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Mリーグ セミファイナル展望

こんにちは。

先週の11日でMリーグレギュラーシーズンが終了し、来週から早くもセミファイナルがスタートします。

3/21〜4/8までセミファイナルが行われ、6チーム→4チームに絞られます。

1、レギュラーシーズン回顧

まず、簡単にレギュラーシーズンを回顧します。

レギュラシーズンの構図を簡単に書くと、チーム雷電が非常に苦しみ、その他の7チームが混戦模様とという流れでしたね。

終盤に苦しんだ赤坂ドリブンズが7位で後退しレギュラーシーズン敗退となりました。

そんな中で印象的であったことを書きます。

①新加入選手の活躍

EX風林火山の松ヶ瀬プロの開幕戦からの3連投やKONAMI麻雀格闘倶楽部の伊達朱里紗プロの105,500点の最高スコアが非常に印象でしたね。2選手ともシーズンの後半までMVP争いに加わりましたし、レギュラーシーズンでは強烈な印象を残しました。

セガサミーフェニックスの東城りおプロも大きなトップを獲得するなど今シーズンプラスで終えることができました。これからのMリーグでも活躍が非常に楽しみなプロだと思います。

逆に苦しんだのはチーム雷電の本田プロとEX風林火山の二階堂瑠美プロ。本田プロは、チームも非常に苦しかったですし、やむなしかと思います。強さは、EX風林火山のオーディションでも十分に発揮していると思うので来シーズンに期待したいですね。

瑠美プロは、最後に藤沢監督と勝又プロと少し今シーズンは守備に寄りすぎてたという話し合いをしていたらしいですが、確かに初戦から少し消極的な選択は目立った印象です。まだ、セミファイナルシーズンも残っていますからそこで天衣無縫の麻雀を魅せて欲しいですね。

また今年KONAMI麻雀格闘倶楽部に新加入した滝沢プロも期待された通りの活躍でした。格闘倶楽部に入ったことで攻撃的になった印象です。守備力は抜群でしたからそれに攻撃力まで磨きをかけるとさらに強くなった印象がありますね。

KONAMI麻雀格闘倶楽部は選手の交代もありましたし、今シーズンどこまでやれるかなと感じていましたが、この2選手の活躍を見ると優勝争いには間違いなく絡みそうです。魔王佐々木寿人プロもレギュラーシーズン最終盤で3連勝して勢いを戻しつつあります。

以上、新選手の活躍についてでした。

②個人MVP争い

終盤はセミファイナル進出チームがほぼ決定する中で注目されたのは、個人MVP争いでしたね。

瑞原プロが抜け出す中で、沢崎プロ、松ヶ瀬プロ、伊達プロ、滝沢プロが迫る展開でした。最終戦でひたひたと迫った沢崎プロと瑞原プロが直接対決で上の順位になった瑞原プロがMVPを獲得しました。

最後の半荘、本当にオーラスまでどちらが先着するかわからないハラハラする展開でしたが、瑞原プロがMVPとなりました。終了後、沢崎プロがおめでとうと握手を瑞原プロに差し伸べたシーンは今シーズン屈指の名シーンでしょう。

2、セミファイナルシリーズ

セミファイナル、6チームはほとんど差のない中でセミファイナルを迎えることとなります。なので、セミファイナルはどのチームも気を抜くことができないと思います。

レギュラーシーズンのポイントは半分になってしまうことを考えると1位で通過したパイレーツもセミファイナル敗退という可能性も十分に考えられます。

そして、そのパイレーツ。セミファイナルで敗退してしまうと来季は最低1人のメンバー入れ替えということになってしまいます(※2020シーズンから起算して2シーズン連続同じメンバーで4位以内に入れなかったチームは、その翌シーズンにおいて最低1名の入れ替え、または選手追加によるチーム編成の変更を義務化。)。

なので、なんとかセミファイナル通過でメンバー入れ替えを避けたいところでしょう。瑞原プロのMVPという活躍もありますから今シーズンは優勝争いに食い込んでほしいところ。

昨シーズン優勝したEX風林火山も虎視眈々と連覇を狙っているところでしょう。レギュラーシーズンは0.1ポイント差で4位での通過となりました。この0.1差が大きいです。セミファイナル最終戦を打つことができるので、4位のポイントを見ながら打つことができるので、この有利さは非常に大きいです。昨シーズンもセミファイナル最終戦をギリギリの通過から優勝しました。

個人的に巻き返しに期待しているのは、6位のKADOKAWAサクラナイツ。レギュラーシーズンでは、内川プロと岡田プロの調子が上がらない中、終盤は沢崎プロと堀プロでチームを支えました。特に沢崎プロはMVP争いまで絡みました。セミファイナルでは、内川プロと岡田プロの活躍に期待したいところです。

渋谷ABEMASはやはり多井隆晴プロの安定感がすごいです。レギュラーシーズンは連続でプラス200以上のスコアを叩き出しています。ただ、レギュラーシーズンとは異なり、セミファイナル、ファイナルは若干苦しんでいる印象はあります。多井プロのセミファイナル以降の活躍は絶対に必要になりますから注目です。松本プロ、白鳥プロ、日向プロにも注目したいですね。

セガサミーフェニックスは、魚谷プロが最終戦で苦しみましたが、総合力としては非常に高いものがあり、2019シーズンでは最終戦まで優勝争いを演じたので、セミファイナルでの奮起を期待したいところです。

3、セミファイナルシリーズ展望

最後にセミファイナルシリーズを展望したいと思います。

まず、レギュラーシーズンの結果は以下のようになっています。

1位 U-NEXTパイレーツ         188.6pt

2位 渋谷ABEMAS              164.1pt

3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 124.5pt

4位 EX風林火山                         92.2pt

5位 セガサミーフェニックス   92.1pt

6位 KADOKAWAサクラナイツ 88.5pt

この順位を見ての通り、1位から6位までの差はほとんどないと言っていいでしょう。競馬で例えるなら、スロー勝負の直線のヨーイドンという雰囲気です。

1位通過のU-NEXTパイレーツでも全く予断を許さない状況となっています。1日で連ラスとなれば、パイレーツでも一気に脱落するくらいの差となっています。

なので、セミファイナルからはまた新たなステージが始まることになると考えていいでしょう。

4位通過さえできれば、優勝の可能性はあるので、どのチームがファイナル進出となるのか非常に楽しみですね。

それまでギャンブルや少し印象の悪かった麻雀のイメージを一新したMリーグの功績は非常に大きいです。時期が、10月〜4月のプロ野球オフシーズンというのもいいですね。是非ともこの後もプロ野球のオフシーズンで楽しめるコンテンツとして今後も発展してほしいですね。

記事は以上になります。3月、4月にかけてのセミファイナル、ファイナルは本当に楽しみましょう。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。

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