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東京〜大阪間を昼行高速バスで移動しました

こんにちは。

今回は、東京〜大阪間を昼行高速バスで移動したので、その模様を記事にします。

結論から申し上げると非常に快適でしたし、8時間近い移動時間も長くは感じませんでした。
混雑している新幹線のぞみ号で2時間30分で移動するよりも個人的には快適でしたね。

その辺りも踏まえて記事にするので、参考にしていただければ嬉しいです。

昼行の東京〜大阪の料金について

今回利用したのは、JAMJAMライナーのバスタ新宿10:40発〜大阪梅田モータープール18:30着の便でした。

到着地の梅田モータープール

料金は、窓側席指定で5,700円、席指定なしで5,200円でした。出発4日前に席予約を行ったので、出発直前となるともう少し高くなると思いますし、繁忙期や曜日によっても金額は変わると思います。ただ、日曜日の朝発の便としては非常にお手軽なお値段だと思います。

他の高速バス会社や夜行バスと比較しても値段的には安いと思います。同じ時間のJRの昼行便が7,000円くらいかかったので、それと比較しても1,000円以上安いですし、後述する新幹線や飛行機と比較しても安さは歴然です。

新幹線で東京から大阪までの片道切符を利用した場合は、のぞみ号自由席利用で13,870円、所要時間は2時間半となっています。所要時間の差は歴然としていますが、のぞみ号自由席は非常に混雑しますし、自由席の窓側を確保したい場合は、出発の前から並ぶ必要があるでしょう。

飛行機の場合は、時期や予約のタイミングによって大きく運賃料金が変わります。出発の1ヶ月以上前に予約するとANAの旅割やJALの先得で10,000円もかからずに搭乗することが出来ます(※ただし、この割引プランはキャンセル料が100%かかることもあるので、要注意。格安航空についても同じことが言えます)。
しかし、直前に普通運賃で予約した場合は20,000円以上かかります。
所要時間は、50分で到着するので、移動時間としては1番早いと言えるでしょう。

ただし、飛行機の場合は空港までの移動時間や空港到着後の搭乗手続きや受託手荷物を預けたり、到着後の受け取り、離陸するまでの滑走路の移動時間など運行時間以外の時間が結構かかります。
なので、トータルで考えると東京〜大阪間は新幹線で移動した方が時間的には早いというケースも多いと思います。

料金面では圧倒的に高速バスに軍配と言えるでしょう。鉄道のように用地買収で線路を建設する必要がありませんし、運行コストにかかるコストも鉄道や飛行機と比較すると安く済むことができるのは想像に難くないです。決して、所要時間がかかるから安いとか事故のリスクが高いから料金が安いというのではないです。

なお、高速バスでも昼行と夜行バスがあります。需要が高く、料金も高めに設定されているのが夜行バスで比較的料金が安く設定されているのが昼行の高速バスです。

夜行の場合は、鉄道、飛行機といった競合相手がいないのと利用者の需要が大きいので割高になります。東京〜大阪の夜行バスの3列シートは、安くても8,000円前後はかかります(曜日によりけりですが)。
ただ、夜行バスを利用することで宿泊代を節約できる、夜の時間を移動できるなど利用客の利点があります。

一方の昼行バスは、同じ時間帯には新幹線が走っていますし、飛行機も飛んでいます。スピードでは圧倒的に負けます。特にホテルの代わりになるというわけでもないです。なので、昼行バスは安さと快適さで勝負します。

昼行バスの快適性

では昼行バスの快適性についてです。

車窓から流れる景色をゆっくりと見ることができる


高速バスの魅力は車窓からの景色をゆっくりと眺めることができることでしょう。

写真は綺麗に見えた富士山の写真ですが、高速バスの車窓から30分くらいはゆっくりと眺めることが出来ました。
新幹線だとゆっくりと眺める余裕もなく通過してしまいます。飛行中の飛行機からは天気が良ければ、ゆっくりと眺めることが出来ますが、富士山方向の窓側から出ないとゆっくりと見ることが出来ません。

それ以外にも立派なジャンクションや都心を軽快に駆け抜けていく都市高速の景色など高速道路上からしか見ることが出来ない景色を見ることができるのは、高速バスの大きな魅力と言えるでしょう。

PA、SAでゆっくりと過ごすことができる



昼行の高速バスの魅力は途中のPA、SAでゆっくりと休むことができることです。
今回利用したバスの途中の休憩は海老名SA、遠州森町PA、土山SAの3箇所で休憩をとりました。

海老名SAは、非常に有名なので言わずもがなですが、他の2つのPA、SAもとても綺麗なPA、SAでした。

休憩時間は、海老名と遠州森町で20分、最後の土山SAでは40分もありました。最後の土山SAは順調に走行したので、多めの休憩時間が割り当てられたらしいですが、概ね20分の休憩時間を取ることが出来ました。※休憩時間は各バス会社や路線によって異なります。乗車時間が短いほど休憩時間は短い傾向にあると思われれます。

