙏


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