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若者たちの気持ちについて

こんにちは。

今回は、先日図書館から借りて読んだ下記書籍について記事にします。

何かと取り上げられるZ世代について非常にわかりやすく説明されている本で1日で全て読み終えてしまいました。

サラリーマンのアラフィフの父親とZ世代の20代の息子が入れ替わるというストーリーに解説を交えながら進めます。

ストーリー自体も非常にわかりやすい内容です。そして、今のZ世代と呼ばれている若者について非常にわかりやすく解説されています。

著者の牛窪恵さんはテレビでもよく見かけますね。私は、さんまのほんまでっかTVで初めて見ましたが、非常にわかりやすく物事を説明されていた印象があります。

Z世代とは

そもそもZ世代とは具体的に何歳までの若者のことを指すのでしょうか。

Zといって思い浮かべるものは、ももクロ?ドラゴンボール?マジンガーZ?など世代によってさまざまだと思います。私は、ももクロとドラゴンボールが1番最初に思い浮かびました。

Z世代と検索すると以下の説明が出てきました。

【Z世代の意味・語源】
元々はアメリカから伝わった世代分類を指す言葉で、ジェネレーションZから生まれました。
(Z世代の親世代はX世代、Z世代とX世代の間のY世代もありますが、概ね「世代を表す言葉」と認識しておけばいいでしょう)

【Z世代の年齢】
Z世代の年齢は大体25歳以下の若い世代を指しています。これから社会の中心となっていく世代ですが、企業のサービス内容によっては、この世代が中心の場合もあるでしょう。

「クリエイト転職サイト」より引用

おおよそ25歳以下の若者を指す言葉ということになるでしょう。

印象としては、コロナ禍の中で大学、高校という学生時代を過ごした若者のことを指すことが多いのではないでしょうか。

書籍では、このZ世代の若者の特徴について非常にわかりやすく紹介しています。

書籍では、Z世代は「コミュ力世代、ノー密世代、二刀流世代、先祖返り世代」という4つのセクションに分けて紹介しています。

先祖返りについては個人的に?という感じでしたが、他のセクションについては非常にわかりやすく納得できる内容でした。

詳細は本を読んでいただければいいと思いますが、個人的に非常に参考になったを紹介します。

ノー密

ノー密とは、コロナ禍の中で生まれた「三密」という言葉に対して著者の牛窪氏が名付けた造語です。
「秘密、親密、厳密を嫌うこと」として、著者が紹介しています。若者の恋愛や友人関係に特徴が見られると書かれています。

インターネットやSNSの発達で深い関係というよりは、いいねやフォロワーなどの数を重視する傾向が見られるそうです。
逆に家族、恋人などの深い関係になると問題が起きた時に面倒ということで毛嫌いする傾向にあるそうです。芸能人の不倫などSNSはすぐに炎上するという怖さを知っている世代だからこそあまり親密な関係を好まないというのは非常に納得です。

「ヤマアラシのジレンマ」という用語があります。近すぎると心地悪くなり、離れすぎると寂しくなるという人間関係の心理状態をまさにわかりやすく紹介している概念です。

今は、コミュニケーションのツールが様々ですので、人間関係、コミュニケーションに非常に敏感な若者の気持ちを非常にわかりやすく紹介していると言えるでしょう。

ラブホで割り勘、ソフレ、すきピ

読んだ内容の中で1番驚いたのが、ラブホについての内容です。

単刀直入にいうとラブホは、男女がS○Xする場所で、利用料金は男性が支払うという印象でした。

不倫や風俗利用の需要もありますから、市街地から少し離れた人目につきにくい場所(高速のICやラブホの密集エリア)に立地している印象があります。

しかし、本の中で紹介されたラブホの利用方法は、主人公の翔一(中身は父親の正太)が友人のミサポンとラブホを利用して、女性のミサポンが全額利用料金を支払ったというものです。それに対して、ミサポンから割り勘を提案されたという内容でした。

女性側も2人でホテルを共有したのだから、割り勘は当然という意見が紹介されていました。とはいえ、その意識がある人は全体女性の4割程度と半分もいっていないです。

そして、もっと衝撃的だったのは、「ラブホのレジャー化」です。
先に紹介した通り、ラブホというと利用したことは他人には秘密にしたいものという印象があります。
しかし、本の中で紹介されていたのは、ゲームやカラオケ、DVD鑑賞、添い寝だけで利用し、S○Xはしないという利用方法でした。
いわゆるソフレ(添い寝フレンド)というもので、そんな形の利用方法があるのかと非常に驚きました。
ソフレ以外にも好きピ(好きな人)という言葉でも紹介されました。上で紹介したノー密の考えの一つで親密な恋愛関係を嫌い、様々な恋愛リスクを避ける今の若者世代の代表的な考え方かもしれませんね。

