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なぜデュエマではアナカラー等のMTGの俗称を未だに使っているのかという話



はじめに


今回筆を取ることになったきっかけはこのツイート。


デュエマやってない人からしたら疑問だろうなと思って今回記事として書こうと思った次第です。

180字じゃ伝わりません。

今回はなんで?って聞かれた時の僕の個人的なアンサーと言う感じなので、あくまで歴史記事とは違うのでご了承ください。

そもそもデュエマは3色カードが少ない

色の組み合わせが自由なデュエルマスターズに置いて2002年の1弾の頃から3色の組早生自体は存在したわけですが、実際に3色カードが出たのは2007年の極神編となります。

つまり3色カードが出るまでに5年もかかってるんですね。

じゃあ出たならそこからデュエマ独自の名前作ればいいじゃんって思われるかもしれません。

しかし先ほど3色カードが出たのは極神編と言ったのであたかも1年間3色カードが供給されていたかのように感じられるかもしれませんが、実際には1弾~4弾のうち、3色カードが入っていたのは2弾と3弾だけ。(サイクルにもなってない)

つまり期間で言えば半年しか3色カードは供給されなかったわけです。

もしこの時点でカード名を元に色の組み合わせを表すなら・・・

レモンカラー トリーヴァ

ゲオルグカラー ドロマー

牢獄カラー  クローシス

キリューカラー デアリ

ロマネカラー リース

サードニクスカラー デイガ

キリンカラー  シータ

ヒャックメーカラー ネクラ

ジョゼヴィルバートカラー ラッカ

パラドックスカラー  アナカラー

これを見た非DMPの方は何だこいつらと思うかもしれませんがご安心ください。

この記事を見ている大半のDMPもそう思っています。

当時時点でも有名カードは牢獄、キリュー、ロマネスク、ヒャックメーくらいでまぁ多めに見てゲオルグとレモンを有名としても残りは・・・

というかこいつらサイクルにもなってないし(弾跨いでる)ジョゼヴィルバートに至ってはこいつしか選択肢がありませんでした。

こういうのって名前言った時にすぐ連想できるレベルじゃないとダメだと思いますがこれじゃ話になりません。


じゃあその後はどうなんだって話ですけど、その後また通常弾で3色カードが出てくるのは2011年まで待たなくてはなりません。(しかもそんなにいっぱいいるわけでもない)

ようは何が言いたいかと言うとデュエマの3色カードってそもそもそんなに数がなかったんですよ。

そして2010年にはすでにネクラ超次元やドロマー超次元のような俗称を使った名称がすでに流行ってしまっていたと。

じゃあその後でも作ればいいじゃんって思うかもしれませんがそれも難しい話がありまして・・・

2007年当時のカードプールでは難しいって話をしたんですが今なら行けるかっていうと結構怪しいんですよね。

だってドロマーとか20年以上デュエマの歴史がある中で未だにこれだけしかいないんですよ。

しかもほとんどは強くない。

一応イエスザナドゥとミラクルスターは環境である程度存在感を見せているので何の色を言っているのか伝わるくらいの知名度はあるかもしれませんがこの二つのカードが出たのは去年です。
(というかザナドゥカラーとか言っても「は?」って顔される)

というわけでなんで未だにMTGの俗称使っているかと言えばこれが答えです。

とにかく数が少ないので当然サイクルも少ない(というか全色分カバーできるサイクルは多分ない)し、ぱっと言って伝わる有名カードが各色にない。

これが僕の思う結論です。

ちなみに一応デドダムカラーみたいな新しい呼び名は出てきてはいます。

ただこれが各色の組み合わせにないとそこまで浸透はしないよねという話です。(というかデドダムでこれが起こるかは別としてデッキ名にデドダムって入ってるのにデッキにデドダム入ってないみたいな自体も起こりうる)


おまけ なんで色呼びしないの?という件

じゃあ俗称じゃなくて色呼びしたら?って思うかもしれませんが、色呼びって色々と面倒なわけですよ。

書く時読む時の話でいくと

赤青緑
赤緑青
青緑赤
青赤緑
緑赤青
緑青赤

これ全部シータカラーのことなんですけど、書き方は6通りあります。
(数で言えばこれが10個もある)

赤青とか青赤とかの2色ならともかく、これでは読みにくい。

というか書くときにしたってこれ全部「あかあおみどり」って7文字も
打ち込んでる訳ですよ。(めっちゃ面倒だった)

だったらシータって書く方が早いし、パッと見た時にもわかりやすい。

そして口で呼ぶときにも問題が。

現代デュエマの代表的なデッキでアナカラージャオウガというデッキがありますが、これはだいたいアナジャと略されます。

でこれがもし色呼びで青黒緑ジャオウガだったら略せないわけですよ。

なぜなら青黒緑全部言わないと伝わらないので。(そもそもアナカラーが略称みたいなもんなわけで)

略出来ないものに関しても
ラッカペトローバと赤白青ペトローバどっちが言いやすいかって話です。

こういったところから。

略称使ったほうが便利かつデュエマ独自の略称を用意するのが難しいということでしばらくはドロマーとかアナカラーとか使うんじゃないかと思います。

まぁ初心者に対してとかだとちゃんと色呼びした方がいいとは思いますが、ある程度知識がある人どうしだと俗称の方が便利なわけです。
だから残ってる訳で。

補足
じゃあそもそもなんで3色カードは少ないのと言う部分に関してですが、僕は開発の人間でもなんでもないので推測にしかなりませんがクリーチャーや呪文がそのままマナになるデュエマにおいて3色色が出せてかつ強いカードはあまりにも強すぎるから調整が難しいからと言うのがあると思います。(一昔前のデドダムとかね)

なので各色を代表するカードが出てくるレベルで強いカードが出てくるのは難しいかと。

とはいえ近年はインフレが進んできてるので強いサイクルが出てくる日も遠くないかもしれません。

今回はここまで。


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