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他人は変えられないのだから

こんにちは。

今日は、他人のことをあまり考えすぎるのは良くないよということを記事に書きたいと思います。

今の時代、SNSの発達で他人のことを無意識に考えてしまっている人も多いのではないでしょうか。私自身は、SNSはほとんど見ていませんが、他人のことが気になってしまい無意識に考えていることがよくあります。

ですが、この前の記事に書いた通り他人は基本的に変えることはできません。

考えてみれば、自分のことすら難しいということは、身に染みて感じていると思います。であれば、他人を変えることなんてもっと難しいです。

にもかかわらず、私たちの感情は他人のことで毎日のように悩み考えてしまい、最終的にはうつ病などの精神病を患ってしまう人もいます。この記事を書いている私自身も一度、適応障害になりました。今も、人間関係には悩まされています(職場、プライベート両方)。私自身への戒めも兼ねてこの記事を書きたいと思います。

1、人間関係に悩まされる私たち

人間関係。今も昔も変わらず、人間の悩みのトップにくるものです。

以下のデータは、リクナビNEXTより引用したものです。退職理由の内訳です。

1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%)

この内訳を見てみると人間関係に起因するものは、1,3,6位が当てはまるでしょう。全ての割合を合算すると43%となります。このデータは、本音ランキングなので、かなりの割合で人間関係で仕事を離職せざるを得なかったということが挙げられるでしょう。

いかに人間関係で退職する人が多いかということがわかるデータかと思います。※このデータは、100人の転職経験者からとっているものなので、人数的に足りないという反論もあると思いますが、これが100万人でも大きくは変わらないと思います。

「私たちは仕事から離れるのではない。会社の人間関係から離れるんだ」ということを聞いたことがあると思いますが、実際にネットで調べるといかに人間関係からの退職が多いかということがわかると思います。

2、退職したら解決するか

では、退職したら人間関係の問題は無くなるのでしょうか。自分の気の合う人とだけ付き合うと人間関係は良好に保つことはできるでしょうか。

確かに心底嫌な奴のことを毎日見ることはなくなりますし、退職後は解放感に浸ると思います。実際に私が前職を退職した時もそんな感じでした。最初の1週間は、です。

しかし、1週間以上経過すると、仕事をしてない自分に焦りを感じてしまったり、このまま社会復帰できないのではないか、仮に社会に復帰してもまた人間関係で適応障害に追い込まれるのではないのではないか、と無意識に不安な感情が押し寄せてきました。

実際に人間関係で退職したとしても人間関係からは解放されましたが、収入は途絶えてしまいますし、また別の悩みが押し寄せてきます。

とはいえ、パワハラ、セクハラで苦しんでいるのあれば直ちにその場を離れるのがいいと思います。某アニメで「金は命より思い」という台詞がありましたが、自分の命を犠牲にしていいことは基本的にないと思います。自殺してしまうと周囲の人への精神的なダメージ、家族への経済的なダメージは計り知れません。

基本的に生きている限りは何かしらの悩みがついてくるものだということは学校での経験や10年以上の社会人経験から学びました。

であれば、生きている限り自分に負の感情を呼び起こすことを避けることはできないということを受け入れることがとても大切だと思います。

3、人間の行動や価値観

日本には1億人以上の人がいます。そして、基本的には個人の利害や価値観に沿って行動しています。その中で、利害や価値観があった人と友達や恋人になります。社会人になるためにも会社の採用活動の中でもお互いの価値観が合わないと会社からの内定通知が出ないです。

ということは、世間一般的に語られているような友情、恋愛感情、運命の赤い糸というのは、基本的に上の延長線上でのことに過ぎないと考えています。

なので、人間関係についてもあまり深く考えない方がいいと思います。各個人がそれぞれの利益や価値観に沿って行動しているのだから自分がその価値観に合っているのであればいいですし、そうでなければ、自分から離れるということも大事だと思います。

職場であれば、パワハラ、セクハラの問題は現代の大きな社会問題としてあげられています。これらのことで被害を感じているのであれば、無理にその場所に居続けなければいいと思います。今の時代、人手不足なので、転職のという行動を起こせば新しい職場は見つけます。とはいえ、いきなり仕事がなくなり収入がなくなると生活が苦しいという人もいらっしゃると思います。であれば、職場の上司や相談窓口に相談することが大切だと思います。会社としても何も相談されずに無連絡で欠勤されたり、いきなり退職しますと言われる方が辛いですから。

悩むのは会社だけではなく、プライベートの人間関係もそうですね。家族はなかなか離れることも難しいと思いますが、友人や恋人とは合わないとおもえば、別れる、連絡を断つということもできます。この行動には勇気が必要ですが、人間関係で神経をすり減らすよりかはずっといいと思います。

4、他人が変わらないのであれば自分が変わる必要があるのか

他人を変えることは非常に難しいというのは、これまで記事にした通りだと思います。

では、自分が変わる必要があるのでしょうか。答えとしては、半分NOになるのではないのでしょうか。上でも書いた通り、自分を変えることも非常に難しいことです。

ただ、他人の行動や考え方とは違って変えることができるのも自分の行動だと思います。時間の使い方や他人から言われた時の考え方、受け止めかたなど変えようと思えば変えられることはあると思います(これでさえ非常に難しいことではありますが)。

ですが、自分の考え方の元となる部分、自分の大切にしている考え方や行動は無理して帰る必要はないと思います。他人や世間、科学的に正しいからというのは世間に多く出回っていますが、自分は自分でいいという感覚も非常に大切な感覚だと思います。

無理に他人に合わせる必要はないですし、自分の大切にしていることを軸に1日1日を進んでいけばいいと思います。

5、まとめ

今の世の中には自己啓発本やSNS、メディアの発達など自分自身が足りないのではと思わせるようなことがたくさんあります。

しかし、毎日雨風、寒さを凌げて寝る環境やプライベートの時間もあるのであれば、それは十分に幸せなことだと思います。もちろん仕事がつまらない、人間関係が限界という人もいらっしゃると思います。私自身もそうでしたから。

ただ人間関係というのは、フリーランスで完全に一人で生計を立てるのではなければ、どこに行ってもつきまとってくるものです。であれば、他人は変えられないのだから変えられることに集中することが大切だと思います。

職場を変えてもいいですし、雇用形態だって無理に正社員に拘らなくてもいいでしょう。私自身も今は契約社員として派遣契約を結んで取引先の企業で就労していますが、今の場所に定年まで就労することは考えていませんし、今の職場でIT関係の基礎的なスキルを身につけて次の職場で活かしたいと考えています。

外野の雑音が大きい現代だからこそ自分のしたいことに集中することが大切だと考えています。

私は、家にテレビを持っていませんが、テレビを持っていないことでニュースを見るような無駄な時間は削減されていますし、この記事を書くような時間を確保できています。

1日5分だけでいいから、将来のことを漠然でも考えることが大事です。

外野の声を聞くことなく自分の将来のしたいことは何か、将来の自分はどんな人になりたいかを考えることは非常に大切です。

この記事を読んで他人に振り回されずに自分の将来を積極的に考える気になっていただければこれほど嬉しいことはありません。

記事は以上になります。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。


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