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AJCC最終結論

こんにちは。

今週は、中山競馬場でAJCC、中京競馬場で東海Sが行われます。GⅠに向けてどちらのレースも有力馬が始動するレースですが、今回はオーソクレースの今年初戦となるAJCCを取り上げたいと思います。

1、先週の重賞回顧

その前に先週のGⅠを簡単に振り返ります。

先週の3重賞は京成杯でオニャンコポン、日経新春杯ではヨーホーレイク、愛知杯ではルビーカサブランカが勝利しました。

この中でも特に話題になったのは京成杯のオニャンコポンでしょうか。名前のインパクトが非常に強く、アニメ進撃の巨人に同じ名前のキャラクターがいるので、アニメファンの間でも非常に話題になりました。

名前ばかりが取り沙汰されていますが、中山の新馬戦では番手から抜け出して押し切り勝利、続く出世レース百日草特別でも早めから抜け出して勝利して一躍クラシック候補に挙がりました。この百日草特別は前年にエフフォーリアが勝利したレースでもありますから、期待も広まりました。その後の、ホープフルSでは調教の動きもイマイチで力を出しきれませんでしたが、直後の京成杯では紅一点差し競馬で勝利しました。この勝ち方は非常に強いですし、中団からの競馬で結果を出せたことは収穫の大きいです。父のエイシンフラッシュは京成杯を勝利し、日本ダービーを勝利しましたが、その偉大な父親に肩を並べることができるか。次走の皐月賞の走りに注目したいですね。

そして、ルビーカサブランカで愛知杯を勝利した武豊騎手はこの勝利でデビューから36年重賞勝利という今後生きている間には破られないであろう偉大な記録をさらに更新しました。今年は、朝日杯FSを勝利したドウデュースとのコンビもありますし、飛躍の1年にできるか注目したいです。

日経新春杯は、ステラヴェローチェに注目が集まるレースでしたが、このレースを勝利したのは日本ダービー以来のレースとなったヨーホーレイク。ステラヴェローチェを力でねじ伏せた内容は非常に強かったですし、古馬になってからさらに力をつけた印象です。2着に敗れはしたもののステラヴェローチェも内容自体は悪くないですし、次走に期待したいですね。

以上、先週の重賞の簡単な回顧でした。

2、AJCC有力馬について

それでは、今週の注目レースAJCCについて取り上げます。

まず、有力馬についてです。

まず、去年は春のクラシックシーズンの休養を余儀なくされ、秋から始動となったオーソクレースです。9ヶ月ぶりのレースとなったセントライト記念では、復帰戦で3着で菊花賞の権利獲得と最低限の結果は出しました。その後の菊花賞では、タイトルホルダーが大逃げするレース展開の中でも、中団からしっかり伸びて2着を確保しました。

今回は、その菊花賞2着以来のレースとなります。1週前にしっかりとWで追い切りを消化して、最終は坂路で軽めの調整となりました。状態は8割程度といったところでしょうが、このメンバー相手には好勝負必至でしょう。

対するは、毎日王冠3着、天皇賞・秋6着のポタジェでしょうか。天皇賞・秋はエフフォーリア、コントレイル、グランアレグリアという強力な相手でしたからその中での6着というのは決して評価を落とす必要はないと思います。毎日王冠までは、馬券外になったことがない堅実な走りが魅力です。最終追い切りでは、3頭併せで期待の3歳馬リアドに先着を許す形となりました。多少不満は残る内容にも見えますが、友道調教師のコメントは悲観していません。追い切りで遅れてもしっかりと長めの追い切りをこなしているのは、決して悪い材料ではないですし、今回も非常に楽しみですね。

他にも去年の秋に今回と同じ中山2200Mのセントライト記念を快勝しているアサマノイタズラ、中日新聞杯で5着と復調の兆しを見せたキングオブコージなど今年の飛躍を目指す好メンバーが揃った印象ですね。

3、AJCCレース展開予想

続いてレース展開を予想したいと思います。

メンバーを見るとどうしてもハナに行きたいという馬はおらず、スローペース濃厚でしょう。

このメンバーでハナに行きそうなのは、アンティシペイトでしょうか。前走のアルゼンチン共和国杯では番手からレースを進めました。あとは、ここ数戦はダートを使っていますが、ダンビュライトも先行力のある馬なので前にいくことにはなるでしょう。

