漫画「この音とまれ」より学んだ、作品を表現することについて、根本的な考え方とは?

一音をしっかり丁寧に出す練習から始めます。

一音⁉︎今さらそんな基本から⁉︎

出来ていないからやるんです。さ 弾いてください。
「この音とまれ!」アミュー

こんにちは、好きになる女性は計算してから決めて、好きになったら、真っ直ぐに愛を伝えるあきらです。一番、恋愛に向かないタイプですねhahaha。彼女が出来ない理由は、きっと彼氏がいてもいいという条件が入ってたからでしょうw

さて、今日は障害等級6級とカテゴリに入るほど、耳が悪い私がリズム感を身につけるために参考にしている漫画を紹介します。

👉「この音とまれ!」

こちらの漫画が扱っているテーマは「箏」。弱小高校箏曲部に不良だった久遠が入部してきた。久遠の祖父は箏曲部をつくった初代部長であり、箏をつくる職人だった。しかし、久遠の祖父は久遠の取り巻きだった不良に襲われ、亡くなった。久遠は祖父が大事にしていたものがどんなものか知りたいと箏曲部に入部したとあかす。

1巻は導入なので、軽く流して読めば大丈夫です。2巻から箏ががっつり入ってきます。

リズムのことだけでなく、作品について、大きな気づきを与えてくれる漫画で、特に印象に残った言葉を抜粋します。


「大事な人に大切な言葉をなげかけるように弾いてごらん。音は言葉で上手く気持ちを伝えられない人のためのもう一つの言葉だよ。」
「ゴールなんかないわよ(…)だから、すごく難しい、人間と同じ。理解したいなら、ひたすら向き合うしかない。音がこっちを向いてくれるまで」
「一音一音がまるで命をもってるみたいに響いてー…ただ楽譜通りに弾けたところで、それはまだ曲でも何でもない」「そこから曲想を練って、弾き込んで自分のものにして初めて人に届く曲になる」
「音ってのはな、心を響かせるもんなんだ」「そんで曲ってのは作った人間の心そのものだ」
「お前ら、まず圧倒的に“音楽に触れる量”が少ないんだよ。出来る限り沢山優れた音楽を聴け。そんで色んな音と表現を知れ。自分の中に吸収しろ。音楽性をうんと養え。」
「地味な演奏なのに、すげえ惹きつけられる。間の取り方、テンポ、まるで計算されてるみたいなタイミングで、あるべき場所にあるべき色で、静かに音が積もる」
「前向きな演奏ーつまり“陽”の表現をするには“陰”の表現も絶対に持っておいた方がいい。その方がずっと曲が深くなる」
「ーまた音かわった、強くなった、前よりさらに響く…まだうまくなんだ、こいつ」

そして、今回一番伝えたいことがこちら。

伝えるためには表現したいイメージとイメージを表現するために必要な技術が伴っていること。

「いまのお前らに一番必要なのは技術の底上げだ」
「一音をしっかり丁寧に出す練習から始めます。一音⁉︎今さらそんな基本から⁉︎出来ていないからやるんです。さ 弾いてください。」
「みなさんは一音一音への気の配り方がまるで足りません、一音を軽く見て、雰囲気で弾けた気になっている」

そうなんです。ノンバーバル(言葉を使わない身体表現)においても、一つ一つの動作(所作)か本当に何よりも大事になります。動きを詰め込むのではなく、一つ一つの動作(所作)をどれだけ大切に置くことができるか、かなり大事になってくるんですね。

演奏を聞いている方、演技を見ている方に対して、作品に対しての向き合い方、そして、上達するためには、伝わった状態になるには、どうするか、沢山のヒントが「この音とまれ」という漫画に隠されていると感じました。

初心に戻り、一つ一つがつながり、伝わるように生活習慣や心構えを改めていきます。

11月23日札幌イベントぜひ、ご来場ください

【北海道 画家とクラウンによるライブアート×パントマイムイベント】

「傘がそこにあったのだ」
〜芸術の秋、札幌で産まれた新しい表現を観に行こう展〜

あなたの日常に色を灯します。

■日時
11月23日(土)13時半開場
14時から16時まで3回に分けて公演を実施します。

16時から17時までプチ打ち上げ!!

■会場
&vogue clie 2階
〒060-0053 北海道札幌市中央区南3条東2丁目
https://goo.gl/maps/jN9WtE5vF8FmfZ5M6

北海道テレビ塔から徒歩6分

駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください

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