こんにちは。

　今日は、東京競馬場で3歳馬によるダートGⅢユニコーンS、阪神競馬場では牝馬限定のハンデGⅢマーメイドSが行われます。

　この記事では、ユニコーンSの予想を中心に書き、マーメイドSは予想の印を書きたいと思います。

１、ユニコーンS予想

　では、まず3歳馬のダートGⅢユニコーンSについて書きます。

①出走メンバーを見て

　出走メンバーを見るとかなりの大混戦ですね。素質であれば、ラペルーズでしょうが、前走の青竜Sの敗因が不可解です。この馬の取捨選択は大事になりそうです。

　ここ２戦のパフォーマンスが非常に高いのはケイアイロページ。２走前は、直線で2着以下を突き放す快勝、前走も2着テイエムマジックを突き放し、重賞でも非常に楽しみな馬です。

　他にもクリーンスレイト、カレンロマンチェコと連勝中の馬は多く、前走のレースレベルの見極めとレース展開予想と馬場状態は非常に鍵になってくるでしょう。

　実際に人気を見ると1番人気のラペルーズが単勝オッズ５倍を超え、7番人気までが単勝オッズ一桁という大激戦です。

　かなり難解なメンバー構成と言えると思います。6年連続でGⅠ馬が出ているダートの出世レースですが、今年のメンバー構成を見ると中々一筋縄ではいかない気がします。

　前走のレースレベルの比較が非常に難しいですが、あえて比較を行うならば、

青竜S>>阪神１勝クラス（ケイアイロページ）>昇竜S>端午S>その他という感じでしょうか。

　やはり青竜Sはメンバーも揃っていましたし、1400M通過は同日に行われた３勝クラスよりも早い通過タイムでした。レースレベルとしても非常に高いですが、この人は馬場状態が異なるため、上位入線馬をそのまま着順通りに受け取るのは危険な気がします。

②レース展開予想

　出走メンバーを見ると逃げ先行馬はそこそこいますが、人気馬は差し追い込み馬の方が多いので、ペース自体はミドルペースになりそうです。

　逃げるのは、２戦連続で逃げているカレンロマンティコでしょうか。ゲンパチフォルツァも最内枠に入ったので、番手にはつけそうです。ピンクカメハメハ、プロバーティオ、ローウェルも前に行きそうなので、この辺りの馬たちが先行集団を形成しそうです。

　人気馬では、ラペルーズ、サンライズウルス、クリーンスレイトは中団待機からじっくり脚をためて行くでしょう。

　展開のポイントとしては、先行争いがどこまで激しくなるかと人気各馬の仕掛けどころとなるでしょう。

　直線では、迫力のある各馬の差し脚比べとなりそうです。

　昨日は、雨の重馬場で早い時計が出ていたので、今日も時計は早くなりそうです。ペース次第にはなりますが、1分35秒台の時計は出そうです。

②馬場状態考察

　続いて、昨日行われたレースから東京競馬場のダートの馬場状態を考えていきます。昨日のダートは重馬場で非常に早い時計が出ています。ダートの中では、比較的差し追い込み馬も届きやすい競馬場ですが、重馬場でスピード決着となると先行馬には有利でしょうか。

　では、昨日のレース結果を見ていきます。

東京9R  青梅特別（3歳以上２勝クラス）　ダート1600M

ハロンタイム 12.5 - 10.9 - 11.4 - 12.2 - 12.2 - 11.6 - 12.1 - 12.7
上り 4F 48.6 - 3F 36.4 　勝ちタイム1.35.6

　1000M通過は59.8とペースは流れました。勝ったのは道中2番手追走から直線で抜け出して押し切った1番人気ウインドジャマー、これは仕切の違いでしょう。2着は、外から差し脚をのばした8番人気ヨンク。3着は6番人気バイシュナバナ。

　2着以降は、差し追い込み馬が入線。勝ったウインドジャマーは３勝クラスでも十分通用する強さだったと思います。

　ユニコーンSと同じ距離で行われたレース。今日の馬場状態次第で時計は変わってくると思いますが、ユニコーンSのレースを占う上ではかなり参考になると思います。

東京11R  スレイプニルS  ダート2100M  3歳以上OP

ハロンタイム 7.0 - 11.0 - 12.1 - 11.9 - 12.2 - 12.5 - 12.3 - 12.0 - 11.9 - 12.4 - 12.7
上り 4F 49.0 - 3F 37.0　勝ちタイム2.08.0

　 11Rも非常に早い流れとなりました。ハロンタイムを見ると11秒台後半〜12秒台前半と前に行く馬にとっては非常に厳しい流れとなりました。

　勝ったのは道中ほぼ最後方にいた5番人気ハヤヤッコ。馬場の外に持ち出し長い末脚を使い勝利しました。2着は、中団待機から馬場の内目から先に抜け出した3番人気バンクオブクラウズでした。上位入線馬は全て差し追い込み馬という極端なレース結果になりました。