展開面で注目しているのは、川田騎手騎乗のポタジェ。川田騎手はご存知の通り積極的にレースを進める騎手なので、今回どんな形でレースを進めるかは注目が集まります。ポタジェのレースの結果を左右することになりそうです。

オーソクレースは、中団からポタジェの出方を伺いつつレースを進めることになりそうです。ルメール騎手は、自信を持ってこの馬に騎乗するでしょう。

今の中山競馬場の馬場状態は比較的前残りが多い印象ではあるので、各馬早めに仕掛けることになりそうです。中山2200Mは、急坂を2回登る非常にタフなコースなので、最後はスローペースでも総合力が問われるレースになりそうです。

今の馬場状態とスローペースから勝ちタイムを予想すると2分11秒代前半でしょうか。スピード、パワー両方が問われる形になりそうです。

4、AJCC予想

それでは、AJCCの予想に行きたいと思います。

◉6 ポタジェ

◉はポタジェにしました。◉にした理由としては、比較的内枠に入ったことと川田騎手ですから比較的前で積極的にレースを運ぶことからも展開面での有利面がオーソクレースより強いと考えたからです。

どの馬が逃げるかは非常に難しいですが、先行して抜け出して粘り切るような展開に持ち込むことができれば、非常に有利でしょう。

能力的にも天皇賞・秋こそ6着に敗れましたが、それ以外は3着以内を確保している内容は非常に高いと考えていいでしょう。特に強調したいのは、2走前の毎日王冠3着です。1、2着馬はGⅠを勝利している馬ということを考えるとこのメンバーの中に入れば能力上位と考えていいでしょう。

川田騎手も非常に信頼できる騎手ですし、ここも期待したいところです。

◯9 ボッケリーニ

相手本線はボッケリーニ。ボッケリーニは、初の中山への遠征となりますが、鞍上は今ノリに乗っている横山武史騎手と非常に信頼感の高い騎手です。重賞は中日新聞杯勝利を含めて非常に安定した実績を誇っています。

初の中山への遠征と当日のテンション面が非常に鍵にはなりますが、積極的に競馬をすれば上位進出の可能性も非常に高いと考えています。

今回のレースはオーソクレース、ポタジェといった上位能力の馬2頭の馬がいますからレースもしやすいと思います。

2頭ともこの時期ですから完全の状態というわけでもないですから、一発を秘めている可能性はあると思います。

鞍上の期待込みでの◯評価としました。

▲11 オーソクレース

▲は、オーソクレース。4歳馬で秋の復帰から安定した成績を残していますし、このメンバーでは当然能力上位でしょう。

ただ、追い切りの動きを見ると3ヶ月ぶりということを感じさせるような動きで、状態的には80〜90%という感じです。

そして、外枠からの発走、マークされる立場ということを考えると楽な競馬にはならないでしょう。

ここで勝ち切るようなことがあれば、当然春のGⅠでも非常に楽しみになります。

春のGⅠシーズンに向けてオーソクレースの走りには注目したいですね。

以下△10ラストドラフト(AJCCは2年連続3着とコース相性は非常にいい馬です。冬のこの時期に好成績をあげているだけに注意は必要でしょう。ただ、ここ2年よりこれまでの成績は良くないだけにどこまで走れるか)8アンティシペイト(この馬は、長距離戦を中心に勝ち上がってきたスタミナ豊富な馬です。逃げてペースを緩めることなく底力での勝負となれば上位進出の可能性もあるでしょう)

印は以上になります。人気どころではキングオブコージを無印としました。最内枠というのは、悪くないと思いますが、3番人気というのは思ったより人気している印象ですし、中山競馬場もこの馬にむいている印象もないので、思い切って無印としました。

記事は以上になります。今年の中長距離路線は、多くの名馬が引退したことでエフフォーリアの相手候補が混戦模様となっているので、この混戦ムードから抜け出す馬が出てくるか注目したいですね。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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