確かにラブホ女子会というのもブームになりましたし、若者の恋愛離れや風俗離れが叫ばれる昨今、ラブホテルの大きな需要となりそうです。

鍵アカ、裏アカ、本アカ

若者にとってSNSというのは、公私で欠かせないコミュニケーションツールとなっています。

だからこそ怖さも人一倍心得ているということで書籍では、鍵アカ、裏アカ、本アカと紹介されています。

鍵アカというのは、鍵付きアカウント。非公開で特定の人しか投稿したり閲覧することができないアカウントのことです。
裏アカというのは、本来のアカウント(本アカ)とは別のアカウントで少々過激なことを呟くときに利用するものです。

そして、本アカは正式な本人のアカウント。これらを使い分けて、SNSの脅威から少しでも身を守っている印象です。

個人的には、アカウントは一つしか持っていませんし、そもそもツイッター自体を滅多に利用しないので、なかなか複数アカウントを持つ理由は理解できませんが、頻繁に呟く人にとってはアカウントを冗長化することは大事なことかもしれません。

コスパとタイパ

最後に紹介するのはコスパとタイパです。

コスパはコストパフォーマンス(費用対効果)、タイパ(時間対効果)のことです。

かけた費用や時間に対して、その程度の満足度があるのかということでZ世代を中心に使われた言葉という印象です。

コスパとタイパが意識された社会的な要因としては、やはりIT社会の発達ということになるでしょう。
膨大な情報の中でいかに有益な情報を得ることができるか、そして活かすことができるか、いかに費用を抑えることができるかということに注目が集まるのは至極当然のことだとは思います。

今よく言われる若者の〇〇離れというのはコスパとタイパの意識を反映されたものと言えるでしょう。

例えば、若者のお酒離れ。以前はお酒は大事なコミュニケーションツール、酒は百薬の長などと言われました。しかし、今の若者にとってみれば、お酒でよっても次の日気分が悪くなるし、健康を害するので、コスパもタイパも最悪ということでお酒離れが進んでいるのでしょう。これはタバコ離れにも同様のことが言えるでしょう。

車離れ、結婚離れ、恋愛離れなども膨大なお金がかかるのに対してあまりにも効果が悪いということで進んでいると思われます。特に東京や大阪などの大都市では公共交通機関が発達していますから、わざわざ高いお金を支払って自家用車を所持する必要はなく、必要な時だけレンタカーやカーシェアを利用すればいいというのは至極自然な考え方のように思います。

モノ消費からコト消費、さらにエモ消費へ

この意識の変化は消費面でも大きな変化を迎えます。

今の時代、生活に必要なものはなんでも揃っています。逆に若者の車離れやテレビ離れのように以前は生活必需品だったものを手放す人も増えています。
私自身もテレビや車を今は所持していません。
テレビもねえ、ラジオもねえ、クルマもねえというのは若者の単身世帯にとってはもはや普通の光景になっているのではないでしょうか。

代わりに増えたのは、経験を重視するコト消費です。音楽フェスやライブに若い人が集まることやインスタグラムへの映え重視ということにも表れています。
モノを消費するにしても先に紹介したコスパやタイパが非常に重視されます。そのものを買ってどんな体験や喜びが得られるかということが非常に大事になるでしょう。最近でいえば、ゼルダの伝説の新作が大ヒットした背景にあるのがこれでしょう。

この概念は何も企業のマーケティング以外にも非常に参考になるでしょう。
noteなどで文章を書くにしても、その文章を読むことで喜びや感動を与えることができるかという点が非常に大事ということでしょう。

最後に

書籍の中で紹介された中で非常に感銘を受けた部分のごく一部を紹介しました。

この記事で紹介した以外にも就活や仕事についての意識など様々な若者の意識が非常にわかりやすく紹介されています。

また、マーケティングのフレームワークとしてSTP分析、イノベーション曲線、カスタマージャーニーマップ、PEST分析の解説も行われており、マーケティングの勉強にも非常にわかりやすいです。

「最近の若い人は〜」と壁を作るのではなく、最近の若い人の意識にはこういう傾向があるのかと視野を広げることは本当に大事なことだと思います。

もちろん、若い人は〇〇だと決めつけるのは良くないです。あくまで傾向なので。
ただ、コロナ禍という特殊な時代を経験した世代だからこそ非常に参考にできる部分もあると思います。

SNSやネットのコメントを見ると自分の考えから逸れる人に対して攻撃的になる人が多数散見されます。

いろんなん考え方が存在する中で社会は成り立っていると思えば、生きることも楽になると30代になって改めて思います。

今回紹介した本でなくても読書をすることで自分の世界が広がりますから、是非何もすることがないという人は読書してみてはいかがでしょうか。

今は、Kindleなどで家にいながら電子書籍を読むこともできますから、非常におすすめです。

記事は以上になります。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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