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「やりたいこと」ってやつを考える

起業ブームにあんたも翻弄されているかい?

やりたいことをやって生活する。最近よく聞くフレーズだよな。

でも実際のところ、「やりたいこと」なんてものをきっちりと言葉に出来る人ってレアだと思うんだよな。

そもそもそんなことを考えるなんてこと、俺たちロスジェネは考える余裕もなく来ちまったもんな。
だとすれば、これからの世の中を生きていく子どもたちに俺たちオッサンは何を伝えていけばいいもんだろうね?

今回は、この起業というキーワードに対して子どもたちがどんな風に接していったらいいのかを考えてみる回だ。

まあまあ難しいテーマだけれど、まあ考えてみようや。

子供と一緒に「起業」を考えてみても面白そう

今回この「起業」というキーワードをくれたのは高橋晋平さんという方のこの記事だった。

なんでも小学2年生の子供と親が一緒になって遊べるボードゲームらしい。

扱っているテーマは「起業」子供と一緒になって起業体験しながら遊べるってものらしい。
すげぇ気になる。
ということで、俺は一瞬で買うことを決意してポチリ。
遊んでみたら、また記事にするかんね。

で、このゲームを作られた高橋さんはこのゲームのポイントを以下のように語ってくれている。

そして、僕がこれをおススメする本当のポイントは、果たして、お父さんお母さんは、子供に正しく商売を教えて、黒字に導けるかどうか、なのです。
出展:高橋さんのnote

なんつーの?超エキサイティングじゃね?

俺たちオッサンは長いこと会社という組織の中で利益を追求してきているわけだけれども、その仕事が出来ているのは確実に会社の看板ありきのことだと思う。

一緒に仕事をしたお客さんの中には俺の仕事に満足してくれた人もいたとは思うが、それはあくまで会社員としての俺の仕事っぷりに対する満足だ。

起業するってことは、その看板を自分でこさえるってこと。
それがどんだけ難しいのか、想像することでさえ難しい。

そのことを小学生が体験してみるってことの価値はものすごいことになりそうだよな。

仕事の概念を捉え直す

俺たち会社人は仕事のことを「ノルマをこなす」ものとして捉えていることが多いよな。

あんたのところにも「予算」があって、「計画」があって、「管理」があるよな。
俺たち会社人にとっては、計画の策定と実行と調整が全てだと思いがちだ。

まあ、それも間違っちゃいないんだが、この記事の中で高橋さんは凄くシンプルに表現してくれている。

事業の基本は、「商品を生み出す→売って利益を出す」です。商品には、プロダクト・サービスなどいろいろな形がありますが、単純に言うと、例えば1000円で作ったものを10個仕入れて、2,000円で全部売る。そうすると儲けは1万円。利益率は50%です。
出展:高橋さんのnote

いわゆる「ど基本」の捉え方だ。

俺たちはチッコイときにこの「ど基本」をお店屋さんごっことかをして体験していたはずなのに、いつの間にやらその感覚を置き忘れてきたらしい。

いまや、ネット上には星の数ほどの起業アイディアやら「放ったらかしで毎月○○万円の利益!」とか怪しげな情報商材やらで溢れかえっている。

もちろん怪しげな情報商材の中にも短期的にはうまくいくものもあるとは思う。
でも、どんな商売をするにせよ、「商品を生み出す→売って利益を出す」の前提を忘れてしまうと、自分の中の軸ってもんがなくなっちまうよな。

商品には価値が必要。つまり商品を生み出すためには価値を生み出す必要がある。

その価値ってもんが「誰」の「何」のための価値なのかってやつをターゲット選定でやっていくわけだ。

やり方動画を見てみると、そのへんのこと「トーク」して進めていくゲームってことらしい。

俺たちが「やりたいこと」

このゲームの最初の「トーク」で「その会社は誰を喜ばせるか」ということを話すタイミングがあるらしい。

一番最初に考えるのはお客。

これまたど基本だな。

でも「やりたいことをやって生活する」って言葉の中にはこの「お客」が全く登場してこないんだよね。

お客を言葉の中に含めるとしたらこうなるかな。

「大好きな人を喜ばせて生活する」

なんか、このほうが好きな自分になれそうだよな。

さて、あんたはどうだい?

今日は誰を喜ばせてやろうかね?

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