見出し画像

高時給とリスク・それでもキャバ嬢を選ぶ?

あまり更新できていないnoteですが、反応が良かったので前回につづいてキャバ嬢の時給が高すぎる理由(批判じゃありませんよ)について、もう少し書いていきたいと思います。

労働の対価であるはずの給与ですが、これは物の値段と同じであり、需給のバランスでその価格が決まります。能力や経験が大事であって欲しいとは思いますが、その能力を欲しいと思ってくれる人が大勢いなければ、いくら特別な能力を持っていたとしても給与は上がりません。

キャバクラ業界では、お客さんが好むような容姿をもっているキャバ嬢の人数が足りない事が高時給になっている理由なのですが、容姿の良いキャバ嬢が集まらない訳には、そもそも成り手が少ないという事実もあります。

水商売は昔から賛否両論ある仕事ですが、キャバ嬢においては年収数億円を稼ぐカリスマたちがいます。その姿がSNSで拡散される現代、憧れて成り手は増えていきそうなのですが、時給が下がらずに、常に上がり続けているのは、常に売り手市場であり、成り手が少ないことが原因です。

成り手が少ないのは水商売が一般とはかけ離れた世界であり、大学卒業者の生涯賃金をはるかに上回る収入を獲得できる可能性があるとは言えども、その働き方や環境が良くない未来に繋がっていってしまう。と考える人が多いからです。

  • 金銭感覚が麻痺してしまう。

  • 繁華街特有のトラブルや様々な誘惑がある。

  • 一般的な常識が必要とされない世界なので覚えられない。

これらはよく言われる事であり、働いている人は気付いていないというより、むしろそれが自分の生き方だと感じていて、キャバクラ業界やお客さんもそれを受け入れてくれます。

ですが、多くの人は引退後、否が応でも一般の社会に馴染んでいかないとなりません。いくら高収入だとしても、働く事ができるのは30代まで。フルタイムでの共働きが当たり前になりつつある今、その後の就職も考えないとなりません。

こういった事がリスクと考えられる為に、成り手が少ない訳なのです。

キャバ嬢の方の多くは弊社代表愛沢と同じように『楽して稼げるから』という理由でキャバ嬢になった方が多いのではないでしょうか?今だったら『SNSで有名になりたいから。』という方もいるかもしれません。

キャバクラのある繁華街はどこも小さな村のようで、狭い世界です。SNSでは有名人ですが、芸能人とは違って実際に街で働いています。一定期間働けば街は知り合いが増え、SNSのフォロワーも伸びていって自身が有名人になった気がします。お客さんには良いお店に連れていってもらえて、ハイブランドやハイジュエリーのプレゼントももらう事もできます。

キャバ嬢という仕事をしていれば、誰にも何も言われない上に、お店はキャバ嬢の事を最大限気にかけてくれます。

目指すのはフォロワーが数万いるインスタグラマーのようなキャバ嬢。
キラキラしていて、憧れてしまう人も多いとは思いますが、引退後のキャリアや、キャバ嬢でいる事のリスクを真剣に伝えてくれる人は滅多にいません。

キャバ嬢として消費されるのか?キャバ嬢を利用しつつ、引退後のために地道な努力を続ける事ができるのか?後者であればその後の人生においても有利になりそうな気がします。

8年前、26歳の愛沢が書いた著書『キャバ嬢社長』には、親や学校が言っていた努力には意味がないと思っていたが、キャバ嬢という仕事で努力の必要性を知った。ということが書いてあります。

ここでいう努力とは、キャバ嬢として努力する他に(それは当然)、キャバ嬢以外の価値を作る事です。しかし、InstagramやTIKTOKのフォロワー数を増やすという事ではありません。

それもその後のキャリアにはそれも必要な事かもしれませんが、インフルエンサーだけの収入では生活する事ができず、それができるのは本当に一握りだけです。

あとは仕事をするか結婚するかになるのですが、仕事をするのであれば一般的な常識と仕事をする上でのスキル、結婚するのであれば一般的な金銭感覚と一般常識をつけていかないとなりません。

これをキャバ嬢として働いている頃からやっておいた方が良いと愛沢も言っていて、徐々にわかってきてくれてるそうなのですが、まだまだ難しいのが現状だそうです。

キャバ嬢は年収も高く、今や憧れとなる職業。昔と違ってTVやファッションショーにも出れる時代です。

ですが、それにはリスクがあります。そういった事を十分理解してキャバ嬢時代を過ごす事ができれば、引退してからももっと活躍できるのではないでしょうか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?