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「素直」のちから

「お父さん、どうしてちゃんとごめんなさいって言わないの?
自分が悪いんやから、謝るんあたりまえやん。」

小学生の頃、
謝る事が下手な父が不思議で仕方なくて、
母に質問したことば。

批判じゃなくて、
純粋に不思議で仕方なかったんだもん。
トイレ行ったのに手を洗わないくらいの、あたりまえの疑問。

なぜだか
あの時の不思議でしょうがなかった気持ちと
その場で話した感覚をすごくリアルに覚えてる。

大人ってムズカシイ。

たまに姪っ子たちに会うと、
恥ずかしげもなく「大好き」って言ってくれる。

可愛いなぁ、嬉しいなと思いつつ、
ちょっと恥ずかしくて返答に困る。

あ、わたし、
あの頃のお父さんと同じになってるなー。

気づいて
そんなオトナな自分が嫌になる。

「ごめんなさい」
「ありがとう」
「大好き」

自分の飾らない気持ちを
ハダカのまんま見せるのって、
恥ずかしいし、怖い。

そんな感情を見せたくなくて、
表情を殺したり、
怒ったような顔をしたり。

オトナって複雑。

仕事をしていると
”事実”や”情報”を伝えることが優先されて
本当はそこにある
大切な”感情”をわざと見せないようにしてきた。

「仕事だから。」

「頑張ったとか、認められたいとか、
そんなもの関係ない。」

鎧をいっぱい着て、
自分の中の大切な
柔らかい部分に蓋をしてる。

それが正しい部分もあるけどさ、
ほんとはそれって違うんじゃないかな。

効率的にするつもりで、
息苦しくなってる。
結果的に、非効率にすらなってるのかも。

最近会う人の中で、
魅力的だなーって思う人。

いつでもまっすぐに目を見て話してくれる。
いい大人の男性だけど、
照れた時は
「恥ずかしいですね。」って言いながら、
はにかんだ笑顔を見せてくれる。

それだけ。

ただそれだけのことが、とても魅力的。

そっかぁ、
それでいいんだ。

実はすごくシンプル。

「恥ずかしい」
「自信がない」
「なんて言ったらわかんない・・・・」

そんな感情も含めて、
飾らずに素直に表現できる人って
とっても魅力的。

ウソがないから信用できる。安心できる。
単純に可愛くて、愛される。
ファンになるから、
仕事もし易いし売上もあがる(笑

世界はいたってシンプル。

そんな
カッコ悪さや恥ずかしさも表現できる
シンプルで魅力的な大人になりたい。

なんって思いから、
最近は毎日こんな駄文を書いております。

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