→重馬場のダートということで昨日のレースは全体的にペースが流れていましたね。そうなると差し追い込み馬に有利な展開となりますね。当然力があれば、先行から押し切るレースもありますが、容易なことではないですね。

③ユニコーンS予想

　では以上のことを踏まえてユニコーンSの予想をしていきます。

◉７ケイアイロページ

　◉はここ２連勝の内容が非常にいいケイアイロページとしました。前走で2着のテイエムマジックは次走わらび賞を勝利しているので１勝クラスの中でも非常にレースレベルは高いでしょう。

　1800Mからの距離短縮が鍵になりますが、これまでのレースパフォーマンスを見ると重賞でも非常に楽しみです。ペースが早くなれば、差し馬も届きますし、他の有力馬の追い切りの動きもいまひとつなので、ここはチャンスではないでしょうか。

○４ラペルーズ

　相手本線はラペルーズ。前走の敗因がいまいち掴みきれていないのと追い切りの動きも気持ち重いのは気がかりなところではありますが、馬場状態がこの馬には向きそうなことと２走前のヒヤシンスSの内容を見ると当然このメンバーの中でも有力でしょう。

　あとは、パドックの雰囲気がどう出るかでしょう。

▲９ブラックアーメット

　▲は穴っぽいところで、ブラックアーメットにしました。前走の青竜S3着の内容は決して悪くないですし、追い切りの動きもこのメンバーの中ではよく見えました。現在12番人気ということで非常に狙いどころのオッズではないでしょうか。

　東京ダート1600Mという特殊なコースも前走で3着と結果を出していますし、ここでもチャンスはあると思います。

　以下△１０プロバーティオ（東京のダート1600Mでも決して崩れることなく掲示板を確保。人気もないですし穴で一考）１６ルーチェドーロ（展開はこの馬には向く。あとは芝スタートでしっかりスタートを決めることができるか）

ここまでとします。以上ユニコーンSのレース予想でした。

２、マーメイドS予想

　続いて、牝馬のハンデ重賞マーメイドSを予想します。舞台は阪神2000M、ハンデ戦ということで非常に荒れる傾向があり重賞の中でも特に難解なレースです。

　ハンデ戦ということでポイントは各馬のハンデ。トップハンデはアブレイズの56kg。ついで、55kgの馬が多数、1番の軽ハンデはシャムロックヒルとホウオウエミーズの50kgとなっています。

　そして、レース展開。明確な逃げ馬が見当たらず、ペースとしてはスローペースになることが濃厚と見ます。スローペースのヨーイドンとなるでしょう。

　昨日の阪神は重馬場開催。時計も2~3秒程度かかっていた印象です。開幕週は通常逃げ先行馬が有利な傾向がありますが、今年はペースが早くなれば差し馬も届いている印象です。馬場がどこまで回復するのかが一つの大きな鍵になりそうです。

　ただ、今年のメンバー構成を見ると先行した馬の方が有利でしょう。以上のことを踏まえて予想したいと思います。

◉７レッドベルディエス

　◉は人気があまりありませんが、レッドベルディエスにしました。前走のヴィクトリアマイルはGⅠということでメンバーレベルが非常に高かったためこの敗戦は仕方なし。その前の３勝クラスを勝った内容が非常によく、2着のアカイイトは今回人気しているソフトフルート相手にも好走しているので、ハンデ53kgも加味して◉としました。

○１２アンドラステ

相手本線はアンドラステ。調教の動きが非常によく、半年ぶりの実戦でも十分にやれるでしょう。ハンデが55kgと半年ぶりの実戦にしては見込まれた印象がありますが、このメンバーの中では実績上位。十分にやれるでしょう。岩田望来騎手ここは重賞制覇の大きなチャンスなので頑張って欲しいですね。

▲８ソフトフルート

　▲はソフトフルート。去年の秋華賞3着馬。1着デアリングタクト、2着マジックキャッスルですから、このレース3着の価値は非常に大きいです。その後は、中々勝ちきれないもどかしいレースが続きましたが、前走は外から一気の末脚で快勝。

　ハンデ55kgはやや見込まれた感がありますが、十分やれるでしょう。横山和生騎手どんなレースを見せるのか重賞勝利なるか非常に楽しみです。

以下△９イズジョーノキセキ（ハンデ52kgは魅力。前走京橋Sでもソフトフルート相手に先着を果たしています。現在1番人気と過剰人気の感じは否めませんが、注目の1頭でしょう）１４サンクテュエール（この阪神のトリッキーなコースに川田騎手。重賞勝利の実績もありますし、前走福島牝馬S3着で復調の予感。十分にチャンスはありそうです。）

予想は以上にします。正直なところかなり難解な１戦で自身はあまりないです😅。ただ、人気が非常に割れているのでこちらのレースも当てれば高配当が期待できるので、賭ける人はパドックの状態面もしっかりチェックしたいところですね。

　記事は以上になります。今週は２重賞とも非常に難解なので、無理にかけることなく、来週の宝塚記念に回すのも一つの手だとは思います。賭ける人にとって、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

　最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。