夜行バスでは、なかなか休憩をゆっくりと取るということはないでしょう。路線によっては、乗客用の休憩がないという路線もあります(仙台発東京行きのJR夜行バスドリーム号は休憩なしの夜行バスでした。)。休憩ができたとしても基本はトイレと飲み物などの簡単な買い物くらいですから、PA SAをゆっくりと見て回るということはないでしょう。 

ゆっくりSA,PAを見て回ることができるのは、昼のバス便の大きな魅力です。

シート周りの設備が快適

高速バスは昼行、夜行どちらも基本的には快適に長距離乗車することを目標に作られています。

なので、シート周りの快適性は抜群です。フットレストもついていますし、バスによっては、レッグレストもついています車両もあります。乗車したバスを見ると3列シートでは完備されていることが多く、通路を挟んで2×2の4列シートは付いていない車両が多い気がします。

今回乗車したJAMJAMライナーにも上記2つはついていました。他にもサイドテーブルがついていたので、SAで購入した昼ごはんなどをバス車内に持ち込んで快適に食べることが出来ます。高速走行時は揺れが結構あるので、パソコンを置いて作業したり、動画を見たりするのは厳しいです。
実際に置いてみましたが、かなりガタガタと音がして不安定なので非常に危ないです。

もちろん、座席には充電用のコンセントも完備されています(充電用なので、他の用途では使用できない)。

特にフットレストが本当に快適で何時間も乗っていられるくらいです。鉄道で立派なフットレストがついているのは、自分が乗車した中では近鉄特急ひのとりくらいだと思います。

3列シートであればプライベート空間も十分に確保できる

高速バスには通路を挟んで2×2の4列シートの車両と通路を挟んで1×1×1の3列シート(稀に2×1)の車両があります。

後者の3列シートは隣に人がいないので、プライベート空間が確保できるというのが大きいです。

隣に知らない人がいるか否かは乗り心地にも大きく関わってきます。

新幹線にも飛行機にも隣に人がいないということは休日はなかなかないです。
隣に人がいない中でフットレストに足を置きながら車窓に流れる景色をただ眺めるだけでも非常に贅沢な時間です。

昼行バスのデメリット

メリットもありますが、高速バスにもデメリットとなる部分はあります。

新幹線、飛行機よりも移動時間はどうしてもかかる

最大のデメリットはやはり時間がかかるということです。

夜行であれば、時間がかかることも新幹線や飛行機が非稼働の時間帯ということで需要があります。しかし、昼行ともなれば新幹線や飛行機には所要時間では到底太刀打ちができません。

しかも今回乗車した東京〜大阪の昼便は所要時間にすると8時間はかかります。1番早い7時東京発の便を利用しても大阪に到着するのは15時過ぎ。
7時発の新幹線を利用すると9時半過ぎには到着していますから、5時間半の時間差は非常に大きいです。

東京〜大阪の所要時間を考えるとなかなか2連休だけだと使いづらい印象です。
大型連休など時間にゆとりがある時に利用するのがいいでしょう。

移動中の楽しみがないと辛い

高速バスの場合は、新幹線や飛行機と比較しても長時間乗車することになります。

景色をゆっくり見るというのもいいですが、高速道路の景色はほとんどが単調な景色でもあります。

なので、移動中の楽しみは何かしらあったほうがいいでしょう。本やゲーム、動画でもいいと思います。何かしら移動中の車内でやることは決めておいたほうがいいです。

渋滞、通行止めなどで到着時間が大きく遅れることがある

高速バスのルートは高速道路ですから、当然トラックや一般車両も多数走行しています。

休日や出勤帰宅ラッシュの時間帯は渋滞が発生する箇所もありますから、渋滞が発生すると当然到着時刻の遅れが生じます。
バス会社もある程度の渋滞は織り込んでダイヤを組んでいますから、極端に1時間以上も遅れるということはほとんどないです(逆に順調に進んだらと着予定時刻よりも20分30分早く到着することもあります。)。しかし、通行止めに遭ってしまうと当然大幅な遅れになってしまいます。

特急列車や飛行機などの乗り換えがある場合は、1時間くらいの予定は空けて予約するのが無難だと思います。それか、特急列車は事前に予約しても大きく料金が変わるわけではないですから、事前に予約せずに到着してから予約するのが確実です。

最後に

東京〜大阪の高速バスでの移動は長くて退屈にならないかなと思いましたが、決してそんなことはありませんでした。

普段見ることのない景色を車窓から見ることは楽しいですし、SAやPAも綺麗で充実していますから十分に楽しむことが出来ました。

ただ、東京〜大阪間の8時間という移動時間はやはり長いですから、2日間の休みだと少し時間が足りないかもしれないです。
長期休暇や学生の移動としては、非常にいい方法だと思います。

以上、参考にしていただければと思います。

記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。





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